IFI社が 米国特許取得件数 2019 ランキングを発表

米国で特許データベースを運営する調査会社の IFI CLAIMS Patent Services社 は、2019年(1月~12月)にUSPTO(アメリカ合衆国特許商標庁:United States Patent and Trademark Office)から最も多くの特許を取得した企業TOP10を発表しました。
2019年 米国の特許取得件数 TOP10(全企業)
順位 | 企業 | 国籍 | 件数 |
---|---|---|---|
1位 | International Business Machines Corp(IBM) | 米国 | 9,262件 |
2位 | Samsung Electronics Co Ltd(サムスン電子) | 韓国 | 6,469件 |
3位 | Canon Inc(キヤノン) | 日本 | 3,548件 |
4位 | Microsoft Technology Licensing LLC(マイクロソフト) | 米国 | 3,081件 |
5位 | Intel Corp(インテル) | 米国 | 3,020件 |
6位 | LG Electronics Inc(LGエレクトロニクス) | 韓国 | 2,805件 |
7位 | Apple Inc(アップル) | 米国 | 2,490件 |
8位 | Ford GlobalTechnologies LLC(フォード子会社) | 米国 | 2,468件 |
9位 | Amazon Technologies Inc(アマゾン) | 米国 | 2,427件 |
10位 | Huawei Technologies Co Ltd(ファーウェイ) | 中国 | 2,418件 |
最近はGAFAといわれる、米国のテクノロジー企業がビジネスや時価総額では圧倒していますが、特許取得件数でみるとAppleが7位、Amazonが9位に入っているだけで、Googleが15位やFacebookは36位となっています。
ハードウェアにかかわる特許が多いことが理由と考えられますが、その中でMicrosoftが4位、Intelも5位にいてWintel(ウィンテル)に加えIBMが1位と健在なのは興味深いです。
サムスン電子、LGエレクトロニクス、Apple、ファーウェイは、モバイルデバイスや通信・ネットワーク機器に関連するものが多いはずなので特許件数でも目立って多いです。
異色なのはフォードの子会社が8位に入っていて、Teslaなどに押され最近目立たないフォードが将来活躍するのかもしれません。
2019年 米国の特許取得件数 日本企業
TOP10で見ると、キャノンが3位に入っているだけですが11位以降で見ると日本企業も多く、日本の中堅~大企業が数多く特許を取得していることがわかります。
順位 | 企業 | 件数 |
---|---|---|
3位 | Canon Inc(キヤノン) | 3,548件 |
14位 | Sony Corp(ソニー) | 2,142件 |
16位 | Toyota Motor Corp(トヨタ自動車) | 2,034件 |
21位 | Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd(パナソニックIPマネジメント) | 1,387件 |
23位 | Seiko Epson Corp(セイコーエプソン) | 1,345件 |
27位 | Mitsubishi Electric Corp(三菱電機) | 1,244件 |
28位 | Toshiba Corp(東芝) | 1,170件 |
31位 | Honda Motor Co Ltd(本田技研工業) | 1,080件 |
32位 | Denso Corp(デンソー) | 1,052件 |
35位 | Fujitsu Ltd(富士通) | 1,008件 |
37位 | Ricoh Co Ltd(リコー) | 980件 |
40位 | NEC Corp(日本電気) | 923件 |
IFI CLAIMS Patent Services(IFIクレーム パテント サービシズ)とは
IFI CLAIMS Patent Services(IFIクレーム パテント サービシズ)は、米国コネチカット州南部のニューヘイブンという都市にあり、世界中の特許調査が可能なソフトウェアとデータサービスを提供する企業です。
1955年にInformation for Industry、Inc.(IFI)として設立され、化学特許情報に焦点を当てたデータベースと検索ソフトウェアを1960年代に提供し始めました。