千葉大生が企画した「SDGsエコバッグ」を割引販売、千葉大学生協の「レジぶー基金」を活用
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千葉大生が「SDGsエコバッグ」を企画 レジ袋有料化に伴う基金を使って割引販売
千葉大学環境ISO学生委員会は、千葉大学生協でのレジ袋の有料化に伴う「レジぶー基金」を使って、毎年、学内に向けた環境活動を展開しています。今年は学生がデザインした「SDGsエコバッグ」を、4月11日(月)から千葉大学生協にて割引販売しました。
SDGsエコバッグについて
- 目的:持続可能な開発目標(SDGs)の目標12「つくる責任つかう責任」と、目標14「海の豊かさを守ろう」の実現を目指す一環として、学内の教職員や学生に対してエコバッグの利用を推進し、学内外の店舗におけるレジ袋の使用削減を目指します。
- 内容:学内外で環境活動やSDGsに取り組む「千葉大学環境ISO学生委員会」が企画しました。今年1月に全学生に対してエコバッグのデザインを公募し、9作品の応募がありました。その中から最優秀作品に選ばれたデザインを使って、エコバッグを製作し、4月11日(月)より、千葉大学生協にて販売を開始しました。
- 素材: 綿100%
- サイズ:約360×370×110mm
- 価格:原価500円 → 販売価格300円(税込)※「レジぶー基金」を使って割引
- 製作個数:500個
- 販売場所:千葉大学生協店舗(西千葉キャンパス300個、松戸キャンパス100個、亥鼻キャンパス90個)
松戸と亥鼻については4月15日頃より販売開始予定
デザインについて ~SDGsを達成するのは私たち人間の役目~
大学院融合理工学府デザインコースの博士前期課程2年生のシム・へウォンさんが応募したデザインです。
SDGsを達成するのは私たち人間の役目であるということを意識して、SDGsの17つの目標をキャラクターとしてイメージ化したデザインになっています。男女、子ども、関係なく一緒に生きる私たちが一緒に達成すべき目標であることを改めて覚えることができるように、多様な人間で表現されています。また、親しみやすいタッチの絵になっていることから、SDGsをよく知らない人にも関心を持ってもらいたいという気持ちが込められています。
企画を担当した学生の声 (園芸学部3年 森下遥)
製作するエコグッズを何にするかという段階から、販売価格の設定、デザインの学内公募、応募作品の選定、発注など、学生主体で行いました。千葉大学環境ISO学生委員会の中でデザインをすることもできましたが、今回は千葉大の学生全員に応募を呼びかけることにより、デザインの応募段階から環境やSDGsについて考えるきっかけにしてもらいたいと、公募形式を採用しました。結果として9作品もの応募があり、とても嬉しかったです。
応募条件として、「自然環境や環境配慮、SDGsをイメージしたデザインであること」や「学生たちが買いたい・持ち歩きたいと思えること」などを挙げていましたが、結果として、SDGsをモデルにした、ポップでかわいらしいデザインとなり、SDGsの啓発にも寄与できるバッグになったと思います。
私自身も、このエコバッグを使いながら、自分たちの手でSDGsを達成するんだという気持ちで今後も活動していきたいと思います。
千葉大独自の「レジぶー基金」による割引販売の仕組み
千葉大学では環境ISO学生委員会の発案により、2006年度から千葉大学生協においてレジ袋の有料化(1枚5円)を実施しています。現在、年間100万人以上が利用する千葉大学生協の物販店舗におけるレジ袋の購入は年間7,000枚程度で、平均購入率は0.5%未満です(コロナ禍前数値)。
これにより、これまでレジ袋の購入に充てられていたお金と、レジ袋の販売収入を「レジぶー基金」として生協から拠出いただいています。この基金で環境ISO学生委員会が、オリジナルエコグッズの割引販売や、太陽光によるイルミネーション、プランター設置による緑化などさまざまな環境活動を実施して、レジ袋削減にご協力いただいた学内の学生や教職員に対し還元しています。今回も「レジぶー基金」を割引に充て、原価500円のエコバッグを、学生にも買いやすい価格300円に割引することができました。
これまでに「レジぶー基金」を使ったエコグッズは、エコバッグのほか、タンブラー、マイ箸、ブランケット、傘ポンポン、間伐材シャープペンシルなどがありました。
2020年度(マイストロー)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000501.000015177.html
2019年度(エコバッグ)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000390.000015177.html
