量子アニーリング・イジングマシンのためのクラウドサービス「JijZept β版」を公開
VOIX編集長 虎さん
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この記事の目次
株式会社Jijが量子アニーリング・イジングマシンのためのクラウドサービス「JijZept (ジェイアイジェイゼプト) パブリックβ版」を公開
株式会社Jij（東京都文京区根津、CEO : 山城悠）が、量子アニーリング・イジングマシンのための企業向けのクラウドサービス「JijZept (ジェイアイジェイゼプト) パブリックβ版」を公開、ユーザー登録の受付を開始した。
量子アニーリング・イジングマシンの需要
配送ルートやシフト配置など大規模な組合せの中から最適な答えを素早く見つけたいというニーズが、物流や材料、通信など、実社会の多くのサービス分野で生まれており、このような「組合せ最適化」へのアプローチの一つとして、近年注目されている手法の一つが分野を問わず適用可能である量子アニーリングやイジングマシンを用いる手法となている。
量子アニーリング・イジングマシンの課題
実社会における最適な答えを素早く見つけたいという課題を量子アニーリング・イジングマシンを活用して解決するために、数理モデルをQUBO形式と呼ばれる形式に変換したうえ多数のパラメータの調整、マシン毎のインターフェースへの変換などマシンを使いこなすために高度な専門知識を持った数理人材を高額な費用で専任させる必要がある。
また、量子アニーリング、イジングマシンにより処理の大幅な高速化が達成できたとしても、問題の送信や内部のデータ処理などに高速化を打ち消すほどの多大な時間を要するため、マシン本来の性能を発揮できないという。
JijZept (ジェイアイジェイゼプト)とは
JijZeptは、「サービスとしての数理人材 (Expert as a Service)」をコンセプトに、企業専門知識が必要なテクニックやノウハウを提供する株式会社Jijが開発したクラウドサービス。 JijZeptにより企業は、社内に数理人材の専任者を配置しなくてもJijが培ってきた量子アニーリング・イジングマシン技術を利用するための様々なテクニックを手軽に利用することが可能となる。
JijZept (ジェイアイジェイゼプト)のメリット
- ユーザーが問題を送信する際に、マシンの扱う形式であるQUBO形式の前段階である数理モデル形式のままデータを送信することが可能
- 問題の送信や内部のデータ処理など、計算以外の処理も効率化されているため、量子アニーリング・イジングマシンを使う上で障壁となっていた諸々の処理を意識することなく課題の解決に集中できる。
- 常にJijのアルゴリズムエンジニアが手掛け、アップデートされた最先端のアルゴリズムを利用することが可能。
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