カードレス型後払いのSmartpayがプレシリーズAで約10億円の資金調達を実施
日本初の手数料・利息なしで分割払いが可能な決済サービスを強化
埋込み型フィンテック企業Smartpayは、プレシリーズAラウンドで国内外の投資家から約10億円の資金を調達しました。この資金調達により、日本初の手数料・利息なしで分割払いが可能なカードレス型の後払いアプリ「Smartpay」の提供を強化し、日本の消費者と事業者に新たな価値を提供します。
クレジットカードや銀行口座からの即時引き落としが可能な後払いアプリ
Smartpayは、クレジットカードや銀行口座からの即時引き落としが可能な決済サービスを提供し、オンラインショッピングでの分割払いをシンプルかつ迅速に完了させることができます。また、「Smartpay 即時口座引き落とし(バンクダイレクト)」サービスにより、オンライン決済における銀行口座直接支払いを日本で初めて可能にしました。
この決済サービスは200以上の金融機関と連携し、日本の銀行口座を持つ90%の人々が利用可能です。Smartpayの導入により、事業者は顧客の購入単価を平均40%以上増加させることができ、ECサイトのコンバージョン率向上にも貢献します。今後もSmartpayは、店舗決済の導入拡大を含め、日本市場でのサービス展開を加速していきます。
<以下リリース>
埋込み型フィンテックのSmartpay、プレシリーズAラウンドで国内外の投資家から約10億円の資金調達
SMBCベンチャーキャピタル、Angel Bridgeを主たる引受先とし、募集額を超える申し込みを達成
日本の埋込み型デジタルファイナンス、Smartpayは、利息・手数料なしで分割払いが可能な日本初の決済サービスを提供しています。
Smartpayは、クレジットカード決済または銀行口座からの即時引き落しにより10秒以内で完結できる唯一の決済サービスを提供しています。分割払いは複雑な手続きなく完全自動で行うことができ、消費者は分割払いのためにコンビニに足を運んだり、配達の際に現金を用意しておく必要はありません。また、はじめて買い物をするショップにクレジットカード情報などを提供する際の不安もなくなります。
Smartpayは、「Smartpay 即時口座引き落とし(バンクダイレクト)」の提供を開始しています。これはオンライン決済で銀行口座からの直接支払いが可能な日本初のデジタルファイナンシングサービスであり、オンラインショッピングでクレジットカード(日本におけるオンライン決済の70%を占める)以外の決済方法を求める消費者のニーズに対応します。また、利便性の高いデジタルファイナンシングおよび分割払いも可能です。
Smartpayは、日本の200以上の金融機関と連携することで、銀行口座を持つ日本人の90%が利用可能な唯一の決済会社となっています。なお、Smartpay 即時口座引き落とし(バンクダイレクト)は、日本電子決済推進機構(JEPPO)の協力のもと開発されました。
日本の事業者のEC・店舗小売収益拡大の力になるSmartpay
Smartpayを導入した事業者では、Smartpay利用ユーザーによる購入単価が、非Smartpay利用ユーザーと比較して平均で40%以上増加しています。また、全加盟店を通じたSmartpay決済における平均購入単価は、3万4000円(他の決済手段と比較して約3倍※当社調べ)となっており、Smartpayの導入を通じて生活者がより豊かな購入体験ができることを実証しています。
ショッピングサイトのカゴ落ち率は、米国の77%に対して日本は89%で世界最高です。つまり日本のショッピングサイトのコンバージョン率は11%であり、23%の米国とは大きな差があるのが現状です。Smartpayは、顧客中心の決済プロセスを構築することで、ECサイトのコンバージョン率の向上、カゴ落ち率の改善を支援します。
消費者の目から見て複雑な決済プロセスや、よく知らない事業者にクレジットカード情報や住所、電話番号などの情報を送信することに対する不安感は、日本のECサイトが抱える大きな課題です。加えて、購買時点で利用可能な無料のデジタルファイナンスオプションも存在しませんでした。
