日本コスモトピア日本コスモトピア/2021年10月16日・17日開催 わくわく文庫読書感想文コンクール授賞式レポート

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日本コスモトピア日本コスモトピア/2021年10月16日・17日開催 わくわく文庫読書感想文コンクール授賞式レポート

「自立学習」「生涯学習」を事業の軸とし、学習塾・学校・生涯学習教室向けICT教材システムの企画・制作・販売を手がける株式会社日本コスモトピア(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:下向 峰子、以下:日本コスモトピア)は、2021年10月16(土)・17日(日)に今年10年目となる「わくわく文庫読書感想文コンクール」をオンラインで開催いたしました。
10月16日(土)は、入選者発表のプレイベントを実施し、17日(日)は、最終結果発表となる授賞式を行いました。今年から新しく感想を絵で表現する感想画部門も新設しました。感想文部門536作品、感想画部門124作品、応募総数660作品の中から、感想文部門6名、感想画部門6名を表彰しました。

<第10回記念「わくわく文庫読書感想文コンクール授賞式」概要>
日時:
①プレイベント(入選者発表) :2021年10月16日(土)10:00-11:00
②授賞式(最終結果発表)   :2021年10月17日(日)10:00-12:00
場所   :オンライン
HP     :https://waku2kansoubun.cosmotopia.co.jp/
アーカイブ:
①プレイベント(入選者発表) https://youtu.be/mktYsZoRL10
②授賞式(最終結果発表) https://youtu.be/Wi8O-6yF–8

内容:
●プレイベント(入選者発表)
日時:2021年10月16日(土)10:00-11:00

<プログラム>
①わくわく文庫紹介〜今年10年目を迎えた感想文コンクールについて〜
②わくわく文庫受講生OBインタビュー〜本と私の出会い〜
③第10回コンクール審査概要
④日本コスモトピア社長賞・特別賞発表
⑤入選者発表

●授賞式(最終結果発表)
日時:2021年10月17日(日)10:00-12:00

<プログラム>
①わくわく文庫紹介〜今年10年目を迎えた感想文コンクールについて〜
②審査員長ご紹介
③結果発表〜感想画部門〜
④結果発表〜感想文部門〜
⑤審査員長による講評と受賞者へのインタビュー
⑥大賞受賞者による朗読

●感想文部門 審査員長

きむらゆういち氏
1948年 東京都生まれ。多摩美術大学卒業。絵本・童話作家。造形教育の指導、テレビ幼児番組のアイディアブレーンなどを経て、絵本・童話作家に。戯曲やコミック原作・小説など広く活躍中。ゆうゆう絵本講座主催、純心女子大学客員教授。著作は2021年現在、国内にて約670作品、海外では310 作品を超え、数々のロングセラーが国内外の子どもたちに読み継がれている。代表作として『あらしのよるに』シリーズ(講談社)、『あかちゃんのあそびえほん』シリーズ(偕成社)がある。他、『風切る翼』『よーするに医学にほん』シリーズ(講談社)、『オオカミグーのはずかしいひみつ』(童心社)『どうするどうするあなのなか』(福音館書店)『たいせつなものはみんな子どもたちが教えてくれた』(主婦の友社)などがある。主な受賞として『あらしのよるに』で講談社出版文化賞絵本賞、産経児童出版文化賞JR 賞受賞。『オオカミのおうさま』(偕成社)が第15 回 日本絵本賞受賞。

