ベネッセ/小・中・高校生の親子の生活における新型コロナウイルス影響調査(毎週実施) 未利用者の75%が利用を検討も、遠隔ならではの不安も顕在化

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ベネッセ/小・中・高校生の親子の生活における新型コロナウイルス影響調査(毎週実施) 未利用者の75%が利用を検討も、遠隔ならではの不安も顕在化

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休校で広がる、自宅学習における「オンライン授業」サービスへの期待と課題

■休校期間中にデジタルデバイスによる家庭学習や、学校の宿題が増加している。
■オンライン授業サービスの利用経験は約3割にとどまるも、未利用者のうち75%が利用を検討。
■一方で利用者からは、「わからないところを質問できない」「受け身な学習になりがち」などの不安も。
■オンライン授業サービス活用のカギは「双方向型コミュニケーション」。

株式会社ベネッセコーポレーション(本社:岡山市、代表取締役社長:小林仁、以下:ベネッセ)は新型コロナウイルス感染症対策のための一斉臨時休校の発表後、2020年3月20日より5月8日まで毎週、全国の約2,800世帯に対して、「親子の生活における新型コロナウイルス影響調査」を実施しています。その結果がまとまりましたので、お知らせいたします。

■調査概要
調査名:親子の生活における新型コロナウイルス影響調査
調査形式:インターネット調査
調査対象:全国47都道府県在住の約2,800世帯(幼稚園の年中~高校3年生のお子さまがいる世帯)
調査実施時期:3/20頃、3/28頃、4/3頃、4/10頃、4/17頃、4/24頃、5/8頃に実施

■調査結果サマリ
【1】休校以降、保護者の学習に対する不安は増加。

「学校の勉強に遅れてしまう」不安が4月に入り急増し、小学生低学年では1カ月で2倍に。中学生は6割を超え、高い状態が続く。

【2】休校中にデジタルでの学習経験や宿題提出が増加​
3割以上がデジタルで学習。高校生ではデジタルでの宿題も3割が経験。

【3】オンライン授業の未利用者でも約75%が利用を検討
オンライン授業サービスの利用率は学齢に応じて上昇。未利用者の保護者のうち、どの学年でも75%以上が今後利用してみたいと回答。

【4】中高生は「理解度」、小学生では「集中力」に不安。
保護者のオンライン授業への不安として、中高生は「子どもが理解できているかわからない」が約4割を超える。小低学年では「集中力が続かない」なども。

■その他の主な調査結果
オンライン授業サービスに対して、保護者からは学習法に対する不安や戸惑いも。
保護者のオンライン授業への不安として、小学校高学年以上では「子どもが理解できているかわからない」、小学校低学年では「子どもの集中力が続かない」が約4割に。

●親の不安/解決したいこと(FA) ※抜粋
デジタルデバイスでの学習について ― タブレットのみで大丈夫か / 紙教材とどちらが良いのか など
・計算問題などは力がついている気がするが、文章問題など読み込んで答えるようなものはもう少し深く勉強できるようなものがほしい
・タブレットのみできちんと理解し、わからないことをタブレットのみで解決できるのか。
・タブレット学習がいいのか、紙に書くスタイルのままの学習の方がいいのか。

デジタルデバイスでのオンライン授業などについて ― 理解しながら見ているのか / どこから手をつけて良いのか など
・ちゃんと理解してやってくれるのかどうか。ただぼーっと見てるだけの様な気がする。
・(世の中に)コンテンツが多すぎて、何から手をつけさせればいいかわかりづらい。
・一方的に授業を聞くだけなので、わからないことへの質問がリアルタイムでできないと勉強の熱量が減ってしまいそうで心配。
・リアルの授業では発表や発言などを通して自分のわからないことを多種多様に学べるが、(動画では)その機会が難しい。

休校当初の「家でさせることがない」不安は減少しているが、学習習慣や勉強の遅れへの不安はいまだ高い。

●親の不安/解決したいこと(FA) ※抜粋
・算数、理科は家庭で勉強できるが、国語の記述問題など、専門的な知識がないと添削できない科目は、親が教えるには限界。
・今年から小学校ではプログラミングや英語の授業が追加されて、例年以上に授業数が増えるはずだったのに、休校延長で大丈夫なのか。
・宿題や課題はあるが、授業がないため理解度が低いのではないかと思う。わからないと勉強は楽しくなく、だんだんとその科目だけ適当になってくる。
・学習意欲も低下したように思う。学校からの課題やアプリでの自主学習もあるが、なかなかやる気がわかないように感じる。

約7割の家庭で、コロナウイルスによる経済状況が「教育費への不安」につながっている。

<家庭での自主学習における「オンライン授業型の学習教材」の活用ポイント>
株式会社ベネッセコーポレーション 「進研ゼミ中学講座」商品責任者:山根 伊都子
家庭での自主学習用としての「オンライン授業」は、一見学校での授業と似ているので取り組みやすい印象があります。
しかし、実は先生や仲間たちと同じ教室で話を聞いたり質問したりしながら進む授業とは違い、自宅で一人で長い時間授業の動画を見ていても、ただ聞いただけで終わるということも起こりやすくなります。そのため、お子さまが集中できる環境づくりと、サービス選びをしっかり行うことが大切です。
今回の調査では、小学生では「集中が続かない」、中高生では「理解できているか心配」という不安の声が多くみられました。その対策として、例えば臨場感のある双方向型オンライン授業であればメリハリがつき、集中力が続きやすいといったメリットがありますし、質問ができるチャットなどのコミュニケーション機能が付いた教材であれば、わからないところを質問して自分の理解度を確認しながら進めることができます。一緒に受講する仲間とのコミュニケーションが取れるような仕組みも、休校中であっても「一人じゃない」「みんなと頑張る」という子どもたちの気持ちを醸成し、集中力や学習意欲を保つことができると思います。

<参考情報:「進研ゼミ」について>
「進研ゼミ」は、小学1年生から高校3年生まで継続してご受講いただける家庭学習サービスです。お子様の学校の教科書や授業進度、お一人おひとりの学力レベルや目指す進路・進学先に合わせて学べる教材・サービスは多くのお客様にご支持いただいています。 個人別に効果的に学習できるデジタル・タブレット教材とお子様のやる気を引き出す人による個別指導の組み合わせを進化させ、お子様が主体的に自ら学ぶ習慣を身につけ、目標に向けて継続的に力を伸ばしていく学習をサポートします。

 

※文中の製品やサービスなどの名称およびロゴは、各社の商標または登録商標です。

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