キャッシュレスで森林再生に貢献、「広島Nudgeの森」クラブとクレジットカード「Nudge(ナッジ)」をリリース
この記事の目次
次世代型クレジットカード「Nudge」、キャッシュレスで森林再生に貢献できるクレジットカード誕生ー広島県東広島市入野財産区及び賀茂地方森林組合と協定締結
官民連携でグリーン・フィンテック推進
「Nudge」として自治体との連携は、石川県小松市につづく2つ目の事例となります。
「広島Nudgeの森」クラブについて
「Nudge」は、自分の”好き”を応援するクレジットカードです。普段のお買い物でNudgeカードをご利用いただくだけで、ご利用金額の一部が、アーティストやNPOなどの応援につながります。「広島Nudgeの森」は、その「Nudge」カードの仕組みをつかって広島のアカマツ林を再生するプロジェクトです。
本クラブのユーザー全員による貢献は、相当する苗木の本数に換算され、アプリ上でリアルタイムでチェックすることができます。また、カード利用による支援のお礼として、Calbee Future Labo、広島ドラゴンフライズなど、広島県に縁のある協賛企業やスポーツチームの様々な特典を受け取ることができます。
2022年11月には、プロジェクトの関係者のほか、地域の子供たち、協賛スポーツチームのメンバーが集まって、ボランティアで実際にNudgeの森に苗木を植える会員限定の「広島Nudgeの森」植樹イベントも予定しています。キャッシュレスでの応援だけではなく、ユーザー自身の社会貢献を自分の目で見て、手で触れて体験できるオフラインの機会も提供します。
クラブ公式オフシャルサイト
▼Nudge|広島Nudgeの森 クラブオフィシャルサイト
「広島Nudgeの森」プロジェクトの背景
広島県は、日本有数のアカマツの生息地です。マツは木材として優れた特性を持ち、松茸の苗床として地域に多くの恩恵をもたらしてきました。しかし、平成に入ってからは松くい虫の寄生虫を原因とする「マツ枯れ」によって森林の機能が低下し、ゆたかな森林はだんだんと枯れていっています。
今回の植樹の舞台となる東広島市のマツ林でも「マツ枯れ」が進んでいますが、スギやヒノキの森林と異なり、補助金を用いた再生が難しい状況にあります。そこで、東広島市と連携し、Nudgeの仕組みをつかった森林再生のプロジェクトを立ち上げることとなりました。3ヘクタールの土地で長期的な植樹活動を行い、豊かなマツ林を再生していきます。
「Nudge」がSDGsに取り組む理由
ヨーロッパを中心に、グリーンフィンテックやグリーン投資などがトレンドになっています。今後、そうした流れは、社会貢献への意識が高く、デジタルネイティブ世代である若年層を中心に日本でも広がっていくことが期待されます。少しハードルが高いと思われる寄付なども、Nudgeカードの利用によって、日常生活の中で意識せずに社会活動に貢献することができます。
また、森林の維持・発展は、CO2の排出削減による気候変動対策だけではなく、地域の持続可能な発展にとっても重要な課題です。地域の課題を解決するには、自治体のみ又は企業のみではなく、官民共同で多くのステークホルダーが協働することが重要です。ナッジはこれまでもFintechを通じた地方創生に向けて、石川県小松市を応援するカードを発行するなどの取組を進めてきました。
今後もSDGsの達成に貢献するため、「広島Nudgeの森」クラブをはじめとして、自治体や地域の企業等と連携し、キャッシュレスを通した地方活性化や社会課題の解決を支援するプロジェクトを拡大していきたいと考えています。
Nudge × 東広島市協定締結式を開催しました
ナッジは本プロジェクト開始にむけて、2022年8月2日(火)、東広島市とオンラインでつないで協定締結式を開催しました。東広島市長、および広島に縁のある協賛企業の代表者の方々にもご参加いただきました。
関係者によるコメント
ナッジ株式会社 代表取締役 沖田 貴史
この度は、東広島市の関係者の皆様、協賛企業の皆様と連携して「広島Nudgeの森」が開設できることをとても喜ばしく感じています。Nudgeは、スポーツチームやアーティストのみならず、石川県小松市のような自治体や、動物保護活動を行うNPOのような非営利法人の活動を応援するカードとして、多くの提携先様にご活用いただいています。これからも、「広島Nudgeの森」をマイルストーンとして、官民幅広いステークホルダーの皆様と協働し、NudgeカードSDGsの達成にユーザーが気軽に貢献できるクラブの開設を進めてまいります。
東広島市 高垣 廣徳 市長
東広島市では、令和2年に策定した第五次総合計画の将来都市像である「未来に挑戦する自然豊かな国際学術研究都市」を実現するために、「世界に貢献するイノベーション創造のまち」と「暮らし輝き笑顔あふれる生活価値創造のまち」という2つの方向性でまちづくりに取り組んでいます。本市の特徴である豊かな森林は、 こうした取り組みを進める上でかけがえのない財産であり、大切に育て、次世代へと受け継ぐことは非常に重要なことです。また、森林には、水源の涵養や土砂の流出防止のほか、地球温暖化の緩和などの観点から、多くの人が協力して森林保全に取り組む必要があると考えております。本プロジェクトが、企業や地域をはじめ、多くの人々に「持続可能な未来の実現」に向けた活動の輪を広げるきっかけとなることを期待しています。
カルビー株式会社 Calbee Future Labo 大塚 竜太 部長
当社は、環境・社会・経済を取り巻く課題に対して、ステークホルダーとともに新たな価値を創造する「サステナブル経営」を実践しており、その一環として本プロジェクトの趣旨に賛同いたしました。カード利用特典の一つとして当社の商品も楽しんでいただきながら、より多くの方が自然環境に興味を持っていただける機会になればと考えています。
