この新しいタイプのクレジットカードは、高いセキュリティ性と利便性を備えた次世代のクレジットカードとして評価されています。本記事では、カードレスのクレジットカードの特徴やメリット、デメリット。セキュリティについて詳しく解説し、使い方やおすすめのカードについても紹介します。
カードレスのクレジットカードとは?
カードレスはクレジットカードの一種ですが物理的なカードは発行されず、主にスマートフォンを通じて利用することができ、ネットショッピングはもちろん、実店舗でのお買い物で使用することも可能です。
- 物理カードが発行されない
- スマホに番号が発行される
- Apple PayやGoogle Payなどタッチ決済可能
- 基本的に即時発行(最短30秒のものも)
- ▶何よりすぐ使える利便性が好評
オンラインのカード決済 ⇒ できる
実店舗のタッチ式の決済 ⇒ できる
実店舗の差し込み式決済 ⇒ できない
一方、カードレスカードは実店舗の差し込み式決済端末のみできないという結果になりますが、ここ数年のタッチ決済や決済端末の進化により、カード差し込みしか決済できないという端末は大きく減少しています。あまり不便に感じることは少ないと思いますね。
カードレスとナンバーレスは厳密には違う
今述べた通り、カードレスはプラスチックの物理カードを原則的に発行せず、スマホでの決済で完結するようなものを指します。
一方で「ナンバーレスカード」というものもあり、これは物理カードを発行するが、カード番号が一切記載されておらず、番号自体はスマホで管理するものを指します。
カードレス:物理カードなし
ナンバーレス:物理カードあり、カードに番号記載なし
本記事では「カードレス」を特集します。別途ナンバーレスについての特集記事もありますのでご参考ください。
▶関連:ナンバーレスカードおすすめ特集
経産省が2022年に発表した資料「クレジットカード決済における媒体の変化(対面決済) p.48」においてもセキュリティの変遷の中でカードレスやタッチ決済について触れています。
カードレスはメリットがたくさんで利用者増加中
カードレスを活用するメリット では、カードレスのクレジットカードを利用すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。詳しくみてみましょう。
即時発行が可能ですぐ使える
申し込みから利用開始までがスピーディー プラスチックカードの発行がないカードレスの最大のメリットは、例えば即時発行なら、スマホで申し込み後、数分で利用可能になることです。
Apple PayやGoogle Payなどを通してタッチ決済できたり、アプリで発行された番号を入力することですぐにオンラインショッピングできるというのは魅力ですね。
▶関連:すぐ使える即時発行クレジットカード特集
後払いなので手持ちのお金がなくても決済可能
本記事で紹介するカードレスカードは通常のクレジットカードと同様なので「後払い決済」です。決済翌月などに指定した銀行口座から引き落としとなるので現在、手持ちのお金がなくてもお買い物をすることが可能です。
カードを紛失することがない 通常のクレジットカードは紛失のリスクがあり、紛失した場合は無効届や紛失届を提出しなければならず、再発行まで利用できません。しかし、カードレスのクレジットカードは、スマートフォンをなくしてもカード券面をすぐに見られないため、悪用のリスクが少なく安心です。
番号の盗み見による不正利用を防止できる
プラスチック製のクレジットカードは、レストランや店舗などで第三者によって券面を盗み見されたり、スキミングされたりして、不正利用されるリスクがあります。一方、カードレスのクレジットカードは、実店舗で支払いに利用する際も、カードそのものをレジで提示する必要がないため、盗み見による不正利用の心配がありません。
スマートフォンの高セキュリティでなりすまし・不正利用を防止
カードレスのクレジットカードは、スマートフォンで決済するため、スマートフォンのセキュリティシステムを利用して、さらに安全性を高めることができます。例えば、スマートフォンを紛失した場合、リモートロックをかけて不正利用を防ぎ、探す機能を使ってスマートフォンの現在位置を確認できます。このような機能は、カードレスならではのメリットです。
財布からカードを取り出す手間がない
通常、実店舗でプラスチック製のクレジットカードを利用するには、財布からカードを取り出し、店員に渡し、決済後に返却を受け取る必要がありますが、カードレスのクレジットカードを使えば、スマートフォンを端末にかざすだけで決済が完了するので、手間が省けて衛生的ですぐ決済できます。クレジットカード決済をメインに利用している人であれば、カードレスのクレジットカードを発行することで、財布を持たずに利用することができます。々の生活を送ることも可能になるでしょう。
この中でも特に好評なのが即時発行できること。なんと最短30秒でカード番号が発行できる超スピードのカードレスもあります。欲しい物がすぐに手に入るというのは嬉しいですね。
