一般社団法人大崎町SDGs推進協議会/Yahoo! JAPANによる企業版ふるさと納税第一弾の寄附先が決定。リサイクル率日本一の鹿児島県大崎町が選定

VOIX編集部 小川望海VOIX編集部 小川望海 公開 SDGs
一般社団法人大崎町SDGs推進協議会/Yahoo! JAPANによる企業版ふるさと納税第一弾の寄附先が決定。リサイクル率日本一の鹿児島県大崎町が選定

一般社団法人大崎町SDGs推進協議会のSDGsに関する取り組み/

鹿児島県大崎町(町長:東靖弘)は、 「Yahoo! JAPAN 地域カーボンニュートラル促進プロジェクト」(※1)において、 企業版ふるさと納税(※2)の寄附先に選定されました。 資源リサイクル率12年連続日本一の大崎町はこの寄附を活用し、 「大崎システム(※3)」のCO2削減量の数値化及び他地域への展開可能なプログラム開発を行い、 さらなる脱炭素化の促進を目指します。
鹿児島県大崎町は20年以上に渡り、 「大崎システム」という「焼却炉に頼らない、 廃棄物の80%以上をリサイクルする資源循環型の社会形成」に取り組んでまいりました。 その結果、 自治体としてリサイクル率12年連続全国1位を達成し、 第2回ジャパンSDGsアワード副本部長賞を受賞するなど、 環境問題への取り組みは国内外から高い評価を得ています。

▲鹿児島県大崎町 町長 東靖弘(左)と一般社団法人大崎町SDGs推進協議会 専務理事 齊藤智彦(右)

この度、 ヤフー株式会社からの企業版ふるさと納税の寄附先に選定されたことで、 今まで実績を重ねてきた「大崎システム」を国内外に展開し、 国内外の脱炭素化を促進することを目的とした事業を推進することが可能になります。 具体的には、 日本全国の地方自治体等での実証実験の実施、 展開を希望する地方自治体やエリアの公募、 「大崎システム」の評価や新技術開発に向けたコラボレーターの公募を予定しています。 ごみの分別やリサイクルのみならず、 環境負荷の低い商品の開発や販売方法の開発を、 小売業、 消費財メーカー、 素材メーカー、 物流企業および、 環境学・環境経済学・社会学分野での研究者とともに行ってまいります。 各事業につきましては、 事業実施に先立ち2021年4月に設立された一般社団法人大崎町SDGs推進協議会(※4)が実施します。

※1:Yahoo! JAPAN、 「カーボンニュートラル」をテーマにした 企業版ふるさと納税の寄付先を国内初公募(2021年1月21日発表)| https://about.yahoo.co.jp/pr/release/2021/01/21a/ 
※2:内閣府地方創生推進事務局「企業版ふるさと納税ポータルサイト」| https://www.chisou.go.jp/tiiki/tiikisaisei/kigyou_furusato.html
※3:大崎町が20年以上かけて実践してきた、 住民によるリサイクルや生ごみの堆肥化を含む焼却炉に頼らない低コストな廃棄物処理システム| http://osakini.org/base/
※4:一般社団法人大崎町SDGs推進協議会参画団体:大崎町、鹿児島相互信用金庫、株式会社そらのまち、株式会社南日本放送、合作株式会社(2021年度4月時点)

<寄附活用事業 概要>

  1. リサイクル率82.6%(日本一)を達成している「大崎システム」を国内外に展開し、 循環型社会を実現すること。 および、 それを通したカーボンニュートラルの達成
  2. 「大崎システム」の評価:研究者や研究機関とのマッチングによる「大崎システム」のCO2排出量測定・ 分析
  3. プロセス設計・社会実装:研究者や企業マッチングによる、 他地域への導入プロセスの設計ならびに、 資 源循環の社会実装の実施(「大崎システム」のアップデート)
  4. 大崎システムの横展開:他地域への普及、 実践(情報発信や人材育成含む)
  5. カーボンニュートラルを含むサーキュラーエコノミーの実現を通じて、 大崎町でより快適な暮らしの実現を目指すとともに今までになかった循環型社会を担う仕事や雇用を生み出すことを目的とする