ヤマネホールディングス株式会社 山根 誠一郎 代表取締役
「物語がつづく暮らし」を当社のブランドコアと位置付け、住む方の物語がつづくためには、家は長く住み続けられる安全で快適な空間であるべきと考えています。家を建てるのに最適な木材はその土地で育った木であり、広島の木を使い続けるためには、県内の林業の火を絶やさないことが必要です。本プロジェクトは、健全な森林環境を取り戻すものであり、その意図に強く共感しました。さらに、当社は「ZEHを積極的に販売することで、家庭部門での脱炭素化を進めます」とSDGs宣言を公表しております。ZEH1棟が建築される毎に、ZEHによるCO2削減量と同じ量(約1t)のCO2を削減することのできる植樹4本分の寄付を「広島Nudgeの森」で行い、お客様と共に地域環境に貢献致します。
株式会社広島ドラゴンフライズ 浦 伸嘉 代表取締役社長
広島ドラゴンフライズは今年で設立9シーズン目を迎えた広島のプロバスケットボールクラブです。当社がクラブ設立当初より行っている社会貢献活動「バスケでつながる風景プロジェクト」は、現在、SDGsと連動させ活動の幅をより広い分野に広げています。その一貫として、今回クラブとしては初めて森林再生活動に参加させていただきました。地元広島の一企業として、バスケットボールを通じて本プロジェクトの発展に貢献できればと思っております。
はつかいちサンブレイズ 岩谷 美里 監督
この度は、「広島Nudgeの森」プロジェクトにおいてクラブ創設おめでとうございます。私たちは今年できた新しいチームであり、今後広島県に根付いたチームになっていきたいと思っています。サンブレイズ一同このような新しい取り組みに参加できるということで、地域やSDGsに少しでも貢献し、地域活性化に繋がればと思っています。植樹活動においても楽しみにしています!
次世代型クレジットカード「Nudge」とは
Nudge(ナッジ)は、普段使いで”好き”を応援できるVisaカードです。
普段使いで”好き”を応援
カフェやコンビニなど、普段の買い物で使うだけで、好きな事業者・ブランドや、スポーツチームやスポーツ選手、アーティスト(カード申し込み時に選ぶ「クラブ」)の応援に繋がります。
また応援先からの、Nudgeカードだけの特典をもらうことができます。
クレジットカードデビューにも安心で便利なVisaカード
アプリからかんたんに申し込みできます。基本無料で使うことができ、世界中のVisa加盟店でお使いいただけます。AIなどを用いた独自審査を行うため、学生やアルバイト、フリーランスでも作りやすいクレジットカードです。
ナッジ株式会社について
ナッジ株式会社は「ひとりひとりのアクションで、未来の金融体験を創る」をミッションとし、日本におけるフィナンシャルインクルージョン(金融包摂)をチャレンジャーバンク事業を通じて、実現していくことを目指しております。
- 会社名:ナッジ株式会社
- 設立日:2020年2月12日
- 代表者:代表取締役社長 沖田 貴史
- 所在地:東京都千代田区大手町一丁目6番1号 大手町ビル4階 FINOLAB
- URL:https://nudge.works/
パートナー企業様の募集について
ナッジ株式会社では、パートナー企業様を募集しています。
1枚から手軽に発行できる提携クレジットカードを通じて、SDGsや地域課題の解決のためのプロジェクトを応援する仕組みを構築することが可能です。
これまでにも、自治体(石川県小松市)や非営利法人(あしなが育英会)を応援するカードを数多く発行しており、導入・運用費用無料で提携カードを発行することができます。
パートナー提携等は以下よりお問い合わせください。
<以上>
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SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略で、「地球上の誰一人取り残さない」ことを基本理念として、2015年9月に国連に加盟する全ての国が全会一致で採択した、17のゴールと169のターゲットから構成された国際目標です。
2030年までの達成を目指して、国・自治体・企業や団体などがSDGsの目標およびターゲットとしてゴールを設定した「SDGs宣言」を策定および公表し、様々な取組みを行っています。 中小企業においても、社会的なSDGsへの取り組みに対する関心の高まりから、企業イメージの向上や新たな事業機会の創出につながりを見据え、多くの企業がSDGsへの取り組みを推進しています。
SDGsへの取り組みについて厳密な取り決めはないので、どこから始めどのように進めてよいかわからないと思います。 SDGsに取り組む方法やメリットやデメリット、中小企業での必要性など詳しくは「SDGs宣言の方法やメリット、許可や例文」で解説しています。
SDGsの目標や取り組み内容を決め、SDGs宣言を策定して公表することで対外的にアピールする方法については、「SDGs宣言の公表とアピール方法」で解説しています。
各企業ごとのSDGsへの取り組み状況の診断から進め方、SDGs宣言の策定、PR支援まで細かくサポートしてもらえる「SDGs支援サービス」を行っている金融機関も多いので、法人口座を開設している取引先銀行に相談してみるのも良い方法です。
※VOIXもSDGsの取り組みを行っています。
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VOIX編集部 小川望海
VOIX編集部のライフ/SDGs担当ディレクターとして活動中。大手広告代理店に在籍していたこたともあり、情報感度には自信あり。