株式会社Shippioが初の物流事業者向け新サービス「Shippio Works」をリリース

「理想の物流体験を社会に実装する」をミッションに国際物流DXを推進している株式会社Shippio（本社：東京都港区、代表取締役：佐藤　考徳、以下Shippio）は、2024年9月より新たに国際物流事業者向けのコミュニケーションプラットフォーム「Shippio Works（シッピオ ワークス）」の提供を開始いたします。Shippioは従来、荷主企業向けに「デジタルフォワーディング」「Any Cargo」の2サービスを展開していますが、この度提供を開始する「Shippio Works」はShippio初の物流事業者向けサービスとなります。
●サービス詳細はこちら　https://service.shippio.io/lp/works

「Shippio Works」は、国際物流事業者と荷主企業間でやり取りされる情報とその流れを一元化し、コミュニケーションを効率化するためのプラットフォームです。従来、国際物流業務に伴うコミュニケーションは、膨大かつ複雑な書類情報や進捗確認等の連絡があらゆる方向で発生し電話・メールなどでやり取りされる、壮大な「伝言ゲーム」が行われている状況です。

「Shippio Works」は必要な情報をクラウド上に集約し、簡素に共有できる機能を搭載しています。社内外の関係者（物流事業社内、荷主企業、外部パートナー）が同じ情報・状況をシームレスに把握できる環境を提供し、コミュニケーションコストの大幅な削減、業務上のミス、無駄を削減することで国際物流業務の効率化に貢献いたします。また、既存のShippioのサービス（デジタルフォワーディング、Any Cargo）と連携することも可能となり、よりシームレスに生産性の高いコミュニケーションが取れるようになります。

開発の背景：国際物流業界が直面する「ヒト・モノ・IT」の三大課題

物流業界の労働人口は2030年までに約21万人不足することが予想されています。（パーソル総合研究所より）また、国際物流領域は高度な専門性が求められ人材育成にも時間を要するため、属人化の解消、業務の標準化により労働生産性を向上することが急務です。一方、コロナ禍前後の4年間を比較すると輸出入総額は20%増加しています。（財務省調査より）さらにIT人材不足の状況も続き、個社ごとのシステム投資で迅速に課題に対応することは困難であることが予測されます。

Shippioは多くの企業が汎用的に活用できるコミュニケーションプラットフォームとして「Shippio Works」を提供し、国際物流事業に関わる方々の業務負荷を軽減、属人化を解消することで、業務の標準化とオペレーション品質の向上を実現いたします。

「Shippio Works」で実現できること

• 伝言ゲームの解消：情報の一元化により、転記漏れや情報のブラックボックス化がなくなります。
• 不透明性の解消：リアルタイムでの情報共有が可能となり、情報の透明性が飛躍的に向上します。
• 過度な確認作業の削減：すべての情報が統合されているため、無駄な確認作業が不要になります。

「Shippio Works」の主な機能

1. シッピング案件の一覧管理
2. カーゴステータス（本船動静）のトラッキング・自動更新
3. 社内外関連者とのチャット機能
4. AI-OCRによる自動書類読み取り＆アップロード（※本年秋頃実装予定）

AIで書類の手入力作業が０に

Shippioは国際物流業務の効率化へのAI活用にも挑んでいます。今秋搭載予定のAI-OCRは、記載内容の転記が必要な貿易書類を「Shippio Works」にアップロードするだけで、AIが高精度に貿易処理に必要な情報を抽出し記入する機能です。書類の転記漏れや記入ミスを防ぎ、業務効率を飛躍的に向上させます。今回の機能をはじめ、Shippioでは今後も積極的にAIを活用した機能開発を進めてまいります。

「Shippio Works」事前利用企業の声

（一部抜粋、掲載承諾順）

導入前の課題と運用方法
案件ごとのメールが多く、トレースが困難な状況がありました。また、担当者間でコンテナ船の動静を顧客に知らせる頻度や方法にばらつきが見られたり、顧客への情報共有手段が電話やメールに限られているという課題がありました。　「Shippio Works」で海上貨物と航空貨物のスケジュールを一括管理し、案件ごとにチャットと書類をまとめて進捗管理を容易にしました。現在、顧客の窓口部門以外の部署も輸送スケジュールが確認できる体制構築を行っております。

導入後の成果
案件ごとの進捗状況が担当者以外でも把握できるようになりました。また本船動静の確認が1日1回に自動化され、確認作業の手間が減少しました。今後は顧客も当社に問い合わせなくても画面上で本船動静を確認できる環境を整備する予定です。

