TBM、再生プラスチックを50 %以上配合した「ごみからよみがえるごみぶくろ」を、全国のローソンで販売開始
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東南アジアのプラスチックごみを原料とした、エコマーク認定製品
TBMは2020年7月、世界全体で高まる再生材料のニーズに応えるために、使用済みのLIMEXや廃プラスチック等の再生材料を50%以上含む素材「CirculeX」を発表しました。本ごみ袋は、タイで回収された廃プラスチックを原料に現地生産された「CirculeX」を使用しており、生産から廃棄にわたる製品ライフサイクル全体を通しての環境への負荷が少ないことを、LCA*1を用いて評価しています。環境保全に役立つと認められた商品につけられるエコマーク認定を取得しました。
今後は、TBMがプロデュースする国内最大級のマテリアルリサイクルプラント(2022年秋頃竣工予定)にて、再生材料の研究開発を進め、CirculeXを使用した包装資材や物流資材、建築資材等、幅広い領域での製品開発を外部パートナーと共に推進して参ります。
*1 Life Cycle Assessment(ライフサイクルアセスメント)とは、原材料(資源採取から原材料製造)から製品の製造・使用・リサイクル・廃棄など、製品のライフサイクル全体にわたって、投入する資源や排出する環境負荷を定量的に評価する仕組みです。
■ 背景
世界では約63億トンの廃プラスチックが廃棄されており、そのうち79%は埋め立て、もしくは自然環境に流出していると言われています*2。本製品の生産国及び主な原料調達元であるタイでは、プラスチックのリサイクルが進まない現状を踏まえ、2018年に「プラスチックごみ管理に関するロードマップ2018-2030」(Thailand’s Roadmap on Plastic Waste Management 2018-2030)を策定しました。2022年までにレジ袋、発泡スチロール製の食品容器、使い捨てのプラスチック製コップやストロー等の完全廃止を目指し、段階的にプラスチック使用量を削減する目標を公表しています。本製品は、こうした規制の強化により行き場を失った廃プラスチックを埋め立てるのではなく、有効活用するために生まれた製品です。
*2 Geyer, R., Jambeck, J. R., & Law, K. L. (2017). Production, use, and fate of all plastics ever made
■ 製品概要・特徴
日本では年間約20万トン*3以上のごみ袋が消費されており、その多くはバージン材(非再生材)で製造されています。再生プラスチックを50 %以上配合した本製品は一般的なごみ袋と比較し、バージン材の使用量とCO2を含む温室効果ガスの排出量を削減することができます。また、海外製でありながら原料証明によるトレーサビリティが確保されており、エコマークの認証を取得しています。
*3 富士キメラ総研 2020年 プラスチックフィルム・シートの現状と将来展望
『「ごみ」からよみ「がえる」ごみぶくろ』は、 かわいいカエルのイラスト付き
- 製品名: 「ごみからよみがえるごみぶくろ」
- 製造地: タイ
- 種類: 容量別 2種
1. 45L(650×800 mm /10枚)価格:200円(税込)
2. 70L(800×900 mm /10枚)価格:372円(税込)
■ 株式会社TBM
- 代表取締役CEO :山﨑 敦義
- 本社 :東京都千代田区有楽町1-2-2 15F
- 設立 :2011 年
- 資本金 : 234億2,993万円(資本準備金含む)/ 2021年7月時点
- 事業内容 :環境配慮型の素材開発及び製品の製造、販売、資源循環を促進する事業等
- URL :https://tb-m.com/
- 2013年 経済産業省のイノベーション拠点立地推進事業「先端技術実証・評価設備整備費等補助金」に採択
- 2014年 国内特許を取得し、現在、日中米欧を含む40ヵ国以上で登録。その他100件以上の特許出願を実施
- 2015年 宮城県白石市に年産 6,000トンの LIMEX を製造する第一プラントを建設
- 2015年 経済産業省の「津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金(製造業等立地支援事業)」に採択
- 2016年 米国シリコンバレーの「Plug and Play」で初の 『世の中に最も社会的影響を与える企業ソーシャルインパクトアワード』を受賞
- 2018年 COP24(第24回国連気候変動枠組条約締約国会議)に日本政府代表団として参加
- 2019年 軽井沢で開催された「G20イノベーション展」に出展。G20大阪サミット2019の会場での運営品としてLIMEX製品が採用
- 2019年 中国・河南省、モンゴルでのLIMEX事業化に向けた基本合意を締結
- 2019年 代表取締役 CEOの山﨑敦義が、「EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2019 ジャパン」
Exceptional Growth 部門「大賞」を受賞 - 2020年 使用済みプラスチックなどの再生材料を50%以上含む素材「CirculeX(サーキュレックス)」を発表
- 2020年 100%再生可能エネルギーの電力を LIMEX の生産拠点に導入
- 2020年 BtoC向けのEC事業「ZAIMA」を開始
- 2021年 宮城県多賀城市に年間23,000 トンの LIMEXを製造する第二プラントを建設
- 2021年 韓国財閥のSKグループと135億円の資本業務提携を合意
- 2021年 神奈川県横須賀市で国内最大級のリサイクルプラントのプロジェクトを始動
*本リリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
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SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略で、「地球上の誰一人取り残さない」ことを基本理念として、2015年9月に国連に加盟する全ての国が全会一致で採択した、17のゴールと169のターゲットから構成された国際目標です。
2030年までの達成を目指して、国・自治体・企業や団体などがSDGsの目標およびターゲットとしてゴールを設定した「SDGs宣言」を策定および公表し、様々な取組みを行っています。 中小企業においても、社会的なSDGsへの取り組みに対する関心の高まりから、企業イメージの向上や新たな事業機会の創出につながりを見据え、多くの企業がSDGsへの取り組みを推進しています。
SDGsへの取り組みについて厳密な取り決めはないので、どこから始めどのように進めてよいかわからないと思います。 SDGsに取り組む方法やメリットやデメリット、中小企業での必要性など詳しくは「SDGs宣言の方法やメリット、許可や例文」で解説しています。
SDGsの目標や取り組み内容を決め、SDGs宣言を策定して公表することで対外的にアピールする方法については、「SDGs宣言の公表とアピール方法」で解説しています。
各企業ごとのSDGsへの取り組み状況の診断から進め方、SDGs宣言の策定、PR支援まで細かくサポートしてもらえる「SDGs支援サービス」を行っている金融機関も多いので、法人口座を開設している取引先銀行に相談してみるのも良い方法です。
※VOIXもSDGsの取り組みを行っています。
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VOIX編集部 小川望海
VOIX編集部のライフ/SDGs担当ディレクターとして活動中。大手広告代理店に在籍していたこたともあり、情報感度には自信あり。