寝具の回収と再生素材化の「株式会社yuni」が出場した4つのピッチコンテスト全てで優勝
この記事の目次
出場したピッチコンテスト全てで優勝を達成!寝具の回収と再生素材化のyuni(ユニ)、StartupGo!Go! The Pitch及び国連開発計画 ソーシャル・イノベーション・チャレンジでも優勝。
寝具を再生素材化し、焼却処分場を再生工場に変えることで脱炭素・循環型社会を目指すサービスが評価され、リリース以降出場した全てのピッチコンテストで優勝を果たしました。
yuniは、「寝具のお引き取りと再生素材化」サービスを昨年9月にリリース以降、国内最大規模のピッチコンテストである「ICCスタートアップ・カタパルト」や九州最大規模のピッチコンテスト「StartupGo!Go! The Pitch」を含むピッチコンテスト4つにエントリーし、全てで優勝致しました。
実家が寝具メーカーをしているエンジニア、という代表の経歴だからこそできる世界の廃棄市場150兆円に切り込むサービスは、GX(グリーン・トランスフォーメーション)や脱炭素の文脈だけではなく、ビジネスモデルとしても高く評価していただきました。
yuniのピッチ概要と結果
実家が寝具メーカーをしており、自身は機械学習エンジニア出身という経歴を持つ代表が、実家の家業を手伝う中で感じた「お布団の死」という課題。寝具は年間1億枚廃棄されていて、リサイクル率は2%。ほぼ全てが焼却処分されており、灰と二酸化炭素に変わってしまっている。この課題を解決するために、「寝具等の綿・羽毛・ウレタン・ブレス製品のお引き取りと再生素材化」を行うサービスsustebを2021年9月にリリース。
自治体、法人、ご家庭から寝具のお引き取りを開始し、特に自治体に強いニーズを発見。お引き取り枚数月間1.5万枚を達成。代表のエンジニアとしての経歴を活かした、オートメーション化されたマテリアルリサイクルプロセスによって、素材価格は従来より40%ダウン、再生率は90%以上を実現。再生した素材は再生素材として販売するほか、他社とのコラボ製品や自社ブランドとして再び世に出ていく。
ビジネスモデルの肝は、「お引き取り時にいただく金額で再生コストをペイすることができる」点が重要で、これにより、お引き取りで利益を出すことが可能に。さらに仕入れた再生素材の販売によって追加で利益を出すことができる。全国で素材の地産地消を実現するべく、自治体と連携して再生工場を展開。工場では障害者就労支援を行っており、給料は全国平均より35%高いなど労働環境の改善にも取り組んでいる。
日本は「世界で最もごみを焼却処分する割合が高い国」であり、かつ世界の焼却処分場の半分以上が日本に存在する。私達は、焼却処分場の代わりに再生工場を作り、寝具等綿・羽毛・ウレタン製品をお引き取りし再生素材に変えていく。その先に、焼却処分のない未来を必ず作っていく、というメッセージを残しました。
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11/18 StartupGo!Go!/X-Tech Matchup GoGoステージ(ファイナル)
11/18 StartupGo!Go!/X-Tech Matchup GoGoステージ(セミファイナル)
StartupGo!Go! The Pitch 2022とは
StartupGo!Go! The Pitch 2022とは、今年で6回目を迎える九州最大のスタートアップピッチコンテストです。九州のみならず、全国・海外から例年200社以上がエントリーし、選考を経て選ばれた30社がセミファイナリストとして登壇。6社がファイナルに進み、最優秀スタートアップや企業賞が選ばれます。
yuniは、セミファイナリストとして30社に、そして当日のピッチを経てファイナリストとして選ばれ、最優秀賞及び企業賞5つを受賞しました。
※StartupGo!Go! The Pitch 2022の概要
Youth Co:Lab ソーシャル・イノベーション・チャレンジ日本大会2022とは
Youth Co:Lab ソーシャル・イノベーション・チャレンジ日本大会2022とは、国連開発計画(UNDP)とシティ・ファウンデーション共催で、若者によるショーシャルイノベーションと社会起業を支援することを目的としたピッチコンテストです。35歳未満の方のみ登壇、例年60社以上がエントリーし、SDGs達成に焦点を当てたビジネスモデルやアイディアをプレゼンします。
yuniは、ファイナリストとして11/15にオンライン開催された本コンテストに参加し、最優秀賞とCVC賞をダブル受賞しました。
※Youth Co:Lab ソーシャル・イノベーション・チャレンジ日本大会2022の概要
sustebについて
sustebは、「寝具等の綿・羽毛・ウレタン・ブレス製品のお引き取りと再生素材化」プラットフォームです。自治体をはじめ寝具販売企業、通販、素材メーカー等と連携して素材の焼却処分の課題解決に取り組んでいます。自宅への出張お引き取りやQRコードを使用したお引き取り依頼システムなど、これまでになかったごみ回収の新しい形を提案しています。