●感想画部門 審査員長

池田あきこ氏(本名:池田晶子)
東京吉祥寺生まれ
1983年、自由が丘でメーカーのシンボルとして『猫のダヤン』を描く。1987年より不思議な国わちふぃーるどを舞台に絵本を描き始め、画集、長編物語、また旅のスケッチ紀行など多方面に作品を発表していく。<ダヤンのコレクションブック>シリーズ16巻、長編物語7巻に加え冒険物語も数冊出版中。その他、愛蔵版「ダヤンとわちふぃーるど物語」、画集「タシールエニット博物館」、「サウス風物詩」、「タシルの街とフォーンの森」など出版著書は130タイトルを超える。最新刊にダヤンの冒険物語「ダヤンと霧の竜」がある。
2010年より‘ボルネオの森を守ろう’の活動を開始。絵本「森の音を聞いてごらん」を出版。2018年10月より立体的に世界を楽しむ「猫のダヤン35周年 ダヤンとふしぎな劇場 池田あきこ原画展」を松屋銀座を皮切りに全国ロードを始める。河口湖・木ノ花美術館で常設展開催中。

先生方のコメントはこちらをご覧ください。
https://waku2kansoubun.cosmotopia.co.jp/event/midokoro/#shinsainchou

<イベントハイライト>
10月16日(土)プレイベント(入選者発表)
①「わくわく文庫受講生OBインタビュー」〜私と本との出会い〜
わくわく文庫が生まれて17年になります。小学生の頃にわくわく文庫を受講されていた大学生、土橋夏子さんと成井結菜さんのお二人にご登場いただきました。幼い頃、母親が本の読み聞かせをしてくれていたところから、本が好きだったというお二人。十数年前に時を戻して、わくわく文庫で出会った衝撃の本、続けることで感じた効果などを順々に語っていただきました。

●土橋夏子さん

3歳で入塾し、7歳からわくわく文庫を始める。昨年の「第9回わくわく文庫読書感想文コンクール」では、人生の先輩の部で金賞を受賞。現在は、同塾にて学びを次世代へとつなげるため講師として活躍中。

●成井結菜さん

2020年の秋、「ある書籍を探しているのですが、もし、何かわかることがあれば…」と弊社へお問い合わせ。そう、わくわく文庫で読んでいた書籍を探されていたのです!現在は、通信制美大に所属する傍ら、趣味で描いた絵をグッズ化してネット販売。

②日本コスモトピア社長賞・特別賞の発表・賞状授与・入選者発表

社長賞は入選には届かなかったものの「独創性を大事にする」「ユニークを育てる」にフォーカスを当てた賞で今年は3名の方が受賞しました。そのうち2名の方がイベントに登壇しました。賞状授与と、直接お話を聞かせていただきました。
まず一人目は小学1年生の髙橋杏莉さん。
「本を読むのはあんまり好きじゃない」「感想文はちょっといやだな」と素直に感想文に綴りながらも、「これからも読書を続けてくれる?」と聞かれるとにっこり「うん」と返事をしてくれました。続いて小学2年生の濱玄稀凱さん。元気に登場してくれました。「魚達がいろいろなドジをして、あちゃーと思ったから、僕だったらこうする!」と想像力を膨らませて魚達の救出方法を書いてくれました。本を読んだ時に感じた素直な気持ちを思い出しながら、笑顔で話してくれました。これからものびのびと読書を続けてくださることを期待しています。

10月17日(日)授賞式(最終結果発表)
2日目の17日は最終結果発表及び授賞式を開催しました。前日に発表された入選作品の中から、審査員長の感想文部門きむらゆういち先生と、感想画部門池田あきこ先生が以下の賞を選出しました。

<感想文部門>
「大賞」—子どもの部で最も優れている作品
「金賞」—子どもの部、人生の先輩の部各部門で優れている作品
「審査員長賞」—審査員長が心惹かれた作品

<感想画部門>
「グランプリ」—子どもの部で最も優れている作品
「優秀賞」—子どもの部、人生の先輩の部各部門で最も優れている作品            
「審査員長賞」—審査員長が心惹かれた作品