<今後の事業展開予定>
「大崎システム」の展開に必要となる現場の評価や、 新技術開発に向けたコラボレーターの公募に関しましては、 2021年秋に募集開始(予定)いたします。 2021年度は、 環境負荷の低い商品および商品の販売方法の開発を主題とし、 小売業、 消費財メーカー、 素材メーカー、 物流企業(各1~2社程度)および、 環境学・環境経済学・社会学分野での研究者、 加えて「大崎システム」の展開先となる自治体やエリアを公募いたします。 なお、 各事業につきましては、 一般社団法人大崎町SDGs推進協議会にて実施する予定です。

<ヤフー株式会社からのコメント>
「長年リサイクル率日本一を達成・実践している『大崎システム』のCO2排出量などを測定・評価することにより、更新時期を迎える焼却炉を抱える多くの自治体への展開が現実化します。リサイクル率日本一である大崎町の使命として、町外に推進されようとする姿勢に期待し、支援をさせていただきます。」

<鹿児島県大崎町 町長 東靖弘のコメント>
「今回、ヤフー株式会社様より企業版ふるさと納税の寄附先として大崎町を選定いただき、心から感謝申し上げます。本町はこれまで20年以上前から町民の皆さんを中心としてリサイクルに取り組み、資源循環型の社会づくりを実践し、取組のノウハウや多様な価値を生み出すとともに、それらを蓄積してまいりました。 そのノウハウや多様な価値をベースとして、『リサイクルの町から世界の未来をつくる町へ』をスローガンに、いただいた寄附を活用し、地域の課題のみならず、国内、世界の課題解決に寄与するカーボンニュートラルの取り組みを加速させていきたいと考えております。」

<一般社団法人大崎町SDGs推進協議会 専務理事 齊藤智彦のコメント>
「大崎町の掲げる循環型社会づくりに賛同した企業・団体が、実際にそのヴィジョンを実現する実務を担うため、大崎町をはじめ鹿児島県内の企業数社と協働し、2021年4月に一般社団法人大崎町SDGs推進を設立致しました。大崎町・協議会が共通で掲げている『リサイクルの町から世界の未来をつくる町へ』という言葉の通り、日本一の資源循環の取組である『大崎システム』を日本、そして世界へと広げていくことで脱炭素に貢献してまいります。」

<鹿児島県大崎町 概要>

大崎町は広大なシラス台地が広がる自然豊かな大隅半島に位置し、自治体としてリサイクル率12年連続全国1位を達成し、第2回ジャパンSDGsアワード副本部長賞を受賞するなど、環境問題への取り組みは「大崎システム」として世界的に評価されています。 また、温暖な気候と溢れる豊富な水資源で育む農畜産物は、生産量も国内最大級ながら、高い品質を求め常に挑戦し続けています。

<一般社団法人大崎町SDGs推進協議会 概要>

  • 名  称:一般社団法人大崎町SDGs推進協議会
  • 所 在 地 :鹿児島県曽於郡大崎町菱田1441 ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅 管理棟2F
  • 代 表 者 :千歳史郎(代表理事)
  • 事業内容 :リサイクル率12年連続日本一の誇りと強みを活かして、企業と協働して2030年SDGs達成に向けた実証実験や人材を育成します。
  • 設  立:2021年4月
  • U R L:http://osakini.org/

<本件に関するお問い合わせ>
大崎町企業版ふるさと納税広報事務局(一般社団法人大崎町SDGs推進協議会内)
広報担当:中垣、 立花  TEL: 099-478-1487 Email: pr@osakini.org

※文中の製品やサービスなどの名称およびロゴは、各社の商標または登録商標です。

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VOIX編集部 小川望海

VOIX編集部 小川望海

VOIX編集部のライフ/SDGs担当ディレクターとして活動中。大手広告代理店に在籍していたこたともあり、情報感度には自信あり。
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