専門家監修の元、最強の法人カードを3枚+αを決めました。法人カードを選ぶ際に、スペックで負けることはビジネスで不利になることを意味します。「できる限り高スペックかつビジネスが有利になるカードを選びたい」という方向けの最強カードを3つ選んで紹介します。
最強の法人カード 重視すべき要素
法人カードを選ぶ際に何を重視するかという調査では「ポイント還元率」と「年会費」を挙げる方が多く、コスパを重視されている方が非常に多いことがわかります。
また、法人カードでは「利用限度額」に引っかかることでビジネスが制限されたり、大きな機会損失を生むことがあり、実はビジネス上では利用限度額も重視すべきだと考えます。
定量評価しやすいという理由もあり、最強の法人カードを選ぶ際には「ポイント還元率」「年会費」「利用限度額」の3大要素を比較して検討していきます。
最強法人カード選びの3要件
要件 | 内容 |
---|---|
年会費 | 維持費がかかるカードはおすすめしない。年会費が安く機能の良いカードが優秀と言える。 |
ポイント還元率 | できるだけ高い方が良い。ビジネス用途では1年使えば相当数のポイントが貯まる。 |
利用限度額 | 限度額上限に達してで使えなくなるリスクは絶対に避けたい。実は最重要項目ともいえる。 |
最強法人カード選びで他に重視すべきこと
最強法人カードでは上記の基本スペックが大事ですが、結局は法人や代表者の利用目的や利用シーンによりカードの選び方は変わってきます。
例えば、発行日数に時間がかからないスピード発行カードが最強という場合や、プラチナカードなどのステータスこそが最強という方もいるでしょう。今回は発行日数やどのような方に最適かという内容も紹介していきます。
高スペックカードは審査が厳しいか?
高い還元率や高い限度額など最高基準のスペックを持つカードだからといって決して審査が厳しいわけではありません。
今回紹介するカードのうち①UPSIDERカードや②三井住友カード ビジネスオーナーズはむしろスタートアップや最初の法人カードとしてもおすすめです。③セゾンプラチナビジネスはプラチナカードですが書類提出が少なく起業直後でも申し込めるカードです。
最強でも申し込みにくいのでは、紹介する意味がありませんので、今回は申し込みやすいカードを選んでいます。
ただし、一般的にはゴールドカードやプラチナカード、ブラックカードは審査基準がグッと高くなります。売上や年収の高い事業主向けのカードなので申し込む際には気をつけましょう。
最強の法人カード選定基準
要件 | 内容 |
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年会費 | 永年無料:3点 初年度無料:2点 有料:1点 |
利用限度額 | 最大1000万円以上:3点 最大500万円以上:2点 最大100万円以上:1点 |
ポイント還元率 | 常時1%以上:3点 最高1%以上:2点 最高0.5%:1点 ※マイル1%以上:+1 |
法人カード最強の3枚を紹介
- UPSIDERカード
- 三井住友カード ビジネスオーナーズ
- セゾンプラチナビジネス
ここからは上記の選定基準にもとづき、専門家監修の元、法人カードの最強のカード3枚を紹介します。もし法人カード選びが難しいと感じているようであれば、とりあえずこれらの最強法人カードから1枚、2枚を選んで申し込んでおけば困ることはないでしょう。
初心者を含む多くの方には①UPSIDERカードや②三井住友カード ビジネスオーナーズ。グレードの高いカードを望む方には③セゾンプラチナビジネスをおすすめします。
最強の法人カード1枚目:UPSIDERカード
国際ブランド | Visa |
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月会費 | 永年無料 |
追加カード年会費 | 無料(発行枚数無制限!) |
ETCカード年会費 | ー |
ポイント還元率 | 1.0~1.5% |
利用限度額 | 最大1億円 |
申込条件 | 法人 |
必要書類 | 本人確認(WEB) |
最短発行日数 | 3営業日以内 |
設立1年未満 | 申込み可能 |
歴代No.1のスペック最強カード
UPSIDERは法人カードとしてスペック最強といえます。限度額はなんと最大1億円、追加カードの発行枚数も無制限、年会費永年無料、ポイント還元率は1%以上と基本的な数字がいずれもトップクラス。
さらに、独自審査を採用しているため作りやすいと創業期のスタートアップやベンチャー企業のオーナーに人気です。UPSIDERは2023年2月時点で導入企業数が15,000社を突破しており、ここ数年で法人カードの覇権を握りつつあるカードです。
