オリコの請求書カード払い(OBS)とは。 法人カードで資金調達ができる!

オリコの請求書カード払い(OBS)とは。 法人カードで資金調達ができる!

オリコ OBSは請求書カード払い サービス

「オリコの請求書カード払い(OBS)」は、取引先から受け取った請求書の支払いを銀行振り込みから中小企業向けビジネスカードなどのクレジットカード払いに簡単に切り替えられる法人向け後払いサービスです。

オリコ請求書カード払い(OBS)

法人クレジットカードを活用したサービス

オリコの請求書カード払い(OBS)は普段使っているクレジットカードをそのまま使って、請求書の支払いを最大60日延長できる中小企業のための新しい資金繰り改善手段です。

カードのポイントも貯まりファクタリングより手数料が安く、与信審査もなくネット手続きだけで手軽に短期の資金調達ができるので、中小企業や個人事業主からの人気が急上昇中です。

オリコ請求書カード払い(OBS)の仕組み

オリコ請求書カード払い(OBS)サービスは、オリコ EX Gold for Biz などの法人カードを展開する株式会社オリエントコーポレーション(オリコ)が、法人向け後払い決済サービスとして評判が高い「DGFT請求書カード払い」を展開する株式会社デジタルガレージと提携し2023年4月24日にリリースした新しい中小事業者向けの資金調達サービスです。

オリコ請求書カード払いサービスの正式名称は【OBS Orico Business payment for SME オリコの請求書カード払い Powered by Digital Garage】と言いますが長いので「オリコ請求書カード払い(OBS)」としています。 SMEは”Small and Medium Enterprise”の略で海外で中小企業を示す言葉としてよく使われます。

日本国内において、特に中小企業同士の事業者間取引における決済や支払いは、前払いか請求書を発行して後日銀行振り込みにより支払う”掛け払い”が一般的です。

創業して間もない事業者や小規模法人、個人事業主は資金繰りに余裕がない企業が多く、最長60日後に銀行引き落としされポイントも還元されるクレジットカードで代金を払いたくても、取引先がカード決済手数料や決済代行会社との手続きのわずらわしさからカード払いによる決済を受け付けていないことが一般的です。

オリコ請求書カード払い(OBS)は、売り手の事業者がクレジットカード決済に応じていなくてもオリコが支払代行事業者として事業者間決済の間に入り、簡単な手続きで銀行振り込みの代金決済を法人カードなどのクレジットカード決済に切り替えることができるサービスです。

オリコ「OBS」サービスのメリット《オリコ「OBS」サービスの仕組み》

これによりオリコ請求書カード払い(OBS)を利用する企業は、カード引き落とし日まで支払いを先延ばしすることができ、結果的に資金を調達したことと同等の資金繰り対策が可能になり、カードのポイントも貯まります。

オリコ請求書カード払い(OBS)のメリット

《オリコ「OBS」サービスの流れ》

2022年から普及し始めた”請求書カード払い”サービス

オリコ請求書カード払い(OBS)のようなクレジットカードを利用して支払いを先延ばしすることで、簡単に資金繰り改善ができる仕組みは「請求書カード払い」と呼ばれ2022年から普及しはじめました。

普段から利用しているクレジットカードを使うので与信審査が必要なく、手数料も3~4%程度と安くネットで簡単に手続きができるメリットが評判となり、融資でもビジネスローンでもない、ファクタリングにも代わる新しい資金調達手段として人気が高まってます。

オリコもラボル社と提携して「ラボルカード払い」というサービスを昨年秋から提供を開始、デジタルガレージも「DGFT請求書カード払い」というサービスを昨年末から提供しています。

オリコ請求書カード払いの類似サービスは決済事業者や大手カード会社からリリースされ既に10種類を超えており、ビジネスローンやファクタリングより手軽に資金調達をしたい中小事業者から人気が高まっています。

類似サービス比較こちら

オリコ請求書カード払い(OBS)と類似サービスとの比較

オリコ請求書カード払い(OBS)のサービス概要

サービス名 OBS オリコの請求書カード払い
支払い
延長期間
最長60日
利用額上限 カード限度額まで
初期登録費用 無料
月額費用 無料
手数料 3%
※振込金額が1万円以下の場合は一律330円
UPSIDER
利用(※)
2%
対応カード
ブランド
Visa
Mastercard
JCB
使える
クレジットカード
法人カード
個人カード
手続き日数 最短即日 
支払い日数 最短5営業日
対象 法人
個人事業主
ポイント還元 あり
審査 なし
担保・保証人 なし
運営会社 株式会社オリエントコーポレーション(オリコ)
運営協力 株式会社デジタルガレージ

