一般社団法人国際エデュテイメント協会の英語教材「Thinking Critically about SDGs」が2023年度で8校に導入

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一般社団法人国際エデュテイメント協会の英語教材「Thinking Critically about SDGs」が2023年度で8校に導入

SDGsでクリティカルシンキングを養う英語教材が8校の中学・高校に導入。総合的な学習・探究学習の教材として活用できる日本語版もリリース

答えのない問いから生徒の興味関心を触発し、これからの生き方や社会のあり方を考えるきっかけに

  • 「Thinking Critically about SDGs」の導入校が8校に
  • 総合的な学習の時間や探究の時間で活用できる日本語版「クリティカル」をリリース

全国の教育委員会や学校に向けたDX支援や教材開発、広報支援を行う一般社団法人国際エデュテイメント協会 (本社:東京都千代田区、代表理事:森 俊介、以下「当社」が提供する、SDGsの成り立ちや17のゴールを学びクリティカルシンキング能力を養う英語教材「Thinking Critically about SDGs」は、2023年度で8校の中学校・高等学校へ導入されました。累計では約800名の生徒に利用されています。また、総合的な学習・探究の時間の教材として活用できる日本語版SDGs探究「クリティカル」~社会問題を考え、議論し、行動するための力を育む~ も同時に正式リリースすることをお知らせいたします。

導入校一覧

  • 山脇学園中学校 (東京)
  • 関東学院六浦高等学校 (神奈川)
  • 京都聖母学院高等学校 (京都)
  • 松蔭中学校・高等学校 (兵庫)
  • 西大和学園高等学校 (奈良)


背景

昨今の学校現場では、先行きが不透明なVUCA時代※1において、自己の生き方や興味関心のある分野を明らかにしていく「自己理解力」、必要な情報を収集し適切に整理・分析を行う「批判的思考力」、主体的に課題設定を行い解決に向けて取り組む「主体的行動力」、などの非認知能力※2を充実させる取り組みを重要視する動きが加速しています。

高校では、2022年度の学習指導要領改訂により「総合的な探究の時間」※3という新科目が実施されています。生徒は毎回の授業で、人権問題や気候変動など、多様な社会課題を考えながら、個人的な興味・関心を元に「自己の在り方生き方」を考え、自ら課題を発見し解決に向けた探究の取り組みが行われます。

それに伴い、先生には、生徒に対して一方的に知識を伝達する授業とは別に、生徒の自己理解を深めながら、生徒自らが興味関心のある問いを見いだし自発的に学習を進めていくための授業進行が求められていますが、具体的な指導方法の前例や教材も少なく、多くの学校・現場では模索段階にある状態です。

これらの動きの中で、2022年6月に提供を開始し、現在は北海道や関東、関西の中学校・高等学校8校に導入されている「Thinking Critically about SDGs」英語版ですが、教育課程におけるSDGsへの興味・関心の高まり、探究学習や総合的な学習の時間で使える教材として使いたいという声が多くあったことから、日本語版の制作、提供を開始するに至りました。

日本語版SDGs教材「クリティカル」:社会問題を考え、議論し、行動するための力を育む」の詳細について

本教材は、ブラジルの教育学者パウロ・フレイレが提唱した、”Critical Pedagogy(クリティカル・ペダゴジー、批判的教育学)”に則り、「意識化」を促すためにSDGsを題材に社会課題の実情や矛盾を知り、学習者自身の意見や考えを引き出す教材として開発しました。SDGsの各ゴールについての理解はもちろんのこと、国内外での達成状況や各ゴール毎に対応したオリジナルインタビューや事例記事も掲載しています。多角的に社会問題を捉え、自身の意見や考えを深堀りし、他者とディスカッションをすることで、クリティカルシンキング力やロジカルシンキング力を養うことができます。

「Thinking Critically about SDGs」英語版の導入校一覧と今後の取組について

2022年4月の学習指導要領改訂※4により、今後の英語学習ではより一層、日常的な話題や社会的な話題を中心に取り扱い、英語学習時における使用すべき語彙や表現などが高度化する、より抽象度が高い内容や具体的で詳細な情報を扱っていくことが求められています。そのため、教育現場においても、より実践的な授業構成や題材を扱っていくことが重要視されていきますが、その具体的な対策や対応には苦慮している状態です。