<感想文部門>
「大賞」
守屋侑沙さん(小学5年) 書籍名「よだかの星」

「自分の実体験に照らし合わせて共感しただけでなく、どのように解決するかまで結論を出し、しっかりと自分の考えを表現した素晴らしい感想文。普通なら共感で終わるのですが、この感想文では難しい人間関係を解決するところまでを考えていました。このような考え方ができる守屋さんは素敵です」と絶賛されたきむら先生。
守屋さんは「よだかと同じような思いをしたことがあったので興味を持ってこの本を選びました。感想文を初めて出したのでとてもびっくりしています」と答えていました。きむら先生のご講評を聞いた後、本人による作品朗読が行われました。小学生とは思えない堂々とした朗読は、見る者を惹きつけるものがありました。

審査員長賞
星野結衣さん(小学1年) 書籍名「にじいろのしまうま」
 

「にじいろのしまうま」の本の感想を、虹を初めて見た時の感動と共に感想文にしてくれました。きむら先生「虹はどこから始まっているんだろうから始まる、感想文なのに完璧なストーリー」虹が大好きという星野さん、恥ずかしそうですがしっかりした受け答えが印象的でした。

低学年の部「金賞」
堤絃人さん(小学2年) 書籍名「きつねのおきゃくさま」

教室の先生からのコメントをご紹介します。「教室ではすごく恥ずかしがり屋さんですが、いつも感想を原稿用紙いっぱい書いてくれます。自分とキツネを重ねることで、兄弟仲良くすることを考えるきっかけになりました。きっとかけがえのない大切な本と出会えたのだと思います」

中学年の部「金賞」
宮地凛さん(小学4年) 書籍名「おおきなきがほしい」

きむら先生「自分が登っているかのように本を読み進めているのが感じられ、感想文を読んでいる僕も、その木に登っているような気になります。途中の小屋でホットケーキを食べているところまで体験したような気になりました」とのお言葉に、宮地さんは大きな声で返事をしていました。

高学年の部「金賞」
平野兼続さん(中学1年) 書籍名「ピノッキオの冒険」

ピノッキオに語りかけるような感想文、きむら先生から「とても完璧に仕上がった感想文で、ひとつの作品を読んでいる気分になりました」とほめていただきました。平野さんは慎重に言葉を選びながら、「自分と似ているピノッキオを身近に感じられるように書きたかった」と答えてくれました。

人生の先輩の部「金賞」
上沼あすみさん 書籍名「1ねん1くみ1ばんワル」

きむら先生「『人は子供の時に手に出来なかったものを探し続ける。』それは私にとって『ワル』だった、と始まります。ずっと良い子を演じて来た自分への反省、そしてこの本の主人公への憧れへとつながっていきます。誰もが自分に正直に生きたい。でも簡単にそう出来ない社会生活があります。その2つを見事に整理した見事な感想文でした」

<感想文部門 きむらゆういち先生のメッセージ>
エッセイは自分の日常を材料にして自分の考えを書くことだが、感想文というのは読んだ本を材料にして自分の考えを書くことだとボクは思います。だから感想の中に本のことだけではなく自分の日常が描かれていることが大切だと思っています。そういう意味では、ほとんどの作品がその条件を満たしていて素晴らしいと思いました。力作ぞろいでこの中から又更に選ぶということは、夏目漱石と芥川龍之介のどちらかに賞をあげて下さい、と言われているのと同じで、どちらも素晴らしいと言わざるを得ない。しかしそれでも決めなければいけないのが審査員の辛さです。本当は皆さんにそれぞれ良い所があって全員に賞をあげたいのが本音なのです。本当は全部良かったよ!と言いたいところですが、あえて悩んだ末に選ばせていただきました。では皆さんに、おめでとう!