UPSIDERカードはポイント還元率が1%以上なので、実質的に手数料が1.0%~1.5%安くなるのと同等の効果があります。

オリコ請求書カード払い(OBS)は、Visa、Mastercard、JCBと日本で普及している3大ブランドのカードに対応しているのでまず困ることはないでしょう。 3つのブランドのクレジットカード、デビットカード、プリペイドカード(JCBを除く)が利用できますが、デビットカード、プリペイドカードはメリットがなくデメリットだけなので、ビジネスカードなど事業者用のクレジットカードを使いましょう。

オリコ請求書カード払い(OBS)のメリット

支払いを最長60日間延長、資金繰りが改善できる

オリコ請求書カード払い(OBS)最大のメリットは支払い期日を最長60日間延長できることで、資金繰りの改善に貢献します。

審査なし・担保なしの簡単手続き

オリコ請求書カード払い(OBS)は”請求書情報”と”カード情報”を設定するだけなので、審査や書類提出などの面倒な手続きは必要ありません。

普段利用しているクレジットカードが使える

オリコ請求書カード払い(OBS)はVisa、Mastercard、JCBブランドのクレジットカードであれば、法人カードやビジネスカードはもちろん個人カードなど普段利用しているカードがそのまま利用できます。

取引先にバレない

オリコ請求書カード払い(OBS)から取引先に代金が振り込まれる際に、振込人名義を設定できるので取引先にはバレません。

ポイントも貯まる

オリコ請求書カード払い(OBS)を利用した支払いであればクレジットカードのポイントが貯まります。

すべての請求書に対応

オリコ請求書カード払い(OBS)は、日本国内の事業者から受け取った支払い方法が銀行振り込みの請求書であれば対応できます。

上場企業が提供するサービス

オリコ請求書カード払い(OBS)は、みずほフィナンシャルグループ企業で東証プライムに上場する株式会社オリエントコーポレーションが提供するサービスなので安心です。

オリコ請求書カード払い(OBS)のデメリット

オリコ請求書カード払い(OBS)のデメリットは現状以下の通りとなります。

アメックスやダイナースカードが利用できない

オリコ請求書カード払い(OBS)はアメックスとダイナースカードに対応していません。

手数料がかかる

オリコ請求書カード払い(OBS)は利用手数料として3%がかかります。

銀行振り込みよりは高くなりますがファクタリングより安く、オンラインだけの簡単手続きでカードのポイントまでたまるので、銀行融資やビジネスローンとは違う新たな資金繰り改善手段の選択肢となります。

クレジットカード限度額内しか使えない

オリコ請求書カード払い(OBS)は銀行振り込みをクレジットカード払いに切り替えるサービスなので、利用されているカードの限度額以上の支払いはできません。

最長60日まで

オリコ請求書カード払い(OBS)を使って支払いを先延ばしできる期間は最長で60日、実質的には30から60日程度です。 もう少し長い期間の資金繰りが必要な場合は、ビジネスローンや融資などを検討してください。 融資枠の中で自由に使えるGMOあおぞらネット銀行ビジネスローンがおすすめです。

オリコ請求書カード払い(OBS)におすすめのクレジットカード

おすすめは”UPSIDERカード”と”三井住友カード”

オリコ請求書カード払い(OBS)におすすめのクレジットカードは、”UPSIDERカードアップサイダーカード)”と”三井住友ビジネスカード”でしょう。

理由①限度額が高い

一番大きなおすすめ理由は、”限度額が高い”点です。 特にUPSIDERカードの利用限度額は”最高10億円”と群を抜いており支払い額が多くなりがちな”オリコ請求書カード払い(OBS)”の利用にはピッタリです。

三井住友ビジネスカードも限度額は500万円程度まで可能なので少額取引が多い方にはこちらも”オリコ請求書カード払い(OBS)”の利用には向いているでしょう。

理由②ポイント還元率が高い

2つ目のおすすめ理由としてUPSIDERカードに関しては、ポイント還元率が1.0%~1.5%と一般の法人カードの2倍となっています。

請求書の支払いをカード決済するため”オリコ請求書カード払い(OBS)”の利用額は高額になりやすく、例えば100万円の利用をした場合1.0%~1.5%に当たる1万円~1.5%が還元され、”オリコ請求書カード払い(OBS)”の手数料も実質2%とかなり安くなります。

三井住友ビジネスカードも法人カードと個人カードの2枚持ちなら還元率が1.5%と、一般の法人カードの3倍の還元率になります。

理由③年会費など維持費が安い

さらに”UPSIDERカード”は年会費が永年無料、”三井住友ビジネスカード”の年会費も永年無料と限度額の高さや利用できるサービスの豊富さに比べると維持費が全くかからないのでコスパがかなり高いです。