当社では、上記の状況をふまえSDGsのゴールごとに概要から具体的なケースまで自然な流れで進められる構成の工夫や、補助資料を充実させたりと教育現場の実情に寄り添いながらも一歩前進できるようなサポートを心がけています。当社の理念として「今、これからを生きる力を。」を掲げており、一人でも多くの生徒がこれからを力強く、豊かに生きていくためのサポートをしていきます。

(図2:教材を利用している様子)

日本語教材「クリティカル」の構成について

SDGsに関する説明チャプター、SDGsの各ゴールに対応した17チャプターを合わせた全18チャプターで構成、ひとつのチャプター毎に4つのレッスンを用意しており、1回の授業毎にひとつのレッスンを進めていく分量で作成されています。

教材の概要

  • 提供形式:オンライン教材
  • 対象者:中学1年生~高校3年生 ※大学生や社会人でもお使いいただけます。
  • 収録教材数:合計18チャプター、72レッスン (目安:約200時間の授業相当)
  • 収録エクササイズ:記事を読む、調べてみよう、考えてみよう
    • 記事を読む:SDGsの概要について、国内外の事例や具体的なプロジェクトを取り組む方のインタビューを読み、社会課題についての知識を深めます。
    • 調べてみよう:社会課題を発見したり、自己の興味関心に合わせて国の事例や取り組みを調べていく問いです。各レッスンに3問収録されています。
    • 考えてみよう:“答えのない問い”です。さまざまな角度から社会課題の本質を見極め、ディスカッションやプレゼンテーションをしながらクリティカルシンキングを養う問いです。各レッスンに3問収録されています。
  • 提供最低価格:4500円(税抜)~

チャプター毎のレッスン構成について

レッスン1:基礎知識(ゴール〇〇とは?)

ゴールの概要や成り立ちの理解を行います。

レッスン2:世界の現状

世界全体でそのゴールにおいてどのような現状なのかを学びます。

レッスン3:日本の現状

日本がそのゴールにおいてどのような状況にいるのかを学びます。

レッスン4:インタビュー/ケーススタディ

当該ゴールにおいて活動をしている当事者インタビュー等を通して、自分自身がどのように社会を考えるかを表現します。

教材の使い方

  1. 事例に関する記事を読みます。
  2. 調べてみようで特定のWebサイトや資料から情報を得ます。
  3. 考えてみようで答えのない問いに対して前提情報として調べた内容を論理的に整理し、自分なりの意見を表現します。

収録エクササイズ

  • SDGs17ゴールに関する国内外を対象とした事例記事
  • キーワード
  • 調べてみよう ※インターネットで調べて理解を深める問いです。
  • 考えてみよう ※答えのない問いで前提知識や調べた内容を論理的に考え、自分で意見を表現するための問いです。

その他サポートサービス

  • 教材の扱い方研修 (合計2回:導入フェーズと中間フェーズ)
  • 教材利用にかかるデータレポーティングサービス
  • 各SDGsゴールで活躍する社会人によるリアルな交流やフィードバックの提供
  • 当社教材導入学校間SDGsイベントの企画・実施

※1 VUCAとは、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を並べた言葉であり、社会あるいはビジネスにおいて、不確実性が高く将来の予測が困難な状況であることを示す造語。

※2 非認知能力とは、意欲、協調性、粘り強さ、忍耐力、計画性、自制心、創造性、コミュニケーション能力といった、測定できない個人の特性による能力のこと全般を指し、OECDでは社会情緒的スキルと呼んでいる。一方、非認知能力の対義として、認知能力があり、知識や計算力、思考力など、いわゆる「学力」で測ることのできる能力のことを指す。

※3 平成30年7月発表 「総合的な探究の時間編 (高等学校学習指導要領 (平成30年告示)解説)」
https://www.mext.go.jp/content/1407196_21_1_1_2.pdf

※4 平成30年7月発表 「外国語編 英語編 (高等学校学習指導要領 (平成30年告示)解説)」
https://www.mext.go.jp/content/1407073_09_1_2.pdf

 会社概要

  • 法人名:一般社団法人国際エデュテイメント協会
  • 代表理事:森俊介
  • 所在地:〒141-0065 東京都千代田区西神田3-8-5 ビル西神田301
  • 設立:2018年6月1日
  • 事業内容:まなびDX (教育委員会/学校向けICT活用サポート)、教材開発、教育機関向け広報・PR支援
  • 会社URL:https://www.iueo.or.jp/
【本件に関する問い合わせ先】
  • 一般社団法人国際エデュテイメント協会 大熊
  • TEL:03-6811-1574
  • e-mail:info@iueo.or.jp

<以上>


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