カードレスのデメリットは2点
カードレスカードのデメリットとしては、実店舗での差し込み式決済ができないことが挙げられますが、近年の決済端末の進化により、差し込み式決済受け付けられない端末は減ってきているため、不便を感じることは少ないでしょう。
また、スマートフォンのバッテリーが切れた場合は、決済ができないこともあります。こちらもレアケースですね。
いずれにせよ困るケースはかなり少ないと思います。もし物理カードが必要な場合は追加申し込みできるカードもありますのでまずカードレスを使ってみて考えるというのも良いですね。
カードレスカードを申し込んだあと郵送物は届くか
カードレスカードを申し込んだ場合でも郵送物がまったくないというわけではありません。カード申し込み数日後にカード番号が書かれた郵送物が届きます。
本人や住所確認のためにどうしても必要ですね。これらを受け取ると解約となるケースもありますのできちんと受け取りましょう。
同居人に隠れてカードを作りたいという人もいると思いますが、それは受け取り時間などを工夫するしかないと思います。
カードレスの使い方 すぐに使えて意外と簡単。
カードレスをクレジットカードとして使う場合、申し込み後すぐに番号が発行され使用できるようになります。以下にてA. オンライン決済(番号入力)で使う場合と、B. タッチ決済で使う場合の②パターンを見ていきましょう。
A. オンライン決済の場合の使い方
- WEBページから申し込み
- 審査(カードによっては最短30秒!)
- 電話認証で本人確認
- カード番号が発行される
- オンラインでネットショッピングが可能に!
オンライン決済での使い方はカードレスを申込後、審査を経てすぐにカード番号とセキュリティコードが発行されるので、それをオンラインショッピングサービスで利用するだけです。
B. 店頭でタッチ決済で使う場合
- WEBページから申し込み
- 審査(カードによっては最短30秒!)
- 電話認証で本人確認
- カード番号が発行される
- 専用アプリをDL(カード番号を登録)
- Apple Payや Google Pay を設定
- 店頭でスマホをかざして決済!
コンビニなどの店舗でお買い物をする場合は、同様に申し込んだあと発行されるカード番号やセキュリティコードをApple PayやGoogle Payに入力し利用するだけです。
タッチの際には店員さんにタッチ決済する旨を伝えましょう。(自身が不安でも店員さんが詳しいのでだいたいサポートしてくれますよ。)
カードレスの利用が向いている人はどんな人?
カードレスのクレジットカードには、セキュリティ面や利便性といった多くのメリットがあります。一方で、通常のクレジットカードとは使い勝手が異なります。申し込みをする前に、カードレスが自分に合っているかどうか確認してみましょう。
カードレスのクレジットカードが向いているのは、以下のような人でしょう。
- スマホでのタッチ決済の利用が多い
- オンラインショッピングの利用が多い
- 今すぐカードが必要
- 後払いのアプリが使いたい
- セキュリテイのためにカードを持ちたくない
- 利便性のためにカード(や財布)を持ちたくない
カードレス自体がセキュリティや利便性に特化したカードということもあり、現在利用している人は若い方や情報感度の高い方が多いように思えます。カードレス自体を認知して当記事を読んでいる方はそのような方が多いかもしれませんね。
カードレスのおすすめはこれ!
カードレスの特徴として後払い可能で即時発行が可能であることを述べました。ここ数年でようやくカードレスが普及しだしましたが、ここではおすすめのカードレスを紹介しようと思います。
三井住友カード(CL)
国内最大手の三井住友カードのカードレス「三井住友カード(CL)」です。物理カードの発行なしで最短30秒の即時発行。年会費永年無料で還元率も最大5%と非常に高く、得たポイントもVポイントとして多くの有効な使い道があります。
▶関連:評判の三井住友カード(CL)デメリットと三井住友カード(NL)との違い
- 最短30秒で即時発行
- 対象のコンビニ・飲食店で最大5%の還元率
- タッチ決済でコンビニや店舗でも使える
- 年会費永年無料
三井住友カード(CL) | |
---|---|
物理カードの発行 | なし(デジタルのみ) |
決済 | クレジットカード (後払い:決済後に口座引落) |
発行スピード | 審査スピード 最短30秒 ※1 |
国際ブランド | Visa, Mastercard® |
年会費 | 年会費永年無料 |
家族会員 年会費 |
年会費永年無料 |
旅行傷害保険 | 海外・最高2,000万円(利用付帯) |
ポイント サービス |
Vポイント |
ポイント 還元率 |
・基本0.5%(最大5.0% ※2) ・対象のコンビニや飲食店などでタッチ決済(Visaのタッチ決済・Mastercard®コンタクトレス)するとポイント最大5%還元※ |
ショッピング 総利用枠 |
~100万円 |
年会費永年無料 &
今ならキャンペーン実施中!