<感想画部門>
グランプリ
髙士 優海さん(小学5年)

タイトル「はじめての気持ち」 書籍名「シートン動物記[1]」

栄えある感想画部門グランプリを受賞されました髙士さん。「濃淡のある雪原や山の複雑な色使い、狼たちの愛情にあふれた目。丁寧に描かれたふりしきる細かい雪や飛び散る血しぶきがドラマを引き立てている。文句なしに素晴らしい」とおっしゃる池田先生。髙士さんは「とても嬉しいです。でも、まだまだ足りないところがあるので、ご指摘をいただきたいです」と答え、その向上心に一同驚かされました。先生のアドバイスを真摯に受け止めていた髙士さん。これからもその気持ちを忘れず、心のままに絵を描き続けてほしいと思います。

    タイトル:はじめての気持ち 書籍名:シートン動物記[1]  髙士 優海(小学5年・三重県)

審査員長賞
岡田朱加さん(小学4年)
タイトル「人魚ひめの初めて見る世界」 書籍名「にんぎょひめ」

池田先生「人魚ひめが登場していないところに臨場感を感じる。そして色がとても綺麗。マニキュアなど、既存の画材にこだわらず工夫して何でも使うのはいいね」 岡田さん「にんぎょひめが見る世界なのでにんぎょひめを書かない方が自然だと思いました。はじめて見る世界をキラキラ感であらわしました」

低学年の部 優秀賞
佐藤千咲芸さん(年長)
タイトル「魔法のランドセル」 書籍名「みてよぴかぴかランドセル」

先生からの「ど~んと迫力のランドセルを子どもたちと動物たちがみんなでかこんでいるのがいいね。いろんな赤で塗ってあり存在感があるね」とのご講評に、「桜の花びらを表現するために綿棒を使いました」とはにかみながらハッキリと返事をしていました。

中学年の部 優秀賞
田上仁華さん(小学3年)
タイトル「大きなふしぎな木」 書籍名「おおきなきがほしい」

池田先生は「なんという存在感のある木。構図もいい。この絵を表紙にしたいぐらいよ。これからもいっぱい本を読んで絵を描き続けていってね」と、優しく語り掛けてくださり、田上さんも嬉しそうに答えていました。

高学年の部 優秀賞
北原和真さん(小学6年)
タイトル「まって~!おてんばしのちゃんともふもふねこ」 書籍名「ねこふんじゃった(わらいうさぎより)」

高学年の部は良い作品が多くかなり競ったそうです。その中での受賞。猫の表情や、もふもふとした質感と、みんなが笑っているところを池田先生が注目してくださいました。見る人にその本を読んでみたいなあと思わせる、思わず笑顔になる作品でした。

人生の先輩の部 優秀賞
今岡由美さん 
タイトル「王子さまは今…」 書籍名「星の王子さま」

人生の先輩の部は「星の王子さま」を描いた幻想的な作品。黒いケント紙に白や銀のゲルペンで丁寧に描かれており、サン・テグジュペリの物語のイメージを大切にした美しい作品でした。

<感想画部門 池田あきこ先生からのメッセージ>
感想画の審査をするのは初めての試みだったけど、とっても面白かった。売っている画材だけでなく、身近にあるものを使って絵を描くのも新しい発見がある。私は紙に絵を描き始めたのはずいぶん大人になってからだけど、絵を描く楽しさを見つけて、人生が豊かになった気がします。いっぱい本を読んで、心に残ったことを絵にしていくのはとても素敵なことだと思う。これからもみんな感想画という新しい試みにたくさんトライしてみてね!今回受賞を逃した人も、本を読むことは人生を豊かにする、絵を描くことで、さらに豊かになる。みんなも描くことを続けてね。ためておくと、すごく楽しい読書記録になるよ。

本コンクールは、日本コスモトピア企画・制作の読書支援教材『わくわく文庫』を通じて学習塾で日々読書に励む子どもたちが、その成果を発揮できる機会として毎年開催しており、今年で10年目となります。子どもたちが読書の楽しさ、素晴らしさを改めて知ることで、より豊かな人間性を育むとともに、読書推進のきっかけとなることを目的としています。課題図書を決めず自由に本を選んでもらうことにより、子どもたちの自主性を大切にしています。

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