岡崎製材株式会社のSDGsへの取組み「HAZAI® project」があいちサービス大賞「知事賞」を受賞
この記事の目次
【老舗材木屋のSDGs活動】第5回 あいちサービス大賞「知事賞」受賞!!
愛知県岡崎市の老舗材木屋:岡崎製材株式会社によるSDGs・端材活用の取組み“HAZAI® project”が、第5回 あいちサービス大賞に於いて最優秀賞に当たる「知事賞」 受賞した。
(*1) HAZAI®は同社の登録商標
あいちサービス大賞とは
「モノづくり県」と言われる愛知においても、サービス産業は、事業所数・従業者数の7割以上、GDPの5割以上を占める、地域の経済活動を支える重要な産業である。
本賞は、先進的なサービスを提供している事業者を対象に、優秀な成功事例を選考・表彰する、都道府県では初めての制度。受賞した事業者やその取組・サービスを広くPRすることにより、優秀な成功事例を広く展開し、県内サービス産業の生産性向上を図る。
【HP】:https://www.aichi-service.jp/about/
表彰式
日時:令和5年2月10日(金) 14:15~14:30
場所:愛知県公館(〒460-0001 愛知県名古屋市中区三の丸3丁目2-3)
出席者:あいちサービス大賞受賞企業5社
あいちサービス大賞審査委員長 太田聰一(慶應義塾大学経済学部教授)
愛知県知事 大村 秀章
愛知県経済産業局長 矢野 剛史
(※敬称略)
サービスの経緯と目的:ごみ問題の解消・材木屋の使命
同社では原木を仕入れそれらを製材・加工してテーブル等の家具・インテリア雑貨を製作してきたが、その際に発生する「端材」が長年の課題となっていた。丸太を商品に加工していく過程で、端材として発生するのは原木(丸太)の約15~20%。大きな丸太の約1/5は決して少なくない量になる。端材の形は歪でサイズもバラバラ、用途も無く、多くの場合は焼却・廃棄処分されていた。
これらの端材を無駄なく生かし新たな価値を創造することが、木に育てられ、生かされてきた私たち材木屋の切実な使命と捉え、SDGsに賛同する形でHAZAI® projectを推進することとなった。
日本一の木材保有量・豊富な取扱い樹種数を誇る当社の挑戦
同社は、針葉樹・広葉樹の両方を取扱っているが、広葉樹を取り扱う材木屋は材木業界全体の約3%と言われている。当社は日本一の木材保有量を誇り取扱い樹種は200超。だからこそ、全国的にも珍しく針葉樹・広葉樹問わず様々な木材の端材を活用した商品を製造することができる。
端材を活用した商品の製作において、素材の品質も、磨きや塗装の工程も、当社が製造する高級家具・テーブルと同じ。それらと同じ材料・技術によって作り出した商品は、温もりや安らぎのある使用感・高い品質が魅力だ。
当社は端材を「コストではなく付加価値」として活かし新たな材木屋のスタンダードを構築していく。
協働から、「木」の端材のさらなる価値を創造する
HAZAI® project発足以来、新たに10件以上の職人との協働を開始・再開することができた。木工という側面から地元経済を潤し、雇用の確保や技術の伝承に貢献することも当社の使命である。また、大手企業との共同開発や、地元中小企業とのタイアップ、百貨店・大手雑貨店での出展実績も増えている。さらに、環境活動団体や地元高校と共に「木育」や「SDGs」の普及活動を推進する等、「木」からサステナブルな社会の実現を目指す。
現在は端材の7~8割が木製品や端材販売等として新たな価値を生み出すことができている。HAZAI® project起上げ以降、社内でも端材活用の機運が高まり、顧客ニーズに合わせたオーダーメイド型のオリジナルカッティングボードや、端材を活用して野球ファン向けのギフト商品「お祝いバット」シリーズも好評だ。さらに、直近では名古屋フィギュアスケートフェスティバルともタイアップが実現し、端材を活用した木製オフィシャルグッズを製造・販売し同アイスショーの20周年を彩った。
また、端材のみならず陳腐化した建材や廃材をリメイクした和モダンなテイストのKiKi-Sakeも開発し、本年2月2日~3日に虎ノ門ヒルズで開催される「ヒットをねらえ!地域のおすすめセレクション2023」にも出展する。
しかし、2~3割はまだ廃棄されているのが現状。今後は端材の廃棄0を目指し、さらに活動を続けていく。
担当者コメント
木の復権・Nature Design
近年、脱プラ・SDGsが謳われ個性を認める風潮が強くなり、自然素材の代表格:木・無垢材が注目されている。端材活用は日本の素晴らしい文化「もったいない精神」に通ずるJapan Qualityであり、日本に於いて様々な産業・業界で広がっていくと信じている。私たちは、木・無垢材のフィールドでその文化や技術を伝承し、その魅力を世界へ発信していく。
(経営企画室 室長 八田 壮史/材木屋のせがれ)
HAZAI® project定番商品ラインナップ
カッティングボード 税込4,180円~
カッティングボードmini 税込1650円
ふっくらツール 税込19,800円
森の身長計 税込11,000円
HAZAI Clock 税込13,200円
カッティングボードができるまで
製造ストーリー:木の端材からオシャレ無垢雑貨をつくる|職人の技術
その他開発商品のご紹介
- KiKi-Sake
- ありがとうコースター
- Tsumi-Ki
- キャンドルホルダー
- クリスマスツリー
- ブックエンド
- まな板(木曽檜) etc…
HAZAI® project:無垢の端材を活用する
HAZAI® project同社は原木を仕入れ製材・加工してテーブル等の家具・インテリア雑貨を製作してきたが、その際に発生する「端材」が長年の課題となっていた。これらの端材の形は歪でサイズもバラバラ。用途も無く、多くの場合は焼却・廃棄処分されていた。
しかし、木の端材にも高級テーブル・家具と同品質の肌触り・質感など無垢の魅力が詰まっている。これらを無駄なく活かし新たな価値を創造する事が材木屋の切実な使命と捉え、SDGsに賛同する形で”HAZAI® project”を推進する事となった。現在では、大手化粧品メーカーや小売専門店、大手百貨店での取扱いも増え、地域を代表する本業を通じたSDGs事業に成長した。無垢・木の端材の可能性は無限大である。