日本の事業者がデジタル決済へと移行するうえで、不正行為のリスクは極めて重要なファクターとなります。Smartpayはあらゆる不正チャージバック行為への対策等により、こうしたリスクを完全に排除し、事業者のお金、時間、リソースを守ります。また、優れたSDK、APIにより、Smartpayの導入に必要な期間はわずか1日で済み、他の決済方法で一般的な導入期間の約2週間と比べ、ごく短期間での導入が可能です。Apple PayとGoogle PayはSmartpayソリューションに自動で組み込まれており、高いコストをかけてこれらの決済方法を導入する必要がなくなります。さらにSmartpayでは、ECサイトでのコンバージョン件数の向上、新規顧客の獲得、平均注文金額の上昇を目指すためのECベストプラクティスについて、日本の事業者1万社に無料のEコマーストレーニングを提供します。
また、この度2024年4月よりSmartpayは店舗決済にも対応を開始しました。実店舗においてQRコードの読み取りまたはNFCでのタッチ決済により、煩雑な手続きを経ることなくスマートフォンだけで速やかに3回の分割払いを実現します。Smartpay店舗決済の導入費用は0円で、新規の開発などの手間も一切かかりません。店舗決済においてもユーザーは引き続きクレジットカードか銀行引き落としのいずれかを選ぶことが可能です。Smartpayは2年以内に店舗決済の利用者200万人、3年以内に加盟店3万店舗を目指し、導入を推進してまいります。*
加盟店様のコメント
「多様な決済方法を揃え、お客さま満足度を向上させるために、オンワードグループ公式通販サイト『オンワード・クローゼット』へ昨年12月中旬に導入させていただきました。導入したタイミングが Smart ウィーク(キャッシュバックキャンペーン)と重なったこともあり、すぐに多くのお客さまにもご利用いただけました。導入月のお客さまの平均購入金額も他の決済と比較し1.5倍以上の購入単価という実績から、お客さまの今日買いたいを叶えることができたと感じております。」株式会社オンワードデジタルラボ イノベーショングループ カスタマーサクセス Div. 課長 森田潤
世界的な認知を高めつつある日本のフィンテック
Smartpayはその実績が認められ、Global Financial Market Reviewの「2023年に最も急成長を遂げたアジアフィンテック企業賞」、PAN Financeの「最優秀イノベーティブ・デジタル・ファイナンシング・ソリューション賞(日本)」、ハーバードビジネススクールOBのアジア太平洋地域ニューベンチャーコンペティション部門2023年最優秀投資賞を受賞しています。
マネージングディレクター兼最高収益責任者、大坪直哉のコメント
私たちは、次のようなユーザー体験やテクノロジーを実現することに大きな情熱を注いでいます。
- 生活を豊かにする金融ソリューションを、日本の消費者の手の届くところへ提供する
- 顧客満足度を高める決済ソリューションで日本の事業者を支援する
- 銀行が急成長するデジタルエコノミーにつながることができるよう支援する
- システム面で安全を担保しつつ、消費者、事業者、銀行のためにDXを推進するソリューションを実現する
日本は世界有数の経済大国です。その規模はインド経済を1兆ドル上回り、ASEAN諸国の総計を20%も突き放し、サウジアラビア経済の4倍にものぼります。
新型コロナによる消費者ニーズの変化、再び活力を取り戻した日本経済とそれに乗り遅れまいとする事業者の努力、そしてDX推進のため政府が導入した新たな政策・規制。これらはすべて、日本が100年に1度の変革のただ中にいることを意味しています。
私たちは、日本のデジタルルネッサンスにおいて重要かつ前向きな要素となり得る会社の一員であることに大きな意義と情熱を感じ、日々業務に取り組んでいます。
日本のテクノロジー市場の活況を裏付けるように、日本のフィンテック大手である株式会社Smartpayは、約10億円の資金調達を目指したプレシリーズAラウンドにおいて、日本、アメリカ、欧州のフィンテック分野に深い知見を持つ投資家から、募集額を超える申し込みを受けました。
今回参加した日本の大手ベンチャーキャピタル
SMBCベンチャーキャピタル
日本で最も実績豊富なテクノロジー分野の投資家のひとつに数えられるベンチャーキャピタルで、IPOを達成した出資先企業は123社(2010年7月以降)にのぼります。
