サンコール株式会社が「竹炭サステナブル・オブジェ」を京都府庁へ進呈

VOIX編集部 小川望海VOIX編集部 小川望海 公開 SDGs
サンコール株式会社が「竹炭サステナブル・オブジェ」を京都府庁へ進呈

サンコール、京都府へ自社竹炭事業よりサステナブル・オブジェ進呈 宮津市の竹害をクリーンに生かす

京都の自動車部品メーカー・サンコール(本社:京都市、社長:大谷忠雄)は2022年7月、同社にて製作した「竹炭サステナブル・オブジェ」を京都府庁へ進呈しました。(写真1)里山・竹害問題を周知するため、京都府のイベントなどで使用頂くことが期待されています。

写真1:(右)京都府農林水産部林業振興課長 塚脇様 (左)サンコール(株)金田業務執行取締役写真1:(右)京都府農林水産部林業振興課長 塚脇様 (左)サンコール(株)金田業務執行取締役

「竹炭事業」は、サンコールが京都府宮津市の放置竹林問題の解決をコンセプトに展開している地域貢献型サステナブル事業です。このたび進呈した「竹炭サステナブル・オブジェ」は、当社製品「竹炭」を配合して自作したオリジナル水性塗料を、京都府の誇る伝統産業「北山丸太」へ塗布した、PR用オブジェです。炭のもつマットな風合いを馴染ませ、北山杉の美しい木目を浮かび上がらせ、その美しさを引き立てています。

当社の取り組む放置竹林問題、里山資源の価値を広く世の中に顕揚することを目的として、竹炭事業チームの手により、企画・製作されました。今回の進呈先である京都府農林水産部林業振興課では、今後このオブジェを林業振興イベントなどで展示し、 府民の皆様への里山問題の啓発に活用することを予定されています。

展示される竹炭オブジェ 8月6日-7日京都市内「京都の木」イベントにて展示される竹炭オブジェ 8月6日-7日京都市内「京都の木」イベントにて

「困りごと」放置竹林をクリーンに生かす

宮津市は京都北端に位置し、天橋立で有名な自然豊かなまちです。京都府の竹林面積の約10%を有する同市は、荒廃した放置竹林が古来の生態系を侵食し、災害・獣害などを引き起こす「竹害」に悩まされており、竹資源の有効活用が市全体の課題となっています。

天橋立飛龍観(宮津市提供)天橋立飛龍観(宮津市提供)

 当社は2013年から宮津市の協力のもと、こうした放置竹林を伐採した竹を工場で炭化し、粉砕・分級した工業製品「竹炭」として販売するという新しいビジネスに取り組んできました。環境にやさしい製品化プロセスをモットーに、過熱水蒸気を用いた炭化装置により、竹を燃やさずに炭化しています。この方法により、通常野焼きなどでは大量に発生するCO2排出量を大幅に抑制しています。
このように作られた竹炭は独特なマットな風合い(漆黒性)・遮光性・高抵抗性をもつことから、他には無い機能材料として注目され、2018年から自動車のインパネ(インストゥルメンタル・パネル)用のインクの材料として採用されています。

かぐやひめの竹で蓄電事業

竹害エリアから伐採され乾燥された竹 宮津市にて竹害エリアから伐採され乾燥された竹 宮津市にて

 サンコールの竹炭は、京都の企業が京都/宮津産の竹のみを使用して京都で作った、まさに京都原産の炭です。かぐや姫伝説発祥の地である京都の竹林の竹であるという意味を込めて「京かぐや炭Ⓡ(読み:きょうかぐやすみ)」というブランドを打ち立て、さまざまな用途への拡販に取り組んでいます。平均3μ mという粒の細かさを生かして、建材塗料や、不織布に混ぜてスリッパ、衣類、鞄の材料へとバラエティ豊かな活用方法を編み出してきました。
近年注力しているのが、電極のキャパシタ用活性炭の開発です。高齢化社会への貢献を中期目標のひとつに掲げる当社は、メディカルデバイス事業として、脳卒中患者のリハビリ用歩行学習支援ロボットを製造しています。一般的に30分以内の限られた時間で、足の蹴りだしサポート等を行うリハビリ用途は、短時間で瞬間的な出力を得意とするキャパシタの特性に適しています。まずは竹炭キャパシタを自社のロボットへの搭載し、蓄電用途での実用化をすすめたいと考えています。

ロボットへのキャパシタ用途が期待されるロボットへのキャパシタ用途が期待される

サンコール株式会社 会社概要


<以上>

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VOIX編集部 小川望海

VOIX編集部のライフ/SDGs担当ディレクターとして活動中。大手広告代理店に在籍していたこたともあり、情報感度には自信あり。
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