SEKAISHA/中学生100人と「個性」を探究! 公立中学校とLINEやリクルートキャリアなど企業をオンラインでつなぎ、思春期的な才能を発掘する実験的教育プログラム「中二インターン」を実施

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SEKAISHA/中学生100人と「個性」を探究! 公立中学校とLINEやリクルートキャリアなど企業をオンラインでつなぎ、思春期的な才能を発掘する実験的教育プログラム「中二インターン」を実施

若者の才能や個性に根ざした新しい教育事業を手がける株式会社SEKAISHA(東京都渋谷区)は、思春期的な才能を発掘・助長する中学生向けの実験的プログラム「中二インターン」を、千葉県船橋市立中学校と連携して実施しました。

思春期真っ只中の中学生(同中の2学年、105名)が、社会や企業の方と接する中で、自身の才能や個性について深堀りし、それぞれの学びや気づきを体験しました。

オンラインにより、従来の職業体験ではできない多彩な企業のプログラムに参加。
本プログラムの趣旨に賛同してくださった、ABEMA、LINE、ポプラ社、リクルートキャリア(順不同、敬称略)4社と、デジタルハリウッド大学に、コンテンツ提供と運営協力をいただき、約2ヶ月間にわたって実施しました。

中二インターン企画のプロデュースは、慶應義塾大学特任准教授などを務める若新雄純氏が行い、千葉大学教育学部教授・同附属中学校校長の藤川大祐氏がアドバイザーとして参画しました。

 

■思春期的な才能を発掘・助長する実験的プログラム

中学生の中には、思春期特有のクセやこだわりが過剰になる、俗に言う「中二病」をこじらせ、学校生活や周囲とのバランスに悩んでいるという生徒もいるでしょう。親や先生は、「普通」からズレてしまわないか心配しているかもしれません。しかし、そんな思春期ならではのズレや葛藤の中にこそ、若者一人ひとりの才能や個性を発掘するヒントが詰まっているのではないかと考えています。大げさに言えば、中二病こそ若者の可能性を開花させるチャンスなのです。

このプログラムでは、そんな中二病をこじらせた中学生のクセやこだわりを愛し、企業や社会人との関わりを通して助長させることで、「自分ならではの何か」を発掘することができる(かもしれない)新しい学びの場の提供を目指します。

ウェブサイト: http://chu-2.jp/

■インターン実施内容のご紹介

今回ご参画いただいた各企業の実施内容をご紹介します。

◎Day1 事前ワークショップ:「ズレいたっていい」

中二インターンのテーマである“才能”や“個性”の種である「ズレ」について、自分自身と向き合いました。前半は「自分のズレをシェアするワークショップ」として、“自分がズレていると思うこと”をお題に、思いつく限りふせんに書き出し、教室に貼ってシェアしました。みんなで無数の「ズレ」を見回りながら、共感したり、普段の友達の意外な一面を発見したりしました。

後半は、若新氏と杉山学長が、挙がったいくつかのズレを取り上げ、中学生とディスカッションしたほか、“インターネットの世界とズレ”についてトークセッションを行いました。「学校や周りの大人が認めてくれなくても、インターネットの世界では、地球の裏側に住んでいる多くの人が『いいね』と言ってくれるかもしれない。これからはズレこそが価値になっていく」と言う杉山学長を、手元のタブレットの画面越しに見つめる中学生の目は真剣そのものでした。

詳細レポート:https://chu-2.jp/report/1265/

◎Day2 中二が中二の“本音”を取材(提供:AbemaTV)

テレビ&ビデオエンターテインメント「ABEMA(アベマ)」は「本音と建前」をテーマにした取材体験プログラムを行いました。
「友達に嫌われたくない」「先生に怒られたくない」「場の空気を壊したくない」などの理由から、建前で話すことが増えてくる思春期。そこで当日は、中学生が取材記者となって、学校や大人の前では言えないようなお互いの本音を取材・撮影しました。

「矛盾をなくせと言いたい。『よそはよそ、うちはうち』って言う反面、隣の〇〇さんは△△しているよと言いますよね。自分の都合のいいように進めないでほしい」
「将来の夢を持てっていうけど、どう決めればいいの?」
「誹謗中傷と意見って何が違うの?」
「生きる意味ってなんなの?」

お互いにこうした本音をぶつけ、中学生同士で話し合いました。

2月18日に「ABEMA」で配信されたニュース番組「ABEMA Prime」では、「中二病も多様な個性!中学2年生がオトナに感じるギモンとは?若新雄純企画」として特集が組まれ、中学生のリアルな意見・疑問について若新氏を含む番組出演者が議論しました。

▼番組アーカイブはこちら
ABEMAビデオ(無料視聴)
『中二病も多様な個性!中学2年生がオトナに感じるギモンとは?若新雄純企画』
https://abema.tv/video/episode/89-66_s99_p2612

詳細レポート:https://chu-2.jp/report/1305/

◎Day3 気持ちを伝えるLINEスタンプ作成講座(提供:LINE)

冒頭、LINEが作られたいきさつについて、レクチャーいただきました。日本国内の「生活インフラ」として根付いているLINEですが、実は東日本大震災をきっかけに人々のホットラインとして作られたことはあまり知られていません。いまや誰もが使っているLINEスタンプも、文章では伝えづらい感情や状況をスタンプ(=ボディランゲージ)で表現するという、意思疎通手段として発案された背景を知り、中学生たちは興味深げにうなずいていました。