ブラックデザインで高級感も備える
ステータスという点で見ると「ゴールドカード」や「プラチナカード」というわけではありませんが、デザインは高級感のあるブラックを基調としたカードであり、利用シーンを選ばない洗練された1枚といえます。
UPSIDERのクレジットカードは法人に特化しており、個人では作ることはできません。法人に特化してサービスしている故に、他に追随を許さない独自の機能をもつ法人カードを提供できるのでしょう。
審査が不安な方にもおすすめ
法人カードの審査が不安な方にもおすすめです。UPSIDERは「スタートアップ」向けカードでもあり、スタートアップ向けの独自な審査を採用しています。新設の会社でも作りやすいため審査の不安な方にもおすめできます。
発行元のUPSIDERとは
UPSDIRERは日本最大規模の資金調達(467億円以上)を行っている金融ベンチャー企業です。主な出資元には三菱UFJキャピタル、みずほキャピタル、SMBCベンチャーキャピタルなど大手金融系キャピタルが並びます。
UPSIDERカードはなぜ最強か
新世代の法人カードともいえる革命的なスペックでここ数年の法人カードの中では一番話題のカードと言えるでしょう。
最強の法人カード2枚目:三井住友カード ビジネスオーナーズ
国際ブランド | Visa, Mastercard® |
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年会費 | 永年無料 |
追加カード年会費 | 永年無料 |
ETCカード年会費 | 無料(前年度利用が無い場合 翌年550円) |
ポイント還元率 | 基本0.5%(最大1.50%) |
マイル還元率 | 0.4%(ANA) |
総利用枠 | ~500万円(所定の審査あり) |
申込条件 | 満20歳以上の法人代表者、個人事業主 |
必要書類 | なし |
最短発行日数 | 約1週間 |
設立1年未満 | 申込み可能 |
どの経営者にもおすすめできる永年無料法人カード
こちらも起業直後〜ベテラン経営者まで万人におすすめできる最強法人カードといえるでしょう。カード業界の最大手、三井住友カードのVisa法人カードでありながら、年会費永年無料、総利用枠〜500万円(所定の審査あり)、必要書類の送付なしで約1週間発行。
無料にも関わらず通常のゴールドカード並のスペックを誇っており、中小企業の経営者を中心に圧倒的に支持されています。当サイトでも最も人気のある法人カードです。
関連記事:三井住友カード ビジネスオーナーズ2枚持ちのメリットがすごい
ポイント還元率も最高クラス
通常ポイント還元率相場は0.5%程度ですが、三井住友カード ビジネスオーナーズは最高1.5%。ビジネスで多用する世界No1のECサイトや国内2大航空会社、ETCカードでのポイント還元率が高いことが特徴です。
設立直後の会社も申し込みOK
審査書類として登記簿謄本や確定申告書が不要なので、いますぐネットから申し込み手続きができます。設立1年未満で決算書がない、設立・起業したばかりで、まだ売り上げがない・少ない、赤字など審査が不安な経営者にもおすすめです。
三井住友カード ビジネスオーナーズはなぜ最強か
最強の法人カード3枚目:セゾンプラチナ・ビジネス・ アメックス
国際ブランド | アメリカン・エキスプレス |
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年会費 | 無料(2年目以降11,000~22,000円※) ※年間200万円以上の利用で翌年会費は11,000円に |
追加カード年会費 | 3,300円 |
ETCカード年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 基本0.5%(最大1.0%) |
マイル還元率 | 0.75%〜1.1125%(JAL) |
利用限度額 | 個別設定 |
申込条件 | 法人代表者、個人事業主 |
必要書類 | 本人確認書類 |
最短発行日数 | 最短3営業日発行 |
設立1年未満 | 申込み可能 |
最上位の「プラチナカード」なのにコスパ最強
上記2枚のカードと違い、カードのステータスが最上級の「プラチナ・カード」となっています。今回はステータスカード内でのコスパ最強という意味で選定しています。
セゾンプラチナ・ビジネス・ アメックスも基本スペックが優秀。
年会費は初年度無料。2年目以降は22,000円ですが、年間200万円以上利用すると、翌年の年会費が11,000円になります。プラチナカードの年会費相場は3万円〜5万円なので比較しても相当安いのです!
