アグイット株式会社が廃棄サクランボ再生ビールのクラウドファンディングで目標金額100万円を達成
この記事の目次
売り物にならない完熟佐藤錦をアップサイクルした「GOHOBI SATONISHKI IPA」
アグイット株式会社は、山形産の最高級さくらんぼ「佐藤錦」を100%使用した唯一無二のラグジュアリービール「GOHOBI SATONISHKI IPA」造りのクラウドファンディングで、目標金額100万円を突破しました。このビールは、廃棄されるはずだった完熟佐藤錦を活用し、特別な冷凍保存技術と酸化を防ぐ製造方法で製造されており、地元の農家を支援する取り組みとして注目されています。
<以下リリース>
高温の影響で売り物にならない完熟サクランボを活用!廃棄するしかなくなった最高級サクランボ「佐藤錦」をアップサイクルしたラグジュアリービール造りのクラウドファンディングが目標金額100万円を突破
地元・山形のニュース番組からも取材。猛暑による歴史的な凶作で自身も昨年の1/3の収穫量に。売り物にならない大量の完熟サクランボを買い取り、山形産佐藤錦100%の高級ビールにアップサイクルする取り組み
人と地球にやさしい食品を創造するアグイット株式会社(所在地:山形県東村山郡、代表取締役:沼尻淳)がクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」にて実施している、山形産の最高級さくらんぼ「佐藤錦」を100%使用した唯一無二のラグジュアリービール「GOHOBI SATONI SHKI IPA」造りのクラウドファンディングが目標金額(ファーストゴール)の100万円を突破いたしました。
「GOHOBI SATONISHKI IPA」とは
「GOHOBI SATONISHKI IPA」は流通に乗らず廃棄するしかなくなった山形県山辺産の最高級さくらんぼ「佐藤錦」を100%使用した、Made in YAMANOBEの唯一無二のラグジュアリービール。700リットルのビール生産タンクに対して、特別冷凍保存で完熟した甘さを閉じ込めた佐藤錦50キロと、褐変(酸化)を防ぐ製造方法(特許出願予定)で製造した佐藤錦ピューレ5キロ、合計55キロも贅沢に使用しています。単なる果汁入りのクラフトビールとは一線を画す、最高級ブランド‧佐藤錦だけを贅沢に使用した、これまでにないさくらんぼ生まれのビールなのです。
唯一無二のラグジュアリービールを目指して。ファーストロットの仕込みを8月2日に実施
山形県米沢市南部の田園地帯にて2018年春オープン以降、個性豊かなクラフトビールを造りつづけているマイクロブルワリー‧米沢ジャックスブルワリーに製造を依頼。先日8月2日にファーストロットの仕込みを行いました。「IPA(アイピーエー)」は正式名称を「India Pale Ale(インディア‧ペールエール)」といい、ビールの原材料の一つであるホップを大量に使用して造られます。ホップのもつ香りや苦味が一般的なビールと比べて強く、世界中で愛されているビールです。このIPAに、農家さんが手塩にかけて育ててきた完熟佐藤錦の甘さの強いフルーティーな味わいが絶妙なバランスで混ざり合い、これまで味わったことのない、女性にも愛されるラグジュアリービールを目指しています。
昨年からの高温で歴史的な凶作に。売り物にならないサクランボを救いたい
TVなどの報道にもありますとおり、昨年からの高温で今年のサクランボは収穫量も大幅減。さらに多くの果実に、2つの実がくっついたような変形した「双子果」が見られるなど、サクランボ農家を取り巻く環境は大変厳しくなっています。私たちも山形で13代続くさくらんぼ農園を運営していますが、歴史的な凶作で、山形県全体では今年の収穫は例年の半分。当農園では昨年の1/ 3の収穫量に落ち込んでいます。今回の「GOHOBI SATONISHKI IPA」のクラウドファンディングは、売り物にならず廃棄するしかなくなった完熟佐藤錦を買い取り、特殊冷凍保存の技術で添加物を一切使わずに美味しさを閉じ込めた山形産・佐藤錦を100%使用したラグジュアリービールへとアップサイクルする取り組みとなります。
