商工中金、株式会社北浜造船鉄工に対しシンジケート型債務保証(前受金返還保証)を組成
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商工中金、株式会社北浜造船鉄工に対し総額7億2,000万円のシンジケート型債務保証(前受金返還保証)を組成
商工中金(青森支店)がアレンジャーを務め みちのく銀行、青森県信用組合、秋田銀行が参加し、フェリーやタグボートなどの造船業者である 株式会社北浜造船鉄工(本社:青森県青森市、代表者:細川英邦)に対し、総額 7 億 2,000 万円のシンジケート型債務保証(前受金返還保証)を組成した。
<以下、リリース>
2020 年 10 月 29 日
商工中金
シンジケート型債務保証 前受金返還保証第 1 号案件!
地域金融機関と協調し、ジブチ共和国向けODAプロジェクトに取り組む
株式会社北浜造船鉄工様を金融面からサポート
商工中金は、シンジケートローンなどの取り組みを通じて、地域金融機関と連携し、中小企業の金融の円滑化を図っています。
商工中金(青森支店)は、株式会社北浜造船鉄工様(本社:青森県青森市、代表者:細川英邦様)に対し、総額 7 億 2,000 万円のシンジケート型債務保証(前受金返還保証*)を組成しました。本シンジケートは、商工中金がアレンジャーを務め、みちのく銀行、青森県信用組合、秋田銀行が参加しており、地域金融機関との協調により、その組成が実現したものです。(*発注者から前受金を受領した後、輸出者が契約に違反した場合、前受金の返還を担保することを目的とする保証)
同社は、フェリー、港湾作業船やタグボートなどの造船業者です。陸奥湾の民間事業者として唯一全長 60mのドックを保有し、幅広い造船需要に対応しています。
今回、同社は、日本・ジブチ共和国間のODAプロジェクト、タジュラ湾海上輸送能力強化計画の一環として全長 50mのフェリー建造に取り組みます。同フェリーは山岳地域が多く道路整備が遅れているジブチ共和国の北部と南部を海路で結び、食料や水、燃料などの生活必需品の運搬に使用されます。
商工中金は、本プロジェクトが発展途上国の社会インフラであり、地域の開発促進や経済格差の是正につながるものと考え、事業性評価を通して同プロジェクト明細を作成し、同情報を地域金融機関と共有。大型海外プロジェクトに必要となる前受金返還保証を地域金融機関と協調して組成しました。
商工中金は、持続可能な社会の実現に向けて、中小企業の皆さまの「SDGs(持続可能な開発目標)」に貢献する取り組みを積極的にサポートしてまいります。
【本シンジケート保証の概要】
組成金額 | 7 億 2,000 万円 |
アレンジャー兼 エージェント |
商工中金 5 億 1,000 万円 |
参加金融機関 | みちのく銀行、青森県信用組合 各 9,000 万円 秋田銀行 3,000 万円 |
契約締結日 | 2020 年 9 月 30 日 |
【同社が建造したカーフェリー】
【株式会社北浜造船鉄工様の概要】
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