「弥生 請求書カード払い」とは、メリットとデメリットを詳しく解説

「弥生 請求書カード払い」とは、メリットとデメリットを詳しく解説

「弥生 請求書カード払い」とは

弥生のカード払いサービスは、クレジットカードを使った新しい資金繰り改善サービス

「弥生 請求書カード払い」とは、取引先から受け取った請求書を通常の銀行振り込みではなく、法人クレジットカードを使って支払うことができる中小事業者と個人事業主向けのサービスです。 会計ソフトの弥生で有名な弥生株式会社が2024年9月17日より弥生製品ユーザーに向けに先行リリースを開始、そして2024年09月26日より正式リリースが行われたばかりのBtoB決済サービスです。

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借入なし、与信審査なしで法人と個人事業主が使える

この「弥生 請求書カード払い」サービスの最大の特徴は、なんといっても借入なし、与信審査なしで誰でも簡単に資金繰りを改善できる点で、このサービスを利用することにより支払いを最大60日間繰り延べすることができます。 実はこのようなサービスは”請求書カード払い”サービスとして中小企業や個人事業主の間でひそかにはやり始めています。

なお、弥生 請求書カード払いが利用できるクレジットカードはVisaとMastercardとなっており、JCBやアメックスには対応していません。 そして、法人カードはもちろんですが楽天カードやイオンカードなど個人カードも利用できる柔軟性があります。

請求書カード払い おすすめ 比較

「弥生 請求書カード払い」サービスが開発された背景としては、中小企業の急な支払いへの対応や、キャッシュフロー管理の効率化ニーズがあります。さらに、取引先にはクレジットカードで支払いしたことを知られることなく、振込手続きが簡便化され、最短即日での入金が可能であること、特に財務審査が不要で簡単に利用開始できる点が、業務効率化を図る中小企業にとって大きな魅力です。

「Winvoice」によりサービスを実現

弥生 請求書カード払いの基盤として株式会社インフキュリオンの「Winvoice(ウインボイス)」というサービスが採用されています。 「Winvoice」は、請求書のクレジットカード決済を実現するために必要なライセンス・業務・システムをワンストップで提供する請求書支払いプラットフォームとなっており、導入企業は、低価格かつ迅速に請求書カード払いに関わるサービスを開発し提供することができます。

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弥生 請求書カード払いのメリットとデメリット

弥生 請求書カード払い5つのメリット

弥生 請求書カード払いの5つのメリットは以下の通りとなります。

キャッシュフローを改善

弥生 請求書カード払いの最大のメリットは、支払いを最大60日後に繰り延べできるため、資金繰りの余裕を持たせることが可能です。急な支出があっても、支払いをクレジットカードの引落日に合わせて調整できるため、キャッシュフロー管理が大幅に改善されます。特に、借入れなしで資金繰りを改善できる点が、事業経営者にとって大きな利点です。

支払い業務を効率化

弥生 請求書カード払いにより、請求書の支払いをクレジットカードで行うことで銀行振込を不要にすることで、支払い業務の効率化が図れます。 これにより、振込手続きや書類処理の手間を削減でき、経理担当者の作業負担も軽減される利点があります。

財務審査が不要

弥生 請求書カード払いサービスの利用にあたって財務審査が不要という点も大きなメリットと言えるでしょう。 事前の書類提出も最小限で済むため、スムーズに利用を開始できます。特に個人事業主や中小企業にとって、迅速にキャッシュレス決済を導入できることは大きな利点です。

取引先に通知されない

取引先には「弥生 請求書カード払い」を利用したことが通知されないため、従来の振込と同様の対応が可能です。取引相手との関係を保ちながら、キャッシュレス決済を利用できるという点は、事業者にとっての安心材料となる利点となります。

クレジットカードのポイントもたまる

請求書の支払いに弥生 請求書カード払いを通じてクレジットカード払いを利用することで、通常の買い物と同様にポイントが貯まります。これにより、キャッシュフローの改善だけでなく、ポイントという付加価値も得られるため、カード利用の利点が最大限に活かされるめりっともこのサービスにはありす。