sustebでは、焼却処分場の置き換えを目指す再生工場を自治体協力のもと設置しています。現在兵庫県西脇市の工場が稼働しており、2023年内にさらに2箇所、新たな工場が稼働開始予定です。
また現在は寝具を中心にお引き取りを行っておりますが、今後は寝具以外の粗大ごみや他の再生可能なごみのお引き取りも行っていきます。現在、日本は世界最大規模のごみ排出量ですが、同時に焼却処分の割合が最も高く、実に8割が燃やされてしまっています。私達は、寝具から始めて、全てのごみを再生する企業へと成長していきます。
▼ sustebサービスURLはこちら
運営会社yuniについて
株式会社yuni(ユニ)は、「日本を廃棄大国から資源大国へ変える」ことをミッションに掲げ、2019年10月に創業した脱炭素、サーキュラーエコノミー、GX(グリーン・トランスフォーメーション)領域のスタートアップです。創業以来、代表の家業でもある寝具業界にフォーカスし、粗大ごみの中で最も多くリサイクル率2%の寝具を焼却処分から救うサービス「susteb」をリリース。サービス開始以降1年で月間お引き取り枚数1.5万枚を達成致しました。sustebでは、寝具の自治体・法人・ご家庭からのお引き取りと再生素材化のほか、「焼却処分場をなくして再生工場を作る」ことを目標に自治体との連携を進めています。
脱炭素とサーキュラー・エコノミーを同時に実現するビジネスモデルは各所で高く評価され、リリース後登壇したピッチイベントのD2Cビジネスコンテスト「MASTERPLAN Vol.3」、ICCサミット KYOTO 2022 スタートアップ・カタパルトではいずれも優勝。さらに今回のダブル優勝で、出場した4つのピッチコンテスト全てで優勝となる。2022年9月現在、兵庫県西脇市で稼働中の工場をはじめ、来年には山梨県富士吉田市、大阪府内で再生工場を稼働開始予定。年間お引き取り枚数100万枚を目指すなど、規模を拡大しています。
また私達は、規模の拡大に伴い採用も行っていきます。
私達と働くことに興味を持っていただけましたら、以下HPお問い合わせよりメッセージをください!
会社概要
- 会社名:株式会社yuni
- 代表者:内橋 堅志
- 設立:2019年10月11日
- 所在地:〒150-0047 東京都渋谷区神山町17-1-404 ZOOM渋谷神山町
- サービス名:susteb(サステブ)
- 事業内容:寝具等の綿・羽毛・ウレタン・ブレス製品の回収と再生素材化を行う「susteb」の運営と、SleepTechブランド「xSleep」とサステナブル寝具ブランド「RBRTH」の運営、
- URL:https://yuni.co.jp
▼ 本リリースに関するお問い合わせ
- 株式会社yuni
- 担当:susteb広報担当
- mail:support@yuni.co.jp
<以上>
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SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略で、「地球上の誰一人取り残さない」ことを基本理念として、2015年9月に国連に加盟する全ての国が全会一致で採択した、17のゴールと169のターゲットから構成された国際目標です。
2030年までの達成を目指して、国・自治体・企業や団体などがSDGsの目標およびターゲットとしてゴールを設定した「SDGs宣言」を策定および公表し、様々な取組みを行っています。 中小企業においても、社会的なSDGsへの取り組みに対する関心の高まりから、企業イメージの向上や新たな事業機会の創出につながりを見据え、多くの企業がSDGsへの取り組みを推進しています。
SDGsへの取り組みについて厳密な取り決めはないので、どこから始めどのように進めてよいかわからないと思います。 SDGsに取り組む方法やメリットやデメリット、中小企業での必要性など詳しくは「SDGs宣言の方法やメリット、許可や例文」で解説しています。
SDGsの目標や取り組み内容を決め、SDGs宣言を策定して公表することで対外的にアピールする方法については、「SDGs宣言の公表とアピール方法」で解説しています。
各企業ごとのSDGsへの取り組み状況の診断から進め方、SDGs宣言の策定、PR支援まで細かくサポートしてもらえる「SDGs支援サービス」を行っている金融機関も多いので、法人口座を開設している取引先銀行に相談してみるのも良い方法です。
※VOIXもSDGsの取り組みを行っています。
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VOIX編集部 小川望海
VOIX編集部のライフ/SDGs担当ディレクターとして活動中。大手広告代理店に在籍していたこたともあり、情報感度には自信あり。