キャロウェイゴルフ株式会社が「キャロウェイの森」を始動、一般社団法人more treesとのパートナーシップ契約を締結
この記事の目次
キャロウェイゴルフ、地域と連携した森林保全活動「キャロウェイの森」を始動
「ALL FOR GREEN”外遊び”の経験を次世代に」プロジェクトを推進
「キャロウェイの森」は、ステークホルダーが一体となって森の多様性を取り戻す活動を推進するプログラムです。同社の売上金の一部を寄付することで、鳥取県智頭町の森林地帯における植林や獣害対策等の取り組みを通じて、森の多様性を取り戻す活動を行っていきます。
本プロジェクトの開始に伴い、社長のアレックス・ボーズマンは次のように述べています。「キャロウェイゴルフが展開するブランドには、共通して“外遊び”というテーマがあります。ゴルフやアウトドアといった外遊びには、美しい自然環境が不可欠です。だからこそ、それを保全し、次世代につないでいくことは私たちの使命だと考えています。『キャロウェイの森』プログラムでは、美しい環境を次世代につなぐことはもちろん、将来的には外遊びの機会を提供する場所にもしていきたいと思います」。
今後、同社が保有する各ブランド「キャロウェイ」、「オデッセイパター」、「キャロウェイアパレル」、「トラヴィスマシュー」、「オジオ」、そして「ジャック・ウルフスキン」は、サステナブルアイテムの拡充にも取り組み、その売上金額に応じた寄付にもつなげていく予定です。また、さらに、地域のコミュニティとの連携により、地域に根差した自然体験プログラムを開発。これを通じて、自然の魅力・重要性を発見する機会も提供していく予定です。「キャロウェイの森」では、キャロウェイゴルフが消費者、パートナー企業、そして地域コミュニティと一体となって、多様性のある森作りに取り組んでいくことを目指しています。
*more treesについて:一般社団法人more trees(モア・トゥリーズ)は、音楽家 坂本龍一氏が代表を務める森林保全団体です。地域と協働で森林保全を行う「more treesの森」の展開、国産材を活用した商品の企画・開発、イベントを通じた森の情報や魅力の発信など、「都市と森をつなぐ」をキーワードにさまざまな取り組みを行っています。
【「ALL FOR GREEN~”外遊び”の経験を次世代に~」その他の取り組み】
RECYCLE(ハードグッズ)
キャロウェイ オンラインストアにて新規でゴルフクラブ(認定中古を除く)、およびパター製品(セール品含む)を購入していただく際に、お客様のお使いのクラブを下取りするサービスを提供しています。本サービスでは、キャロウェイゴルフのクラブやパターはもちろん、他メーカーのクラブやパターであっても直近3年以内に発売したクラブ・パターであれば下取りを行い*、新しいキャロウェイゴルフのクラブやパターをお求めやすくご購入いただけます。また、このサービスを通じて製品循環の促進に取り組んでいます。
*キャロウェイゴルフ オンラインストアのクラブ下取りサービスについて(下取り対象製品は限りがあり):
RECYCLE(アパレル)
衣料品・製品プラスティックのリサイクルプロジェクト「BRING」(日本環境設計株式会社)との連携により、アパレルの回収・仕分け・リサイクルに取り組んでいます。ポリエステルやナイロンの服は、高純度の原料にもどすケミカルリサイクルに、まだ着られる服は寄付やリユースへ回すなど、リサイクルシステムの構築を目指します。「キャロウェイ」、「トラヴィスマシュー」、そして「ジャック・ウルフスキン」の全国の直営22店舗(2022年1月時点)にて回収ボックスを設置し、キャロウェイ社製品以外のメーカーやブランドの服であっても、その質や状態にかかわらず回収することで、取り組みの拡大を目指しています。
*「BRING」について:着なくなった服をプロジェクトの参加企業の店頭に“BRING=持ちこみ”して、新しい服を作る原料やバイオ燃料にリサイクルするプロジェクト。BRINGで回収した衣料品に含まれるポリエステル繊維はケミカルリサイクルにより新しい服の原料にリサイクルされ、綿はバイオ燃料、その他繊維は自動車内装材などにリサイクルされます。
BRING 公式サイト
プラスティック削減