導入前の課題と運用方法

Door to Doorの国際物流サービスを取り扱っており、今後の事業運営を考えた時に人材不足に伴う業務課題やオペレーション品質向上に課題を抱えておりました。導入にあたり中国現地法人と国内担当者向けに説明会を実施し、「Shippio Works」で特定の荷主企業との国際物流業務における業務コミュニケーションを取るようになりました。

導入後の成果

Booking内容を「Shippio Works」に登録することで、本船動静のトラッキング作業や貿易書類の進捗共有が簡略化され、確認作業が削減されました。今後荷主企業様にも閲覧いただくことによってオペレーション品質向上を期待しております。

導入前の課題と運用方法

荷主企業とメールによるファイル送付が膨大で、送付漏れや誤送付を防ぐためにもメール受領後、再確認作業に時間を要している状況でした。かつ1案件につき大量のメールやり取りが発生し課題を感じておりました。「Shippio Works」を導入し、確定した案件を随時登録し社内担当と紐づけを行い、各自で案件を確認する運用へシフトしていきました。

導入後の成果

「Shippio Works」でファイルを一括管理することで、書類の管理が整理され、即時閲覧が可能に。メールでの送付漏れや誤送付が解消され、案件ごとの管理が容易になり、属人化も解消できました。チャットを利用した案件ごとのやり取りによりメールの量が減り、業務が簡素化されたのでコアな営業活動に時間を割けております。

「Shippio Works」体験ブース＆活用セミナーのご案内

(1)「国際物流総合展2024」のShippioブースで「Shippio Works」をご体験いただけます。
日程：2024年09月10日(火)～13日(金)　10:00〜17:00

会場：東京ビッグサイト東展示棟 2ホール

Shippioブース小間番号：2-801

展示会公式サイト：https://www.logis-tech-tokyo.gr.jp/ltt/index.html

(2)WEBセミナー：壮大な伝言ゲームをゼロにする 「Shippio Works」の全貌
「Shippio Works」の開発の背景から、サービス概要、そして今後のサービス展望まで、余す所なくお伝えします。

【こんな方におすすめ】

・出社時に本船動静の確認をしETD/ETA情報を荷主企業へ共有している方

・毎日、2~300通以上のメールを受け取り物流業務を担当されている方

・国際物流業務の属人化に課題がある方

・メールのCC追加により情報のトレースが難しく、業務把握に時間をかけている方

【開催概要】

日程：2024年9月20日（金）　14:00〜14:40
開催：Zoom配信

申込URL：https://service.shippio.io/seminar/20240920

今後の展望

この度、これまでの荷主企業向けサービスに加え、初となる物流事業者向けの新サービスを発表いたしました。今後さらに積極的にIT、AIを活用した周辺領域へのサービス展開を推進してまいります。
将来的には貿易の総合DXプラットフォームを構築し、「理想の物流体験を社会に実装する」ミッションを実現し、業界全体の課題解決に貢献してまいります。

▼参考記事
〜事業開発室長 × Product Manager対談〜既存事業のナレッジを武器に新たなお客様の課題解決を推進。新サービス「Shippio Works」立ち上げ秘話
https://note.com/shippio/n/nc26dd9bd0490

Shippioについて

Shippioは「理想の物流体験を社会に実装する」をミッションに掲げ、国際物流プラットフォームを構築し、国際物流領域のDXを推進しています。
Shippioの提供するクラウド上では、本船動静の自動更新や見積もり・発注、貿易書類や請求書の一元管理・関係者への各種情報の共有等が可能となり、デジタルを活用したビジネスプロセスの構築とオペレーションの提供を通じて、顧客企業の国際物流DXを実現します。
https://www.shippio.io/

Shippio会社概要
会社名　：株式会社Shippio （英語名: Shippio, Inc.）
所在地　：東京都港区芝浦1-1-1 浜松町ビルディング15階
代表者　：代表取締役　佐藤 孝徳
設立　　：2016年6月
事業内容：デジタルフォワーディングサービス等の企画・開発・運営
URL　　：https://www.shippio.io/corp/

取得ライセンス等：

第一種 貨物利用運送事業者（関自貨第1714号）、第二種 貨物利用運送事業者（国総国物第107号）、一般社団法人 国際フレイトフォワーダーズ協会（JIFFA）正会員、国際複合一貫輸送約款(2013)、WAYBILL約款（2013）、（国総国物第107号の2）