『やっぱり物理カードも必要かも』と思う人には
「三井住友カード(NL)」がおすすめ!
三井住友カード(CL)とほぼ同条件である上、ナンバーレスのプラスチックカードも届きます。こちらもカードレスと同様スマホで最短30秒でカード番号を発行可能なので、迷っている方はこちらの方が良いかもしれませんね。
最短30秒ですぐ使える
今なら入会キャンペーン中
※1 最短30秒の発行受付時間は9:00~19:30、入会には連絡が可能な電話番号が必要です。※2 商業施設内にある店舗など、 一部ポイント加算対象とならない店舗および指定のポイント還元率にならない場合があります。 一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿して支払いする場合があり、その場合の支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。 上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合があります。
Visa LINE Payクレジットカード(P+) カードレス
コミュニケーションアプリLINEのカードレスクレジットカードです。申込後最短5分でカード番号が発行され、スマホに登録することでタッチ決済が可能となります。最大の特徴は還元率です。LINE Payに登録してチャージ&支払いをすると利用分の5.0%がLポイント還元されます。LINEポイントはそのままLINE Payで支払いに使うことも可能で使い道は広いといえます。
- 最短5分で即時発行
- 最大5%になる還元率の高さが特徴
- プラスチックカードの発行も選べる
- 年会費永年無料
三井住友カード(CL) | |
---|---|
物理カードの発行 | 選択可能 |
決済 | クレジットカード (後払い:決済後に口座引落) |
発行スピード | 審査スピード 最短5分 |
国際ブランド | Visa |
年会費 | 年会費永年無料 |
家族会員 年会費 |
年会費永年無料 |
旅行傷害保険 | 海外・最高2,000万円(利用付帯) |
ポイント サービス |
LINEポイント |
ポイント 還元率 |
・基本0.5%(最大5.0%※ ) ※事前にLINE Payアカウントへ登録必須。チャージ&ペイご利用分:5.0%還元 |
ショッピング 総利用枠 |
~80万円 |
入会キャンペーン実施中
「カードレスの特徴やおすすめカード」特集の総括
以上のように、カードレスという手法には大きな魅力があり、スマホですぐに決済シたいという方の需要を満たすツールといえます。その背景には生活様式の変化やより堅牢なセキュリティが求められることがあるでしょうね。
おすすめのカードレスを挙げるとすれば今回紹介した三井住友カード(CL)が一番バランスがよいでしょう。年会費無料で即時発行、条件を満たせばポイント還元率も高く使い勝手がよいといえます。
また、完全カードレスに踏み切るのは勇気がいるという方は「ナンバーレスカード」が良いでしょう。スマホ決済に向いている上にセキュリティ性も高く今後主流となるカードです。
▶関連:ナンバーレスカードおすすめ特集
カードレスに関するよくある質問
Q
カードレスって何ですか?どんな特徴がありますか?
A
カードレスはプラスチックの物理カードを原則的に発行せず、スマホでの決済で完結するもの。クレジットとデビット、プリペイドが存在する。
Q
カードレスのメリットは何ですか?
A
即時発行が可能ですぐ使える
後払いなので手持ちのお金がなくても決済可能
番号の盗み見による不正利用を防止できる
スマートフォンの高セキュリティでなりすまし・不正利用を防止
財布からカードを取り出す手間がない
Q
カードレスのデメリットは何ですか?
A
実店舗での差し込み式決済ができないこと
スマートフォンのバッテリーが切れた場合は、決済ができない
Q
おすすめのカードレスは何ですか?
A
当記事のおすすめカードのすべてがおすすめです。中でも三井住友カード(CL)が最もバランスが良いカードと言えるでしょう。
Q
カードレスの使い方を教えて下さい。
A
WEBページから申し込み
審査(カードによっては最短30秒)
電話認証で本人確認
カード番号が発行される
オンラインでネットショッピングが可能に。
またはApple PayやGoogle Payに登録してタッチ決済も可能に。