ワークショップでは、「ごめん」をテーマに、“本当に申し訳ない気持ち”や、“ちょっとバカにした気持ち”などを、手書きのイラストで表現しました。でき上がったスタンプを友達と見せ合い、「そんなつもりじゃないのに…」など、同じ感情を伝えようとしても人によって言葉やイラストのとらえ方が違うことを学びました。

詳細レポート:https://chu-2.jp/report/1319/

◎Day4 「大人の知らない自分の世界を本にする」企画会議(提供:ポプラ社)

『かいけつゾロリ』や『おしりたんてい』でおなじみのポプラ社。「大人の知らない自分の世界を本にする」をテーマに、中学生が出版社の社員となって企画会議に臨みました。
おそらく親も先生も知らない“自分の好き”を事前に企画書としてまとめ、何人かにプレゼンテーションしていただきました。

さらに、企画会議で選ばれた中学生の企画を取り上げ、全員で宣伝用のキャッチコピーを考えて発表しました。“個人の好き”を“みんなの好き”にするためのプロモーションを体験し、それぞれの着眼点の違いを楽しみました。なかにはポプラ社の方に「負けました」と言わしめる、プロ脱帽のキャッチコピーもありました。

中学生たちは、実際の編集者さながらのリアルな仕事に触れたことで、自由に発想することの楽しさを感じ、普段あまり知ることのない友達の“好き”に対する熱量に圧倒されているようでした。

詳細レポート:https://chu-2.jp/report/1345/

◎Day5 自分さがしの旅のはじまり(提供:リクルートキャリア)

社会の重要テーマである雇用の課題に挑み続けるリクルートキャリアが実施したのは、「自分さがしの旅のはじまり」と題した、自分のいろんな側面を知るためのワークショップ。

「あなたが、誰がなんと言おうと好きだと思うことはなんですか?」
「これだけは許せない! ありえねー! むかつくー! と思うことは?」
「大変だったけどよく頑張ったなー! と思う体験はなんですか?」

など11個の質問が用意され、中学生たちは、その答えを「自分」に見立てた立体図(サイコロ)の側面に書き込んでいき、クラスメイトとシェアすることで、“人は多面的であり、みんなそれぞれ価値観を持っている”ということを、楽しみながら理解していきました。

最後に、社員の方々が、いまと過去(学生の頃)の自分を踏まえた価値観を紹介してくださいました。「それぞれ考えや見えているものは違う。いつかみなさんに働く日が来たら、そのときは自分の『持ち味』を大切にしてほしい」と、生徒たちの道を照らす熱いメッセージをいただきました。

詳細レポート:https://chu-2.jp/report/1350/

◎Day6 振り返りワークショップ:「個性」を発掘!思春期を解き放て

最終日は、若新氏が実際に学校を訪問。さらに、事前ワークショップにもご参加いただいたデジタルハリウッド大学の杉山知之学長、千葉大学教育学部教授であり同学部附属中学校の校長でもある藤川大祐先生にもオンラインでご登壇いただきました。

この日は、これまで取り組んできたインターンで見つめた自分の“ズレ”をヒントに、振り返りワークショップと題して、自分の個性の発掘に取り組みました。好きな自分の個性を言語化し、他人から肩書をつけてもらうことで、その人の個性の輪郭をはっきりさせ、自分ならではの価値や才能に気づいていきました。

前半は、今回のインターンを通して気づいた自分の個性を真っ白なに記入し、周りのクラスメイトと見せ合いました。そこで藤川大祐先生にご登壇いただき、「中学校と個性」をテーマに若新氏とトークセッションを行いました。藤川先生からは「中学校では、同じような仲間と会うだけでなく、社会人とも交流したり、いままでやったことがないことに挑戦したりしてほしい」と、中学生が自身の個性をより理解していくためのアドバイスをいただきました。

後半は3人ごとにグループごとに分かれ、先ほど中学生たちが自分で書き出した個性に対して、ほかの2人が肩書を考えてカードに記入し、インタビューし合いました。さらに、完成したカードの内容を今後活かしていく可能性について、デジタルハリウッド大学の杉山知之学長と若新氏が中学生とディスカッションしました。杉山先生からは「普通を知っておく必要はあるが、普通になる必要はない。みんなと違うから、あなたに頼む意味がある」というアドバイスをいただきました。

最後に、若新氏から中学生に「人生はゲームだと思えばいい」というメッセージをいただきました。「昔は、人生はゲームじゃない、遊びじゃない、リセットできないと言われたけど、いまの子どもたちにはいろんな選択肢があり、合わなければ別のゲームにチャレンジすることができる」と、中学生の可能性の大きさについて語られました。

詳細レポート:
https://chu-2.jp/report/1367/(前半)
https://chu-2.jp/report/1376/(後半)

■次回開催予定

特設サイトおよび中二インターンの公式LINEより、お知らせする予定です。
詳しくは、中二インターンウェブサイトにてご確認ください。

http://chu-2.jp/

■運営会社について

中二インターンを運営する株式会社SEKAISHAは、『「じぶんのものさし」を、つくる。』をミッションに掲げる、教育事業ベンチャー企業です。子どもや若者の興味・好奇心を起点に、一人ひとりの個性と才能に根ざした多様なキャリア観と自己肯定感を育み、誰もが「じぶんのものさし」を自由につくることができる世界を目指しています。

■担当窓口
中二インターン事業統括 下田
連絡先:chu-2@sekaisha.co.jp
■会社概要
会社名 :株式会社SEKAISHA
所在地 :東京都渋谷区渋谷三丁目10番5号THOTAMビル2階
代表者 :五十嵐 雄太
設立 :2016年9月
URL :https://sekaisha.co.jp/
事業内容:教育事業等

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