偕成社 偕成社/日常会話で使える! 動物が登場する英語イディオムを集めた『どうぶつ英語フレーズ大集合!』
どうぶつ英語フレーズ大集合!
https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784030034600
- 収録されているのは50のイディオム。例えばどんなフレーズがある?
『どうぶつ英語フレーズ』では、50のイディオムを紹介しています。そのどれもに、直訳するだけではわからない、英語圏の文化が現れています。
例えば「Crocodile tears」、直訳「わにの涙」。そのままの意味かと思いきや、その意味は「うわべだけの涙・うそ泣き」です。
その言い回しが定着した説として、1つには14世紀にヨーロッパで流行した旅行記の存在が挙げられています。
「Lame duck」、直訳「足の不自由なアヒル」は、「任期満了前の、影響力を失った大統領や政治家」を表します。
こちらは19世紀アメリカで、なかなか前に進めないあひると、影響力を失った政治家を結びつけて使われ始めました。
この言葉は、最近では日本でも「レームダック」とそのまま使われるようになっていますが、こうした背景を知っていると、すっと言葉が入ってきます。
このように、それぞれのフレーズがどのように生まれたか、使われ方などが見開きで解説してあります。やさしい表現で明快に書いてあるため、お話のように読むことができ、自然にフレーズを覚えられます。最後に例文コーナーもあり、実際に文章の中でどう使われるかがわかります。
- 毎日中学生新聞での連載の書籍化! ユニークな木版画で楽しさ倍増
本作の元になったのは、毎日中学生新聞で2005〜2006年に連載されていた「英語の森の動物図鑑」。書籍化にあたり、作者の河本望さんが再構成・加筆修正し、グレードアップしています。
▲当時の誌面現物
また、宇田川新聞さんによるユニークな挿絵も見応えたっぷりです。人気番組「出川哲郎の充電させてもらえませんか?」(テレビ東京)のイラストなどを手がける宇田川新聞さん。本作では英語フレーズの直訳の意味、実際の意味をおもしろく切り取って木版画で表現しており、本全体に趣を与えています。クスッと笑え、記憶に残る描写も多く、イディオムを覚えるのにも一役買ってくれます。
文法に単語、文章読解と、さまざまな英語学習がある中で、文化や歴史に根付いたおもしろい視点から学習できる一冊。英語に親しみを感じ、苦手意識を減らす一助にも! 大人の方にもおすすめです。
- 書籍詳細
【著者紹介】
著:河本望
1961年東京生まれ。8歳からアメリカのニューヨークなどで暮らす。シカゴ大学卒業。毎日新聞社の英文毎日局、東京財団政策研究所などで和文英訳や英文での執筆などに携わる。2002年より観世流の能楽師として舞台に立つ。
絵:宇田川新聞
1971年東京生まれ。木版画イラストレーター。ロゴマーク、雑誌や本の挿絵、書籍の装画などを手がける。著書に『木版画手習帖』、挿絵に『ニンニクの絵本』、『怪しくゆかいな妖怪穴』などがある。
【書誌情報】
書名:どうぶつ英語フレーズ大集合!
著:河本望
絵:宇田川新聞
定価:1,320円(税込)
対象:中学生から
サイズ:21cm×15cm
ページ数:111ページ
ISBN コード:978-4-03-003460-0
発売日:2021年8月30日
◎偕成社HP書誌情報:https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784030034600
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