岡崎製材株式会社(代表取締役 八田欣也、愛知県岡崎市戸崎元町4番地1)
大正6年(1917年) 愛知県岡崎市で創業した老舗木材屋。一流の目利きが世界中から仕入れた多種多様な無垢材は200樹種・5万点を超え、日本一の保有量を誇る。脈々と受け継ぐ材木知識・経験により歴代の目利きが世界中から揃えた銘木は、丁寧に製材・乾燥・加工され豊富なラインナップとして保管しており、お客様のご要望に合わせて「あなただけの一点」をご提案する。
また、愛知県を中心に建築木材・資材等の流通事業、リノベーションや不動産、木製品の製造・販売など、建築や住まいに関わる多種多様な商品・サービスをワンストップで提供。さらに、SDGsの取組みとして木材の端材から新しい価値を創造・提案する”HAZAI® project”を推進する地元密着の「最適住環境企業」を掲げる会社である。
▼会社HP
会社紹介:
本件に関するお問い合わせは岡崎製材株式会社の八田 壮史(はった そうし)までお願い致します。
<TEL>
0564-51-0861(事務所)
過去プレスリリース一覧
- SDGsな取組みで地元企業4社がコラボ&岡崎の魅力をPR | 岡崎市×イオンモール岡崎の共催イベント出店
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000096178.html - 銘木・無垢の端材から材木屋オリジナル”お祝いバットmini”を開発 | プロ野球開幕に合わせ3月25日より数量限定で販売
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000096178.html - 【第3弾】ファンケル×老舗材木屋コラボ企画 | 春を彩る「さくら色」の無垢端材を活用した生活雑貨をファンケルオンラインで販売
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000096178.html - 老舗材木屋が銘木・無垢材から超本格マイバット「お祝いバットPro」を開発 | 1本100万円の超高級銘木バットも限定販売!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000096178.html - 【地元の異色コラボレーション】名古屋フィギュアスケートフェスティバルのオフィシャルグッズを老舗材木屋が企画製作・販売します!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000096178.html - 【コラボ企画】中日ドラゴンズ選手と折れたバットの”リメイク・ワークショップ”を実施
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000096178.html
補足・参考 | 岡崎製材株式会社の過去1年に於けるメディア掲載実績
- ZIP-FM 2022年1月29日放送
WAYKEY WAYKEY | ちさんちShow - 中日新聞 2022年3月27日 西三河版掲載
HAZAI® project 木の端材に新たな価値を - 中部経済新聞 2022年3月28日
無垢端材をミニバットに|岡崎製材 数量限定で販売 - 読売新聞 2022年3月29日
端材活用お祝いバット|岡崎の製材会社 結婚や大会優勝「記念品に」 - エフエム愛知 2022年4月5日
コーナー「Hi-VOLTAGE」出演 - ZIP-FM 2022年6月11日
スタートアップN「ナニコレ」 - 中日新聞 2022年7月20日
光ヶ丘女子高インターンシップ | SDGs製品の心は 岡崎製材で就業体験 - 中部経済新聞 2022年8月24日
岡崎製材 | ギフト用野球バット販売 - 中日新聞 2022年12月3日
折れたバットに新たな命|竜選手愛用品 ミニサイズに - 東海テレビ NEWS ONE 2022年12月20日
“名古屋フィギュア”20周年! | 老舗材木店とコラボ“SDGsな”記念グッズ
<以上>
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SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略で、「地球上の誰一人取り残さない」ことを基本理念として、2015年9月に国連に加盟する全ての国が全会一致で採択した、17のゴールと169のターゲットから構成された国際目標です。
2030年までの達成を目指して、国・自治体・企業や団体などがSDGsの目標およびターゲットとしてゴールを設定した「SDGs宣言」を策定および公表し、様々な取組みを行っています。 中小企業においても、社会的なSDGsへの取り組みに対する関心の高まりから、企業イメージの向上や新たな事業機会の創出につながりを見据え、多くの企業がSDGsへの取り組みを推進しています。
SDGsへの取り組みについて厳密な取り決めはないので、どこから始めどのように進めてよいかわからないと思います。 SDGsに取り組む方法やメリットやデメリット、中小企業での必要性など詳しくは「SDGs宣言の方法やメリット、許可や例文」で解説しています。
SDGsの目標や取り組み内容を決め、SDGs宣言を策定して公表することで対外的にアピールする方法については、「SDGs宣言の公表とアピール方法」で解説しています。
各企業ごとのSDGsへの取り組み状況の診断から進め方、SDGs宣言の策定、PR支援まで細かくサポートしてもらえる「SDGs支援サービス」を行っている金融機関も多いので、法人口座を開設している取引先銀行に相談してみるのも良い方法です。
※VOIXもSDGsの取り組みを行っています。
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広報・PRご担当者様へ
VOIX編集部 小川望海
VOIX編集部のライフ/SDGs担当ディレクターとして活動中。大手広告代理店に在籍していたこたともあり、情報感度には自信あり。