弥生 請求書カード払い5つのデメリット

弥生 請求書カード払いにもデメリットと思われる点があり、以下の通りとなります。

手数料がかかる

これは仕方ありませんが「弥生 請求書カード払い」を利用する際は銀行の振込手数料がかからない代わりに、請求金額の3.5%の手数料が発生します(キャンペーン中は2.7%)。 請求額が大きくなるほど、この手数料が負担となる可能性があり、結果的にコストを増加させる欠点があります。特に、低コストで運営したい中小企業には、この手数料がネックとなる場合があります。

繰延べできるのはクレジットカードのみ

弥生 請求書カード払いを使って支払いを繰り延べできるのはクレジットカードのみであり、デビットカードやプリペイドカードでは繰延べができません。これにより、クレジットカードの利用枠が少ない事業者にとっては、キャッシュフロー改善の効果を最大限に享受できないという欠点があります。 また、JCBとアメックスが使えないという点も利用企業においてはデメリットになるかもしれません。

取引先による制約

弥生 請求書カード払いは、取引先の請求書が法人発行でなければ利用できません。個人事業主や個人からの請求書には対応していないため、取引先によってはこのサービスを活用できないというデメリットが存在します。特に、幅広い取引先を持つ事業者には不便です。

カード限度額による制約

弥生 請求書カード払いで支払いができる上限金額はクレジットカードの利用限度額となるがめ、限度額を超える請求書を支払う場合には利用できないというデメリットもあります。 カードの限度額による制約が資金繰りに悪影響を与える可能性があるため、これも欠点の一つとなるでしょう。

1回払いのみのデメリット

弥生 請求書カード払いでは基本的にクレジットカードの1回払いしか利用できません。カード会社によっては分割払いやリボ払いが可能な場合もありますが、利用者の希望に応じて柔軟に支払い方法を選べない点は、利用企業によってデメリットとなるかもしれません。

弥生 請求書カード払いの機能一覧

  • 取引先から受け取った請求書を法人および個人のカード(クレジット、デビット、プリペイド)で支払える。
  • 支払いを最大60日まで繰り延べ可能(クレジットカードのみ)。
  • 振込名義を指定でき、取引先にはクレジットカード払いであることが通知されない。
  • 最短即日で取引先に振込可能。
  • 支払い手数料は通常3.5%(キャンペーン期間中は2.7%)。
  • 支払額に応じたクレジットカードのポイントが貯まる。
  • 財務審査が不要で、すぐに利用開始が可能。
  • 請求書の支払いをオンラインでアップロードして申請可能。
  • 請求書の処理に銀行振込が不要となり、業務効率を向上。
  • VISAとMastercardブランドのカードに対応。
  • 1回払いのみの対応(カード会社によっては分割払い・リボ払いに変更可能)。
  • 日本国内のどの銀行口座にも振込可能。

「弥生 請求書カード払い」の使い方の流れ

  1. 「弥生 請求書カード払い」の会員登録を行う。
  2. 支払い対象の請求書を「弥生 請求書カード払い」のサービス画面からアップロード。
  3. 振込先口座情報や振込実施日を登録する。
  4. クレジットカード(またはデビット、プリペイドカード)情報を入力し、支払いを申請する。
  5. サービス画面で支払額や手数料を確認。
  6. カード決済が完了すると、取引先に最短即日で指定の振込名義で振込が行われる。
  7. 請求書支払いが完了し、カード会社の請求日に合わせて引き落としが行われる。
※文中の製品やサービスなどの名称およびロゴは、各社の商標または登録商標です。
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法人カード専門家 山本

監修者:山本克彦金融アナリスト 1976年東京都出身。某大手金融会社を独立後、15年以上に渡り金融アナリストとして活動。ライターとしては大手ニュースサイトに連載経験あり。 自身も複数会社を経営し、通算で法人カードを15枚以上作成経験あり。 座右の銘は「死ぬまでに1円でも多く得したい。」

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