理由④カード発行日数が短い

新たに法人カードを作るときの発行スピードも重要です。 ”UPSIDERカード”は最短即日、”三井住友ビジネスカード”も申し込みしてから最短3営業日で発行できるなどかなり短いのもメリット。 オリコ請求書カード払い(OBS)と同時に申し込み手続きをしても他社の法人カードのように2~3週間も待たされる心配はありません。

発行スピードだけで言うなら最短5分で即時発行できる最速法人カードとして”JCBビジネスカード”も3つ目のおすすめとして挙げておきます。

UPSIDERカード

UPSIDERカード

おすすめポイント

  1. 限度額が最高10憶円
  2. ポイント還元率 1.0%~1.5%
  3. 発行料無料・年会費永年無料
  4. 最短即日で発行
  5. 従業員用の追加カード発行枚数に上限なし
  6. 経費精算不要で確定申告が簡単
UPSIDERカードはポイント還元率1.0%~1.5%以上で実質的に手数料が1.0%~1.5%安くなるのと同等の効果があります。 限度額はなんと最高10億円、年会費永年無料、そして最短即日発行もできる驚異のスペックを誇ります。 特に限度額に余裕をもてるので創業期で資金需要の旺盛な急成長企業の間で人気急上昇中、「請求書カード払い」には一番向いているクレジットカードといえます。
詳しくはこちら

アップサイダー法人カード
評判とおすすめ理由を解説

三井住友カード ビジネスオーナーズ

三井住友カード ビジネスオーナーズ

おすすめポイント

  1. 限度額が最高500万円と比較的高額
  2. 個人カードと2枚持ちでポイント還元率 1.5%
  3. 発行料無料・年会費永年無料
  4. 最短3営業日で発行
  5. 審査書類なし
  6. 無料でETCカードも作れる
  7. 経費精算不要で確定申告が簡単な法人カード
三井住友カード ビジネスオーナーズは三井住友カード(NL)との2枚持ちでポイント還元率1.5%となり実質的に手数料が1.5%安くなるのと同等の効果があります。 限度額も最高500万円、年会費永年無料、そして手続きスピードと手数料優遇により「請求書カード払い」に向いています。
申し込み時に審査書類が不要なこともこのカードの大きな魅力です。
詳しくはこちら

三井住友カード ビジネスオーナーズ
メリットと2枚持ちの評判

JCBビジネスカード”JCB CARD Biz”

JCB CARD Bizカードの画像(VOIX)

おすすめポイント

  1. 最短5分で即時発行、申し込んだらすぐ使える
  2. 発行料無料・年会費初年度無料(2年目以降1,375円)
  3. ポイント還元率は0.5%
  4. 無料でETCカードが作れる
  5. 審査書類なし
  6. 経費精算不要で確定申告が簡単
JCB CARD Bizは法人カードで発行スピードが最速(2023年11月1日VOIX調べ)です。 年会費は永年無料ではありませんがかなり法人カードとしては安い部類に入ります。
ポイント還元率は0.5%と平凡なのと限度額が高額ではないので、個人事業主や副業の方に向いています。
詳しくはこちら

JCBビジネスカードのメリット

JCB CARD Bizの即日発行サービス”モバ即”について以下の注意点があります。 

  • 9:00am~20:00pmの時間帯に申し込みする(土日祝日もOK)。
    ※受付時間を過ぎた場合は、翌日受付扱いになります。
  • 顔写真付き本人確認書類として「運転免許証・マイナンバーカード・在留カード」のいずれかを用意してください。
    ※モバ即で申し込みしてからの入会後、カード到着前の利用方法について詳しくはHPをご確認ください。
オリコ請求書カード払い(OBS)を利用するためには法人カードが必要です。 個人カードも使えますが限度額の点で事業用の決済に使うのは厳しい場合が多く、経費の立て替え精算作業も領収書の保管や紐づけと共に面倒です。
UPSIDERカード”は限度額とポイント還元率が他の法人カードよりかなり高く年会費も永年無料です。
さらにスタートアップ向け独自審査の採用により創業期の経営者からも作りやすいと評判が高く導入企業が急増中の法人Visaカードなのでおすすめです。
詳しく⇒ アップサイダーカードの評判と審査について

