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ギフト市場にSDGs、シサム工房が「フェアトレードクリスマス」を呼びかけキャンペーンを実施

VOIX編集部小川望海公開2021-12-09 SDGs

ギフト市場にSDGs、シサム工房が「フェアトレードクリスマス」を呼びかけキャンペーンを実施

この記事の目次

有限会社シサム工房のSDGsへの取り組み、SDGsやエシカルに関心の高い消費者のギフト需要に応えるキャンペーンを実施

エシカル視点のギフト　コロナ渦でも1.2倍の成長

有限会社シサム工房（代表取締役:水野泰平、本社所在地：京都市）は、大切な人へのプレゼントに、フェアトレードアイテムを贈る「フェアトレードクリスマス」を呼びかけ、SDGsやエシカルに関心の高い消費者のギフト需要に応えるキャンペーンを実施する。

フェアトレードギフトを選択する人が増えている

シサム工房のフェアトレードクリスマス

昨年、クリスマスプレゼントとして購入されたフェアトレード商品の売上高は、 2019年比較で、コロナ渦にもかかわらずシサムコウボウ・京都本店で1.22倍、EC事業部では1.3倍の伸びを見せている。

成長の背景には、贈り手の「大切な人に幸せになってほしい」という想いと、フェアトレード製品自体がもつ作り手や環境への優しさがマッチしており、背景まで愛おしいギフトとして受け入れられていると分析する。

また、１度でも贈り物にフェアトレード商品を選んだ消費者は、クリスマスだけでなく、バレンタインや誕生日など、贈り物が必要となった場合に、フェアトレードギフトを求めてリピートする傾向にあり、ギフト需要の顧客の定着にもつながっている。

SDGsとフェアトレード

フェアトレードNGOを通して、シサム工房の商品を生産する女性たち。

アパレル業界は労働者の権利侵害、生産過程での環境破壊、大量生産と大量廃棄等、SDGsが課題ととらえる多くの問題を抱えている。近年のSDGsの日本市場での認知の急上昇に合わせ、SDGsと親和性の高いフェアトレードのギフトが、社会課題意識や社会貢献意識の高い消費者にも受けている。

ギフトで選ばれやすい商品

昨年、ギフトとして好調だったのはネパールで手編みされたニット小物で、アイテムごとで見ると、ルームシューズ（3,900円～）、手袋（3,400円～）、アームウォーマー（3,400円～）と続く。

（価格はいずれも、上代税抜価格）

また、真鍮やシルバーなどのアクセサリーの他、コーヒーや木のカトラリーなどのキッチンアイテムなど、選ばれる傾向にある。

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商品名：チキュウRoomShoes （hana）

価格：4,300円（税別）
商品ページ：https://sisam.shop-pro.jp/?pid=160484703

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商品名：tibit 水紋かさねピアス
価格：6,200円（税別）
商品ページ：https://sisam.shop-pro.jp/?pid=135846868

フェアトレード製品自体は、旧来の民族感の強いアイテムから変貌を遂げ、ナチュラル系のファッションアイテムが中心で、きれいめカジュアルなコーディネートも楽しめる。

2021年AWから本格展開となったエシカルメンズコレクションやユニセックスアイテムを含め、身に着ける人の性別やサイズを問わず、また、パートナーとシェアして長く使うといった、さらにエシカルな使い方を選択するこもできる。

ギフトの魅せ方にも一貫性を持たせて。

プラスチックフリーラッピング

さらに、有限会社シサム工房の直営店では、顧客のニーズに合わせて脱プラスチックのギフト「プラスチックフリーラッピング」も進めており、紙やはぎれ布、アップサイクルやリサイクル素材を活用した無料ラッピングサービスを実施している。
直営のオンラインストアでも、12/26(日)受注分まで通常有料のギフトラッピングが無料になるキャンペーンを開催する。

また、希望する購入者には、ギフトを受け取った人に、フェアトレードギフトに込められた意味を伝える「1 gift 2 smilesカード」も用意している。
カードに印字されたQRコードを読み取ると、フェアトレードのしくみや生産者のストーリーがわかる仕組みだ。

有限会社シサム工房のフェアトレード商品は、京都、大阪、神戸、東京、全8店舗のほか、同社オンラインストア、また全国の卸先でも販売している。

直営店一覧
https://sisam.jp/shop/

卸先一覧
https://sisam.jp/shop/wholesaler/

新規取扱いに関する問合せ（卸事業部）
https://sisam.jp/contact/wholesale/

===

販売方法：小売り・卸
販売店：シサム工房直営店、オンラインストア、全国の取扱店舗

有限会社シサム工房について

途上国に暮らす人たちとよりいい形でつながって生きていきたい、という想いから、1999年に京都大学の隣にフェアトレードショップとして誕生。22年にわたってフェアトレード事業を行っている。

アジア6か国、13のフェアトレードNGOと協業し、アパレルを主軸に、生活雑貨やコーヒーなどをオリジナルで開発して販売している。

京都、大阪、兵庫、東京で店舗展開するほか、オンラインストア、卸、ノベルティ事業で国内外にフェアトレードを広げている。数多くの大学や公的機関から国際協力関係の講義も受託している。

===
「世界フェアトレード連盟（WFTO）正式メンバー」認証取得 2021年より
「アパレルストア・ゼロウェイスト」認証取得 2021年より
「京都市 1000年を紡ぐ企業認定」第一回認定企業 2016年より

有限会社シサム工房　会社概要

会社名：有限会社シサム工房
所在地： 606-8221 京都市左京区田中西樋ノ口町94‐2
代表者：水野泰平（みずのたいへい）
設立： 1999年創業 2002年法人化
URL： https://sisam.jp/
事業内容：フェアトレード製品の企画・輸入販売

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SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略で、「地球上の誰一人取り残さない」ことを基本理念として、2015年9月に国連に加盟する全ての国が全会一致で採択した、17のゴールと169のターゲットから構成された国際目標です。
2030年までの達成を目指して、国・自治体・企業や団体などがSDGsの目標およびターゲットとしてゴールを設定した「SDGs宣言」を策定および公表し、様々な取組みを行っています。　中小企業においても、社会的なSDGsへの取り組みに対する関心の高まりから、企業イメージの向上や新たな事業機会の創出につながりを見据え、多くの企業がSDGsへの取り組みを推進しています。
SDGsへの取り組みについて厳密な取り決めはないので、どこから始めどのように進めてよいかわからないと思います。　SDGsに取り組む方法やメリットやデメリット、中小企業での必要性など詳しくは「SDGs宣言の方法やメリット、許可や例文」で解説しています。
SDGsの目標や取り組み内容を決め、SDGs宣言を策定して公表することで対外的にアピールする方法については、「SDGs宣言の公表とアピール方法」で解説しています。
各企業ごとのSDGsへの取り組み状況の診断から進め方、SDGs宣言の策定、PR支援まで細かくサポートしてもらえる「SDGs支援サービス」を行っている金融機関も多いので、法人口座を開設している取引先銀行に相談してみるのも良い方法です。

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記事選定／ライター

VOIX編集部小川望海

VOIX編集部のライフ／SDGs担当ディレクターとして活動中。大手広告代理店に在籍していたこたともあり、情報感度には自信あり。