あしたの寺子屋/2022年4月5日あしたの寺子屋が北海道八雲町に13校目となる「やくもの寺子屋」を開校

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あしたの寺子屋/2022年4月5日あしたの寺子屋が北海道八雲町に13校目となる「やくもの寺子屋」を開校

地域における子どもの世界を拡げる日常的な居場所をプラットフォーム化する株式会社あしたの寺子屋(本社:北海道札幌市、代表取締役:嶋本勇介)は、13校目となるパートナー校として、2022年4月5日(火)に北海道八雲町に「やくもの寺子屋」を開校します。塾業界においては、人口3万人未満の市町村には経済合理性の観点からほとんど参入がないといわれています。「あしたの寺子屋」( https://ashita-terakoya.com/ )は、それにより学習機会に課題があるとされている人口3万人未満の市町村を対象に北海道から展開しており、ICTを活用して全国の寺子屋に通う子どもたちの繋がりを創出しています。2022年3〜6月に新たに6校のパートナー校が加わり、あしたの寺子屋は合計18校となる予定です。

 

  • 2022年4月5日 開校 参画パートナー 北海道八雲町「やくもの寺子屋」について

<やくもの寺子屋  概要>
廃業になった銭湯を改装して創られた八雲町唯一のゲストハウスsentoに併設した、カフェラウンジsentoの一画で週2回のプライベートスクール「やくもの寺子屋」を開校します。異文化に触れる塾として、「成績を上げるための塾ではない」少し変わった教育方針で子どもたちの「選択肢を広げるための体験」を用意します。
(開校日:毎週 火・木 15:00-17:00)

●住所:〒049-3112 北海道二海郡八雲町末広町30番地
●URL: https://yakumonoterakoya.localinfo.jp/pages/5704468/about 

<やくもの寺子屋が目指すもの>
1.故郷を愛し、故郷を育む人が溢れる地域を創造する
2.自ら道を切り拓く人財を育てる

<参画パートナー「やくもの寺子屋」 寺子屋長    赤井 義大氏 コメント>
私はたまたま幼少期に海外に興味を持ったことで、高校から7年間を海外で過ごすことができました。海外や東京での暮らしをきっかけに様々な地域や人との出会いを経験したからこそ、出身地である八雲町や北海道、地方の素晴らしさを強く実感しました。
「ICT技術の発達」や「地方の注目度向上」により地方にいながらも様々な文化や人に触れ合える時代になったと思います。やくもの寺子屋で私と出会い、対話することは生徒にとって「海外に進学する」という選択肢を一つ増やすことにつながります。そのようにして、これからの八雲で育つ子供たちには、八雲にいながらも世界と繋がり、多様な価値観や選択肢に触れて欲しいと思っています。

  • あしたの寺子屋とは

あしたの寺子屋は、深刻な過疎化により​​教育の地域間格差の課題を抱える北海道で代表の嶋本勇介が2020年に創業しました。子どもたちの世界を拡げる一歩目を支援する居場所を、地域住民が複業型で立ち上げ・運営するためのノウハウとネットワークの提供により創出してきました。あしたの寺子屋は、全国のカフェ・子ども食堂・公民館・ゲストハウスなどを活用した子どものための場づくりに留まらず、ICT活用によって学習機会を最大化させる寺子屋です。これにより従来型の塾ではなく、様々な体験を子どもたち一人ひとりにあわせて提供しています。また、あしたの寺子屋では各校間での教材や事例共有などを積極的に実施し、寺子屋運営者のサポートも行っています。地域同士を繋げ、最大化させることで、閉鎖的になりがちな子どもたちの世界や可能性を拡げる事業を続けています。※全国に13校、2022年4月5日時点

  • あしたの寺子屋の活動に参加した生徒や保護者の声

・プログラミングが好きで町内に話ができる友達がいなかったけど、大学生のセンパイや他の県の寺子屋とのオンライン授業で、同じ話題で楽しめる友達ができた。 (生徒:中学1年生)

・寺子屋に通うようになって親も知らない子どもの一面を知ることができた。学校や家での振る舞いも変わって、新しい一面を見れたことが嬉しかった。(保護者:小学生の母)

・先生や親に言えないこと/言いづらいことを話せているようだった。部活動での人間関係に悩んでいることを率直に話せる関係が有難かったし、そういう関係だからこそ、子どもたちが自分のやりたいことに気づいたり挑戦してみることができたのだと思います。(保護者:中学生の母)

・「世界が広がった」「可能性が広がった」と感じている。町内の大人と話すだけでは知ることのできないことを知れた。(保護者:高校生の母)

・町内に学習塾がない中で、夏休み・冬休みだけでも学習サポートが受けられるのは良い。(保護者:高校生の父)

  • あしたの寺子屋 参画パートナー校の紹介(2022年4月時点)

1.陽向舎(神奈川県藤沢市/21年4月参画)
 
・参画形態:おでん屋の一角を間借りして開校。
   ・URL:https://hinataya.theblog.me/
2.学習塾まなび島(鹿児島県与論町/21年4月参画)
 
・参画形態:地元出身者によるUターン開校。
 ・URL:https://manabijima.com/
3.アドベンチャークラブ札幌/LIKEPLUS(北海道札幌市/21年4月参画)
 