しかもJALのマイル還元率が最高クラス。ポイント還元率は最高1.0%、限度額は最大1,000万円以上も可能なので、ステータスカードの中でもとにかくコスパ最強のカードとして人気です。
マイル最強の法人カードとも呼ばれる
基本スペック以上に注目されるのはマイル還元率の高さ。JALマイルが貯まるように登録することでJALマイル還元率は1.125%になり、法人カードでのマイル還元率では最強クラスのカードに変貌します。
また、国内空港ラウンジ無料サービスとプライオリティ・パスの特典が利用可能。出張関連のサービスを重視する人にも、おすすめの法人カードです。
さすがプラチナ!その他機能も充実
保険・補償、空港ラウンジ、専用コンシェルジュなど、プラチナカード最安値クラスながらアメックスプラチナとして充実した内容のハイグレードなプラチナ法人カードです。質の高いカードを持ちたい中小企業経営者におすすめです。
セゾンプラチナ・ビジネス・ アメックスが最強である理由
審査が不安な人に最強の法人プリペイドカードも
設立直後など審査が不安な方にはプリペイドカードの法人カードもあります。中でも累計加入者がNo.1のマネーフォワードビジネスカードは審査がなく即日発行が可能。
さらに後払いに変更することで通常の法人カードと同様にクレジットカードとしても扱えるのです!
マネーフォワードビジネスカード プリペイド/審査なし
審査なし!プリペイドカードならこれがおすすめ
年会費無料で法人も個人事業主も審査なしで申し込める法人プリペイドカードとして累計導入事業者数No.1のカード。スペックも十分でポイント還元率が1~3%。追加カードの発行枚数は原則無制限で、チャージ上限額も原則5000万円と非常に大きい。三拍子揃った人気のカードです。
後払いにも変更可能!
基本はチャージ式のプリペイドカードなのですが、後払いにも変更可能という大きなメリットがあります。決算書不要で最短10分の審査を経て後払いに変更できます。後払いにすることでキャッシュフローを改善し、最大10億円の利用限度額をが提供されます。
マネーフォワードの法人カード
国際ブランド | Visa |
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年会費 | 永年無料i※ リアルカードは2枚目以降900円+税(送料込み)。バーチャルカードは2枚目以降も無料 |
追加カード年会費 | 永年無料i※ 開設から1年目(初年度)は年会費無料。開設から2年目以降、直前の1年間で1度も支払い実績がない場合、1,000円+税 発行枚数無制限 |
ETCカード年会費 | 無料(前年度利用が無い場合 翌年550円) |
ポイント還元率 | 基本1%(最大3%) |
申込み条件
チャージ金額上限 | ~5000万円最大20億まで増枠可能 (後払いに変更した場合最大10億円) |
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申込条件 | 満20歳以上の法人代表者、個人事業主 |
必要書類(個人) | なし |
必要書類(法人) | なし |
発行スピード | 最短即日発行 |
設立1年未満 | 申込み可能 |
最強の法人カードの選び方まとめ
今回は最強の法人カードということで、3種類のカードを紹介しました。各カードともに特色が違いますが、いずれも使いやすいカードであることに間違いないです。
下記に改めて各カードの特徴をまとめてあります。
まとめ:法人カード最強はこの3枚。どんな経営者におすすめ?
あらためて、法人カードの基本的な特徴をまとめてみました。
いずれのカードも特徴が違いますが、どのカードを選んでも後悔することは少ないと思います。
法人カード | 特徴 |
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①UPSIDERカード | 年会費永年無料 ポイント還元率1.0% 限度額最大1億円 追加カード無制限 クラウドでの追加カード管理 |
②三井住友カード ビジネスオーナーズ | 年会費永年無料 ポイント還元率最高1.5% 総利用枠〜500万円(所定の審査あり) 三井住友ブランド |
③セゾンプラチナ・ビジネス・ アメックス | 年会費初年度無料 (2年目以降も割安) マイル還元率が最強クラス 限度額最高1000万円以上も可能 ハイステータスなプラチナカード アメリカン・エキスプレス |
今回紹介した内容の他にもUPSIDERは「Boost Your Business」というビジネスサービスを格安で利用できるようになる特典があります。GoogleWorkspaceやGoogleクラウド、バーチャルオフィスなど数十以上のサービスが割引利用できるので役に立ちますよ。
他のカードにも特典がありますので一度公式サイトでチェックしてみるといいですね。
各カード、こんな経営者におすすめです。
法人カード | こんな方におすすめです |
