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　学研ホールディングス／宮城県の総合進学塾あすなろ学院　フィールドワークを取り入れたハイエンドな少人数SDGｓ探求学習プロジェクト開講

VOIX編集チーム公開2022-04-04 ニュース

学研ホールディングス／宮城県の総合進学塾あすなろ学院　フィールドワークを取り入れたハイエンドな少人数SDGｓ探求学習プロジェクト開講

株式会社　学研ホールディングス（東京・品川/代表取締役社長：宮原博昭）のグループ会社、株式会社学研スタディエ（さいたま市/代表取締役社長：亀谷眞宏）が展開する宮城県の総合進学塾「あすなろ学院」は、小学5年生～中学2年生を対象に、フィールドワークを取り入れた、およそ半年間に亘るSDGs探究学習「ミライ思考　ゼロワン」プログラムを開講します。

講座企画の背景

あすなろ学院は令和3年度宮城県ストップ温暖化賞の大賞を受賞するなど、SDGs（持続可能な開発目標）学習に取り組んでいます。背景には、差し迫った地球規模の課題解決に対し、子ども達の夢の実現に取り組む学習塾として、積極的に貢献したいとの思いもありますが、それだけではありません。

2020年度の新学習指導要領改訂に伴い、『持続可能な社会の創り手となることができるようにすること』『社会に開かれた教育』という表現が盛り込まれ、実際に中学・高校・大学入試においても、実社会の課題解決の姿勢や思考力・表現力が求められるようになっています。

企画にあたり、学校現場で長年教科横断型の探究学習を企画・実践してきた第一人者にも協力を仰ぎ、学校教育現場での課題感も踏まえた上で、定員はわずか8名、敢えて学年混合、ふんだんにフィールドワークやプレゼンテーションや議論の時間を確保するなど、ハイエンドな講座を設計しました。

講座の概要

出発点は、宮城県南東部に位置する亘理町です。東日本大震災で打撃を受けた亘理町では、今夏、震災以来11年ぶりとなる荒浜海水浴場のオープンを予定しています。その海水浴場から一歩離れ、阿武隈川河口部に目を向けると、まるでミルフィーユのように何層にも堆積した大量のゴミが山積しています。これらのゴミがどこから来たのか、どんなゴミが多いのか、どのくらいあるのかについて、先行調査を行っている高校や有識者の力も借りながら、科学的調査を行っていきます。

河川由来のプラスチックゴミが多いですが、プラスチック製品反対運動が目的ではありません。

亘理町隈崎の海岸清掃ボランティアが1ヶ月で拾い集めたゴミ

機械と樹脂の融合型リサイクルを行う企業等の全面的な協力を受け、河川・海洋ゴミ問題の入口と出口を、複合的に学んでいきます。

最終的には、絞り込んだ課題点を伝え、解決するためのアイデアを宮城県内の小学生から募集する、令和5年春開催予定の大規模イベントを、参加児童・生徒が企画していきます。より多くの子ども達に、しっかりと伝わる表現を、適切な媒体に乗せて届けられるよう、メディアや広告代理店による講義も予定しています。

あすなろ学院は「地元みやぎ応援」も掲げており、参加児童・生徒は亘理町の魅力発信も合わせて行います。歴史や伝統・特産を学び、あすなろ学院への入塾者プレゼント品なども企画します。

今の世の中の課題は、私達大人が責任を持って解決していくことが前提です。しかし、子ども達が大人になった時代には、きっとまた別な問題が発生しています。今回の活動を通し、子ども達には課題の発見から解決に向かうための方法を学んでもらい、彼らの時代を切り拓く力を身に付けて欲しいと願っています。また、コロナ禍もあって実体験が確実に減っている子ども達に、現在の課題解決に取り組む人々に直接触れることで、日々の学習の目的や意義、学ぶことの楽しさを、肌で感じていただければ幸いです。