NPO法人eboard/NPO法人eboard、コロナ禍でのオンライン学習機会を保障する「やさしい字幕」を今夏公開、実証事業をスタート

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NPO法人eboard/NPO法人eboard、コロナ禍でのオンライン学習機会を保障する「やさしい字幕」を今夏公開、実証事業をスタート

NPO法人eboard(いーぼーど)は、オンライン学習の機会確保が困難となっている ろう・難聴児や、外国につながる子を主な対象として作られた映像授業字幕、「やさしい字幕」を 2021年夏に公開します。2021年4月からは、同字幕の効果的な活用に向け、ろう学校や学習支援NPO等での実証事業をスタートしました。

<やさしい字幕について>
NPO法人eboardは、全国的な休校が続いた2020年春の新型コロナウイルス感染拡大時、ICT教材eboardを全国100万人以上の方に届けることができました。一方で、聴覚障がいや日本語支援が必要な子に配慮されたオンライン教材が社会的に不足していることから要望が相次ぎ、同年秋には、団体が保有する小学校高学年と中学校の映像授業約1,600本に「やさしい字幕」をつけるプロジェクトをスタートさせました。
https://info.eboard.jp/yasashi_subtitles/

 「やさしい字幕」は、字幕の表示量の調整、言葉や文章構造の簡素化を行うことで、学習のハードルが下がるよう編集された字幕です。「やさしい字幕」化により、自動翻訳で得られる外国語字幕の精度も上がるため、外国につながる子の学習支援での活用も期待されています。

中学社会の映像授業の「やさしい字幕」(右が英語の自動翻訳字幕)中学社会の映像授業の「やさしい字幕」(右が英語の自動翻訳字幕)

字幕の作成には、これまでに16の企業・団体ボランティア、個人のボランティアを合わせ、のべ1,000名を超える方にご協力いただいています。2021年夏には、約1,600本分の「やさしい字幕」を公開できる運びとなり、義務教育課程の学習内容を広く取り扱った動画教材としては、国内で唯一、字幕による機会保障を行なった教材が誕生します。

<やさしい字幕実証事業について>
2021年4月からは、以下の学校・団体の方々にご協力をいただき、「やさしい字幕」の利用が想定される教育現場での効果的な活用モデルづくりに向けた実証事業をスタートしました。

  • 東京都立大塚ろう学校
  • 柏市教育委員会「きこえの教室」
  • 手話でいきる子どもの「あ〜とん塾」(放課後等デイサービス)
  • NPO法人青少年自立援助センター(YSCグローバル・スクール)
  • 認定NPO法人 多文化共生教育ネットワークかながわ
  • 島根県公立小学校教諭 井上賞子 先生(特別支援教育士)

本事業は、株式会社セールスフォース・ドットコムからの新型コロナウイルス関連の緊急支援の寄付を受け、2022年以降、類する教育・学習支援現場への展開を目標に進められています。

<今後の取り組み 小学校低学年への対応>
NPO法人eboardでは、今夏約1,600本の「やさしい字幕」の公開後、対象となる学年を広げ、小学校低学年の映像授業についても、字幕の追加を進めています。現在、在宅・オンラインで取り組んでいただける企業・団体ボランティア計300名の募集を行なっています。

これまでにご支援・ご協力いただいた企業・団体や、ボランティア参加についての詳細は、ホームページまたはメールにてお問い合わせください。

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