「昨年に続き今回のラウンドでも投資させていただけることをとても光栄に思っております。サービス開始前から今現在でも、サム社長をはじめとしたスマートペイの非常に優秀な皆様が、チーム一丸となってもの凄いスピード感で日夜サービス改善のために努力されていらっしゃいます。その成果が結実しつつあり、またサービス本格開始からまだ間もないにもかかわらず、既にスマートペイは大手企業を含めた事業者さま、購入者さま双方からとても喜んでいただけるサービスとなっております。そして事業も驚異的なペースで成長を続けていらっしゃいます。これからスマートペイが、オンラインにとどまらず、日本の消費のあらゆる現場において事業者さま、購入者さまにとってなくてはならないインフラのようなサービスへ進化していくことを期待しております。その成長をSMBCグループとしても全力でサポートして参ります。」投資営業第四部長 安田純也
Angel Bridge
世界に誇れるメガベンチャーを生み出すべく、シード~アーリーステージのITサービス、大学発ベンチャー、ディープテックスタートアップを中心に投資し、支援するベンチャーキャピタル。
「Smartpayは強力な価値提案力、才能豊かなチーム、高度な技術力を有しており、急成長を遂げる日本のフィンテック市場においてユニコーン企業となり得る可能性を大いに秘めています。また経営陣、現場チームともに経験豊富で、フィンテック業界に強力なネットワークを築いています。」代表パートナー 河西 佑太郎、シニアアソシエイト 小林 智裕
今回参加した海外の大手ベンチャーキャピタル
Global Founders Capital
欧州最大のベンチャーキャピタルのひとつ。Revolut、Delivery Hero、Slack、Tabby(中東のデジタルファイナンス最大手)にアーリーステージから出資を行っています。
「私たちは、世の中を変えるような企業を立ち上げる起業家を支援しています。その点、Smartpayは、規模においても重要度においても世界有数の市場である日本の決済環境を革新しようとしています。また、消費者、事業者、金融機関をつなぎ、日本では過去に例を見ない方法でエコシステムに付加価値をもたらしています。」 Roel Janssen(パートナー)
Matrix Partners
シリコンバレーで最も歴史のあるベンチャーキャピタルのひとつ。60社以上の出資先企業がIPOを達成しています。Matrix Partnersが米国進出を支援したAfterpayは米国で最大のデジタルファイナンス企業となり、その後Squareに買収されました。
「私たちは、サム(SmartpayのCEO)とSmartpayチームを支援できることに興奮しています。後払い決済サービスはシンプルに見えますが、その潜在的な市場規模と複雑性は極めて大きなものです。この市場を開拓、獲得するうえで、Smartpayチームは技術、資金、リスク管理、営業力の面で他に類を見ない強みを持っていると信じています。すでに彼らの勢いには目覚ましいものがありますが、これから起こることに比べればささやかな前兆です。」Matt Brown(パートナー)
金融機関パートナーの募集
「Smartpay 即時口座引き落とし(バンクダイレクト)」は、オンライン決済の際に銀行口座から直接支払える後払い決済サービス。日本電子決済推進機構(JEPPO)が運営するスマホ決済サービスBankPayに参加している金融機関様ならご参加いただくことができます。「Smartpay 即時口座引き落とし(バンクダイレクト)」のパートナーになっていただける金融機関様は、ぜひ、JEPPOまでお問い合わせください。
- サービスページURL:https://smartpay.co/
*後払いのスマートペイ、日本の店舗決済に参入 – 日本経済新聞, https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB252GG0V20C24A3000000/
*Average order value (AOV) of online stores with and without BNPL options in 2022, by revenue range, https://www.statista.com/statistics/1429471/bnpl-impact-on-e-commerce-aov/
<以上>
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