NPO法人Silent Voice/聴覚障害のある子どもに手話による学びの場を提供オンライン対話学習コミュニティ「サークルオー」一般提供人数を増員
■「サークルオー」 概要
[開始日] 2021年4月2日(金)
[対象者] 下記に当てはまる聴覚障害のある6歳〜18歳の方
・身近に教育の選択肢がない
・ことばの遅れを感じている
・コロナの影響でコミュニケーション機会が減っている
[内容] 週2回程度のオンライン授業を提供
[利用料] 2021年7月まで無料(8月以降は有料)
[申込み方法] サークルオー公式HPからお問合せください
→https://circle-o.jp
- 「サークルオー」提供の背景
■ローカル地域に住むろう・難聴児の教育の選択肢が少ない
難聴児は1000人に1〜2人の割合存在しています。(出典:新生児聴覚検査の実態調査報告 平成26年6月11日 )ローカル地域に住む難聴児は、遠く離れた聴覚支援学校の寄宿舎に入るか、情報保障(手話・筆談・字幕等)の少なくなりがちな地域の学校に通うしかなく、塾や習い事に通う場合も聞こえる子どもが中心で会話に参加できないなど、教育環境や出生地域で選択肢が制限される傾向にあります。学校生活の中で「自分のできないことに目を向けざるを得ず、自信の持てない」経験をする子どもも少なくはありません。
- コロナによりコミュニケーションの機会が減少
■コロナによりコミュニケーションの機会が減少
コロナ禍における「新しい生活様式」の普及によって生活にマスクは必需品となり、「口が見えない」マスクを多くの人が着用することで、話しかけられていることにも気づくことができない状況が生まれています。「人との人とのコミュニケーションにおいて、不安や心配を感じる」と回答した人が全体の58%を超えていました。(出典:COVID-19(新型コロナウイルス)感染拡大防止に伴う視覚障害者・聴覚障害者が抱える困難に関する緊急アンケート)本サービスは孤立感を持ったろう・難聴児に向けて、人との”繋がり”や”学び”を通して前向きに頑張ろうと思える機会を提供することを目的としています。
- こどもたちの世界を拓く対話授業
- 「サークルオー」を利用した保護者様の声
東京都・6歳 保護者 様
私や家族では気付かなかった言葉がけや語彙をどんどん扱ってもらい、娘もどんどん語彙や知識が増えていきます。また、わからない事を今まで曖昧にすることがありましたが、「わからない」や「もう一回言って」としっかり言えるようになってます。難聴児にとって身近な存在で活用しやすい今の環境を続けてほしいと思います。
北海道・小学校3年生 保護者 様
我が家は札幌在住です。この度、東京のろうのおともだちに、オンラインで無償の授業がうけられるんだよと教えてもらい、大阪と札幌、だめ元で応募しました。この1ヶ月、先生との時間を心待ちにしていた子どもの姿を見てきました。担当していただいた先生がアメリカ在住ということも、インターネットって、オンラインってすごいを子どもと一緒に私も実感しました。
- 「サークルオー」事業責任者 井戸上勝一
1996年生まれ、奈良県出身。聴覚障害者の両親の元で手話と共に育つ。大学卒業後、株式会社LITALICOに勤務。家族の死と向き合う中で、限られた人生を何に使うかという問いの先にSilent Voiceを選択。
私たちは大阪府でろう・難聴児が通う教室「デフアカデミー」を営しています。そこには子どもたちの居場所と共にハツラツとした笑顔があります。しかし、全国に目を向けると「デフアカデミー」のような場所を選べない、選択肢にすらできない子供たちがいることを知りました。そこには”距離の壁”があります。コロナ禍で教室に通えていた子ども達にも影響が出る中で、「サークルオー」はこの”距離の壁”を壊し、新たな教育の手段となることを目指します。
- 【 NPO法人 Silent Voice 】
「”音のない声”を社会のなかで見える化したい」Silent Voiceの社名にはそんな想いが込められています。 「聞こえる聞こえない」という違いに向き合い、実際に様々な課題を解決してきた私たちにしか提供できない価値を追求することで、コミュニケーションの壁とたたかう人たちの力になりたいと考えています。
会社名 :NPO法人 Silent Voice
所在地 :大阪府大阪市中央区安堂寺町1丁目3-12 大阪谷町ビル4F
設立 :2017年1月19日
代表取締役 :尾中友哉
従業員数 :14名
事業内容 :教育事業
ホームページ :https://silentvoice.co.jp/
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