ゴルフクラブに使用するプラスティック使用量の削減に加え、ゴルフクラブのグリップやヘッドに使用しているシュリンクラップ等の、バイオマスプラスティック*(植物度50%以上のシュリンクフィルム)への変換に取り組んでいます。これにより、環境に配慮した製品開発、および製品供給体制の構築を目指しています。
*バイオマスプラスティック:再生可能なバイオマス資源を原料に科学的、または生物学的に合成することで得られるプラスティック。
製品廃棄量の削減
全国の大学に対して廃棄予定のゴルフクラブセットを提供し、ゴルフへの参加・体験機会のサポートを行っています。これにより、次世代のゴルファーの開拓・育成につなげていくと同時に、製品廃棄量削減につなげ環境保全に貢献していきます。
農業を通じた障がい者雇用/発展途上国における給食支援ならびに森林伐採の抑止
障がい者雇用創出事業として、企業向け貸し農園 (埼玉県岩槻市/運営:株式会社エスプールプラス)に、「Callaway Farm」を2019年に開園しました。野菜作りを通じて、障がいのある方々が自分らしく長期的に安心して働くことができ、生産された野菜は健康促進のために社員に販売を行っています。そして、2022年1月1日には、特定非営利活動法人TABLE FOR TWO Internationalの理念に賛同し、この「Callaway Farm」で生産される野菜の販売を通じて、飢えに苦しむ子どもに給食を届ける取り組みを行っています。給食の調理には、薪の代わりにおがくずなどのゴミを再利用して作った固形燃料を使用することで森林伐採抑制にもつなげています。
「ALL FOR GREEN~”外遊び”の経験を次世代に~」について詳しくはこちら
キャロウェイゴルフ株式会社 について
世界最大級のゴルフクラブメーカー、キャロウェイゴルフ・カンパニーの日本法人。「キャロウェイ」、「オデッセイ」のゴルフクラブ、ボール、アクセサリーなどの輸入、組立、卸売販売を行う。2018年以降は「オジオ」、「トラヴィスマシュー」、そして「ジャック・ウルフスキン」といったといったライフスタイルブランドの日本市場への投入を行う。2021年より「キャロウェイアパレル」を統合し、ゴルフアパレルの拡充を目指す。日本におけるカスタマーをリサーチし、開発された日本専用の製品をラインナップするなど、日本市場でのシェア拡大に注力している。
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SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略で、「地球上の誰一人取り残さない」ことを基本理念として、2015年9月に国連に加盟する全ての国が全会一致で採択した、17のゴールと169のターゲットから構成された国際目標です。
2030年までの達成を目指して、国・自治体・企業や団体などがSDGsの目標およびターゲットとしてゴールを設定した「SDGs宣言」を策定および公表し、様々な取組みを行っています。 中小企業においても、社会的なSDGsへの取り組みに対する関心の高まりから、企業イメージの向上や新たな事業機会の創出につながりを見据え、多くの企業がSDGsへの取り組みを推進しています。
SDGsへの取り組みについて厳密な取り決めはないので、どこから始めどのように進めてよいかわからないと思います。 SDGsに取り組む方法やメリットやデメリット、中小企業での必要性など詳しくは「SDGs宣言の方法やメリット、許可や例文」で解説しています。
SDGsの目標や取り組み内容を決め、SDGs宣言を策定して公表することで対外的にアピールする方法については、「SDGs宣言の公表とアピール方法」で解説しています。
各企業ごとのSDGsへの取り組み状況の診断から進め方、SDGs宣言の策定、PR支援まで細かくサポートしてもらえる「SDGs支援サービス」を行っている金融機関も多いので、法人口座を開設している取引先銀行に相談してみるのも良い方法です。
※VOIXもSDGsの取り組みを行っています。
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VOIX編集部 小川望海
VOIX編集部のライフ/SDGs担当ディレクターとして活動中。大手広告代理店に在籍していたこたともあり、情報感度には自信あり。