オリコ請求書カード払い(OBS)の類似サービスとの比較

オリコ請求書カード払い(OBS)の類似サービスとの比較です。

UPSIDERとクレディセゾンが提供する「支払いドットコム」やデジタルガレージの「DGFT請求書カード払い」が代表的なサービスになるので比較してみます。

サービス名 DGFT請求書カード払い
DGFT請求書カード払い
支払いcom
支払いcomのロゴ画像
オリコ請求書カード払い
オリコ請求書カード払い(OBS)
支払い
延長期間
最長60日 最長60日 最長60日
利用額上限 カード限度額 カード限度額 カード限度額
初期登録費用 なし なし なし
月額費用 なし なし なし
決済手数料 3% 4% 3%
UPSIDER
利用(※)
2% 3% 2%
使える
カード
ブランド
Visa
Mastercard
JCB
Diners CLub
Visa
Mastercard
JCB
AMEX
*セゾンカード発行のカードのみ
Visa
Mastercard
JCB
ポイント還元 あり あり あり
対象者 法人・個人事業主 法人・個人事業主 法人・個人事業主
使える
カード
種類
法人カード
個人カード
法人カード
個人カード
法人カード
個人カード
手続き日数 最短即日 最短即日
最短60秒
最短即日
支払い日数 最短3営業日以内 最短翌営業日 最短5営業日
審査 なし なし なし
担保・保証人 なし なし なし
運営会社 株式会社デジタルガレージ
東証プライム市場上場企業
株式会社UPSIDER
株式会社クレディセゾン
株式会社オリエントコーポレーション
株式会社デジタルガレージ
公式ページ 【公式】ページ 【公式】ページ 【公式】ページ
詳しい解説 DGFT請求書カード払い とは 支払いcom とは オリコOBS とは

UPSIDERカードはポイント還元率が1.0%~1.5%なので、実質的に手数料が1.0%~1.5%安くなるのと同等の効果があります。

”手数料”、”対応スピード”、”対応カードの種類”の3点から DGFT請求書カード払いが1歩リードしている と言えるでしょう。

10種類以上の比較はこちら➡ 請求書カード払い 比較&ランキング

オリコ請求書カード払い(OBS)とファクタリングとの比較

オリコ「OBS」などの「請求書カード払い」サービスと中小事業者向けのオンラインファクタリングを比較してみました。

項目 ファクタリング 請求書カード払い
方式 請求書買取りによる前払い カードによる支払い先延ばし
資金繰り
改善日数
最長60日程度 最長60日程度
審査 あり なし
必要なもの 請求書や契約書など取引のエビデンス書類 請求書や支払い案内メールなどの内容
手数料 4~15% 2~3%
運営会社 中小金融業者が多い 大手企業が多い
ポイント還元 なし カードのポイント還元

※請求書カード払いサービスの手数料は「UPSIDER法人カード」を利用し、ポイント還元1%を割り引いた場合の概算になっています。

”審査がない”、”手数料が安い”、”ポイント還元がある”という3点がファクタリングサービスと比較した オリコ請求書カード払いのメリット と言えるでしょう。

オリコ請求書カード払い(OBS)運営会社の会社情報

株式会社オリエントコーポレーション 会社概要

  • 会社名:株式会社オリエントコーポレーション
  • 所在地:東京都千代田区麹町5丁目2番地1
  • 代表者:代表取締役社長 飯盛 徹夫
  • 設立日:1954年12月27日
  • 資本金:1,500億円(2022年9月30日現在)
  • 従業員数:4,247人(2022年3月31日現在)
  • 事業内容:決済・保証事業、海外事業、カード・融資事業、個品割賦事業、銀行保証事業
  • Webサイト:公式ページ

株式会社デジタルガレージ 会社概要

  • 会社名:株式会社デジタルガレージ
  • 所在地:東京都渋谷区恵比寿南3-5-7 デジタルゲートビル
  • 代表者:代表取締役 兼 社長執行役員グループCEO 林 郁
  • 設立日:1995年8月17日
  • 事業内容:決済事業、マーケティング事業、スタートアップ育成・投資事業
  • Webサイト:公式ページ

※会社概要は2023年4月20日の内容です(株式会社VOIX 調べ)。

オリコ請求書カード払い(OBS)

オリコ請求書カード払い(OBS)は普段使っているクレジットカードをそのまま使って、請求書の支払いを最大60日延長できる短期の資金調達と同等の効果がある新しい資金繰り改善サービスです。

カードのポイントも貯まりファクタリングより手数料が安く、与信審査もない手軽な資金調達手段として、中小企業やフリーランスの方からの人気が急上昇中です。

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法人カード専門家 山本

監修者:山本克彦金融アナリスト 1976年東京都出身。某大手金融会社を独立後、15年以上に渡り金融アナリストとして活動。ライターとしては大手ニュースサイトに連載経験あり。 自身も複数会社を経営し、通算で法人カードを15枚以上作成経験あり。 座右の銘は「死ぬまでに1円でも多く得したい。」

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