2017年度(タンブラー)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000245.000015177.html
2016年度(エコバッグ)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000176.000015177.html
2015年度(エコバッグ・シャープペン)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000046.000015177.html
千葉大学環境ISO学生委員会について
千葉大学は、環境マネジメントシステム(EMS)の国際規格であるISO14001を2005年に取得して以来、地域社会に開かれた形でEMSを運用していくことを「環境・エネルギー方針」の柱の1つとして掲げて活動をしています。また、千葉大学ではEMSを学生主体で運用することを教育の一環としており、2003年に設立された「千葉大学環境ISO学生委員会」が中心となって、学内・地域社会でEMSや様々な環境活動を実施しています。
毎年1~3年生まで約200名が所属し、内部監査員や環境報告書の作成のほか、エネルギー班、紙班、ごみ班、堆肥化班、学内緑化班、構内美化班、学外教育班、環境報告書班、地域交流班など、活動の内容に応じて20ほどの班や担当があり、環境負荷削減の意識啓発活動や、小中学校幼稚園への環境教育活動、緑化や堆肥化といった活動、エコグッズの作成など、幅広い活動を行っています。近年ではSDGsの達成を目指して、企業と連携したプロジェクトも複数実施しています。また、2009年にNPO法人格も取得し、NPO法人として企業と協力して里山保全活動を行ったり、地域の学校へ環境出前授業を行ったりしています。
公式サイト
千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト
近年の受賞歴
- International Green Gown Awards 2017-2018 学生関与部門賞
- International Green Gown Awards 2019 学生関与部門 奨励賞
- ISCN Sustainable Campus Excellence Awards 2017 学生リーダーシップ部門賞
- ASCN(アジアサステイナブルキャンパスネットワーク)2019年次大会 最優秀学生活動賞
- 第25回地球環境大賞 文部科学大臣賞
- 平成29年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰
- 第1回・第3回・第7回 サステイナブルキャンパス賞 学生活動部門
本件に関するお問い合わせ
- 千葉大学環境ISO事務局
- kankyo-iso@office.chiba-u.jp
- Tel:043-290-3572
千葉大学の環境への取り組み
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SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略で、「地球上の誰一人取り残さない」ことを基本理念として、2015年9月に国連に加盟する全ての国が全会一致で採択した、17のゴールと169のターゲットから構成された国際目標です。
2030年までの達成を目指して、国・自治体・企業や団体などがSDGsの目標およびターゲットとしてゴールを設定した「SDGs宣言」を策定および公表し、様々な取組みを行っています。 中小企業においても、社会的なSDGsへの取り組みに対する関心の高まりから、企業イメージの向上や新たな事業機会の創出につながりを見据え、多くの企業がSDGsへの取り組みを推進しています。
SDGsへの取り組みについて厳密な取り決めはないので、どこから始めどのように進めてよいかわからないと思います。 SDGsに取り組む方法やメリットやデメリット、中小企業での必要性など詳しくは「SDGs宣言の方法やメリット、許可や例文」で解説しています。
SDGsの目標や取り組み内容を決め、SDGs宣言を策定して公表することで対外的にアピールする方法については、「SDGs宣言の公表とアピール方法」で解説しています。
各企業ごとのSDGsへの取り組み状況の診断から進め方、SDGs宣言の策定、PR支援まで細かくサポートしてもらえる「SDGs支援サービス」を行っている金融機関も多いので、法人口座を開設している取引先銀行に相談してみるのも良い方法です。
※VOIXもSDGsの取り組みを行っています。
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VOIX編集部 小川望海
VOIX編集部のライフ/SDGs担当ディレクターとして活動中。大手広告代理店に在籍していたこたともあり、情報感度には自信あり。