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①UPSIDERカード | 何よりコスパを重視する方 これから事業拡大したい経営者 スタートアップ企業、審査が不安な方 |
②三井住友カード ビジネスオーナーズ | ベーシックなカードが欲しい方 高機能の王道カードを希望する方 カード選びをハズしたくない方 |
③セゾンプラチナ・ビジネス・ アメックス | ハイステータスなプラチナカード リッチな体験をしたい方 マイルを重視する方 |
それぞれのカードの特徴を元に、どんな経営者におすすめできるかを考えてみました。
①UPSIDERカードは限度額1億円や追加カードが無制限に発行できて、クラウドで管理できるという特徴から、急進的で事業拡大を目指す経営者に向いています。
②三井住友カード ビジネスオーナーズは、やはり最大手の三井住友カードの定番ビジネスカードということでベーシックで人気のカードです。王道でクラシックなカードを望む経営者におすすめします。
③セゾンプラチナ・ビジネス・ アメックスはコスパ重視のプラチナカードです。年間200万円使うと年会費が半額になる上、最高クラスのマイル還元率、コンシエルジュ機能やプライオリティパスなどの豪華な特典がつくので、ステータスを望み積極的にカードを使う経営者におすすめですね。
ビジネス上の決済において法人カードが最強である理由
なぜ現金や振込でなく、法人カードなのか
①経費精算や会計処理の効率化
法人カードがビジネス上の決済に最強である理由は、経費精算や会計処理が簡単になることです。従来、企業が支払った経費を管理するには、複数のレシートや領収書を集め、手作業で精算する必要がありました。
しかし、法人カードを利用することで、支払いがカード会社によって一元管理され、クレジットカードの明細書をもとに経費の精算ができるようになります。そのため、支払いの管理や精算処理の時間や手間を大幅に削減でき、効率的な業務運営が可能になります。
②ポイント還元により実質的なコスト削減に
また、法人カードにはポイント還元率が高いものが多く、ビジネス上での支出が多い場合はポイント還元率の高いカードを選ぶことで、より効率的にポイント還元ができます。ポイント還元率が高いカードを利用することで、ビジネス上の支出に対してポイント還元がされるため、企業のコスト削減にもつながります。
例えば、ポイント還元率1.0%の法人カードで、税金や広告費など多くの経費を使えば、シンプルに1%分のコスト削減につながりますよね。年間1000万円分使えば実質10万円分のコスト削減になるのです。
③カードに付帯する保険や特典がビジネスを助ける
さらに、法人カードには多種多様な特典がついていることがあります。例えば、空港ラウンジの無料利用や海外旅行傷害保険、海外旅行先での医療費補償、国内旅行傷害保険、ショッピング傷害保険、盗難補償、レンタカー利用傷害保険、24時間対応のコンシェルジュサービスなどです。
これらの特典をうまく活用することで、企業の経費削減やビジネス上の便利さを得ることができます。
④企業の信用力(与信)が高まる
最後に、法人カードを利用することで、企業の信用力を高めることができます。法人カードは、企業がクレジットカード会社から信用を得て発行されるため、法人カードを持って使うことで企業の信用力が高まります。これは、企業のビジネスにおいて非常に重要な要素であり、法人カードの利用によって企業がビジネス上で有利になるというメリットがあります。
以上のように、法人カードはビジネス上で非常に便利であり、多くのメリットがあることがわかります。ただし、法人カードの選定には多くのポイントがあり、企業のニーズに合わせた最適なカードを選ぶことが重要です。
法人カードのステータスについて解説 最上位カードは?
法人カードのステータスには複数の種類があります。一般的には、一般カード、ゴールドカード、そして最上位のカードとしてプラチナカードやブラックカードがあります。これらのカードは、そのステータスに応じて年会費、ポイント還元率、限度額などの基本スペックが異なります。
各ステータスの説明
一般カードは、最も一般的な法人カードであり、年会費が安く、ポイント還元率や限度額が低い場合が多いです。
今回の記事では①UPSIDERカード、②三井住友カード ビジネスオーナーズが該当します。
ゴールドカードは、一般カードよりも年会費が高く、ポイント還元率や限度額が高い場合があります。
プラチナカードやブラックカードは、ゴールドカードよりも年会費が高く、ポイント還元率や限度額がより高い場合があります。
今回の記事では③セゾン・プラチナ・ビジネスカードがプラチナカードにあたります。
最強の法人カード選びについてよくある質問
Q
法人カードの最強カードはどれ?
A
法人カードは「年会費」「ポイント還元」「ビジネス付帯」などを中心に比較することをおすすめします。
では法人カードで人気のカードを順に紹介していきます。年会費無料のカードや格の高いゴールドカードなど多様な法人カードを紹介しています。