参画形態:特定非営利活動法人E-LINKがゲストハウスを利用して学童を開校。建物取り壊しによる移転に伴い、クラウドファンディングを実施し成功。
 URL:https://adventureclubsapporo.com/
4.知るを楽しむ「学びどき」(青森県南部町/21年4月参画)
 
・参画形態:地元でカフェを営む企業が空きスペースを活用して開校。
 ・URL:https://peraichi.com/landing_pages/view/manabidoki/
5.ALOP SCHOOL(北海道美幌町/21年4月参画)
 
・参画形態:地元出身者によるUターン開校。
 ・URL:https://alopschool.studio.site/
6.商店街のアトリエ(青森県三沢市/21年7月参画)
 
・参画形態:地元WEB系企業が開校し、現役通訳士が運営。
 ・URL:https://www.a-atelier.org/
7.Grow Rich English School(東京都三鷹市/21年7月参画)
 
・参画形態:英検合格を軸にした英語塾が寺子屋機能を追加して開校。
 ・URL:https://growrich-es.com/
8.irodori Study Lab(福岡県八女郡広川町/21年8月参画)
 
・参画形態:地元出身者が地域おこし協力隊としてUターンし開校。
 ・URL:https://peraichi.com/landing_pages/view/irodoristudylab/
9.学び舎ニュートン(宮崎県新富町/21年8月参画)
 
・参画形態:関東から移住した地域おこし協力隊が開校。
10.自学自炊コミュニティnalba(京都府京都市/21年9月参画)
 
・参画形態:地元で長く愛され続けている焼き肉店、保育園を運営する株式会社きたやま南山が開校。
11.学び舎とう(京都府南丹市美山町/21年9月参画)
 
・参画形態:自然豊かで茅葺屋根の家が並ぶ人口3500人程度の町の寺子屋。地元出身者による開校。
12.言語と非言語の共創イングリッシュスクールNARU(静岡県牧之原市/22年3月参画)
 
・参画形態:地元私立中高に勤める現役英語科教員による開校。
 ・URL:https://narumakinohara.studio.site/
13.やくもの寺子屋(北海道八雲町/22年4月参画)
 
・参画形態:八雲町末広町でカフェ・レストラン「Cafe & Lounge sento」を運営し、就労支援を行っているNPO法人やくも元気村による開校。
 ・URL:https://yakumonoterakoya.localinfo.jp/

  • 子どもたちの成長やキャリア観に関する調査からの考察

文部科学省が2017年に実施した高校生に対するプロジェクトとその調査により、子どもたちの成長やキャリア観の醸成に「学外の年上の人との交流」ができる子どもの居場所があることが重要な要素の1つであることがわかりました。(※1)

<地域の大人との協働が子どもたちの「地域就職」や「Uターン」の意欲向上に>
文部科学省が実施した、高校生が地元の課題を題材にビジネスを創るプロジェクト(SBP)の分析レポートによると、地域にある仕事について調べる機会があった生徒ほど、高校卒業後の進路で「地域との繋がり(地元就職・Uターン)」に関する意欲が強まるという結果が得られています。ここから、地域の中で働く大人やその仕事と触れ合う機会を創ることが、結果的に人づくりだけでなく、将来的な地域の人の流れづくり/ 関係人口創出にもつながることを示唆しています。

<「学外の年上との交流が理想と比べ不足している」と認識する保護者は約半数に>
「地域就職」や「Uターン」にも繋がる学外の年上の人との交流ですが、保護者への調査では現状「交流がある」と回答した保護者は4割未満にとどまりました。また、「理想通りの交流量」だと回答する保護者は約半数という結果に。学校教員からの声では、生徒が地域に出ていく「学外の年上の人との交流」も含む学校外の活動の機会作りは、取り組む時間がないことや、やり方がわからないこと、また予算獲得がハードルとなっていることがわかりました。

地元への関心を深めながら学習支援にも繋がる、家でも学校でもない第三の居場所は地方での「子どもの教育」、そして「地域活性化」の両方の観点から必要とされています。

※1:データ引用元 (2018.実施 思春期の実態把握調査 結果報告書 (株式会社マクロミル・認定NPO法人カタリバ協働調査)、2019.高校生と地域が協働した地域ビジネスの創出(SBP) – 文部科学省)

■会社概要
【会社名】 株式会社あしたの寺子屋
【代表者】 代表取締役 嶋本勇介
【設立】  2020年11月
【本社】  北海道札幌市中央区大通西3-6 北海道新聞本社ビル2F  SAPPRO Incubation Hub DRIVE
【公式サイト】開校者向け https://ashita-terakoya.com/  保護者/生徒向け https://corp.ashita-terakoya.jp/
【事業内容】
 ⑴オンライン教材とコーチングを活用した個別最適化した学びの基盤の提供
 ⑵各寺子屋での学習者と運営者への全国横断コミュニティ機能の提供
 ⑶ふるさと納税などを活用した公設民営モデルの研究と自治体への提唱
 ⑷地域おこし協力隊、UIターン等希望者定着のための開業準備講座の提供
 ⑸ゲストハウスやカフェと寺子屋などの兼業寺子屋モデルの研究と提唱

▼3日間〜10日間で中学生・ 高校生に「次世代型」夏期・冬期講習を当社スタッ フが提供する「あしてらキャンプ」では、2022年度は北海道を中心に9市町村、10回にて開催予定。

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