農家さんや地元に貢献したいという想いから生まれたラグジュアリービールのアイデア
完熟佐藤錦は糖度も上がり酸味とのバランスも良くなります。その瞬間に食べれば一番美味しいのですが、果肉が柔らかくなり過ぎて傷んでしまうため、毎年大量に廃棄されてしまうという大きな問題がありました。また山形県のサクランボ農家数は、高齢化と後継者不足が主な原因となり、この20年でおよそ半数に減少。そこに追い打ちをかけているのが昨今の猛暑です。収穫量もおよそ例年の半分程度と大幅に減少し、変形で売り物にならないサクランボも増加しています。山形県の宝でもあるサクランボを少しでも無駄にしたくない。行き場がなくなった完熟佐藤錦の買い取りを拡大することで、地元貢献をしていきたい。そうして買い取った完熟佐藤錦をアップサイクルするための仕組みが、特殊冷凍した真っ赤なサクランボと色鮮やかなさくらんぼピューレを贅沢に使った、ラグジュアリービールのアイデアなのです。
アップサイクルは未来の顧客である若者も関心があるテーマ
先日、山形東高等学校の女子高校生2名から農作物のアップサイクルについて取材をいただきました。探究活動という授業の一環で取材して発表するとのことでした。アップサイクルとは、廃棄予定であったものに手を加え、価値をつけて新しい製品へと生まれ変わらせる手法です。別名「クリエイティブ・リユース(創造的再利用)」と呼ばれており、素材や形などの特徴を生かしてより良いものへと作り変えます。今回取材をいただいた地元・山形のニュース番組を見て事前にいろいろ調べられており、とても感心しました。まだまだアップサイクルという考え方そのものの認知度が低いなか、未来の顧客ともいえる若者に向けて、農作物のアップサイクルの意義や、持続可能な農業についてお話をさせていただきました。
佐藤錦100%のラグジュアリービールを、日本そして世界へ。ネクストゴールは300万円
ファーストゴールである100万円は沢山の方からのご支援により達成することができました。この支援金はクラフトビール製造委託費や、地元さくらんぼ農家からの佐藤錦買取費、リターン制作費及び送料、設備費(特殊冷凍機リース代・果実非破壊糖度計)など製造にかかる費用の一部に使わせていただけたらと考えております。なおネクストゴールは300万円を目指し、日本そして世界へ、この佐藤錦100%のラグジュアリービールを届けたいと考えています。
「GOHOBI SATONISHKI IPA」のファーストロットは2024年9月1日の一般発売を目指しています。
<今後のスケジュールについて>
8月下旬 浮世絵イラストレーター・NAGAによるビールラベル完成予定
8月下旬〜 オリジナルビアグラス製作
8月末日 クラウドファンディング終了
9月上旬 「GOHOBI SATONISHKI IPA」順次出荷
9月4日(水)GOHOBI SATONISHKI IPA お披露目会(ダイニングバー・BALLADE(バラード)(山形県山形市))
9月8日(日)17時〜19時 COOL FRUITSスペシャリテ試食会(日本料理店「丸の内一丁目 しち十二候」(東京ステーションホテル内))
<参考URL>
さくらんぼ農家だから出来る山形県産佐藤錦を使った贅沢なクラフトビール造りに挑戦!
(クラウドファンディングページはこちら)
https://camp-fire.jp/projects/view/767229
十三代沼尻商店
<以上>
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SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略で、「地球上の誰一人取り残さない」ことを基本理念として、2015年9月に国連に加盟する全ての国が全会一致で採択した、17のゴールと169のターゲットから構成された国際目標です。
2030年までの達成を目指して、国・自治体・企業や団体などがSDGsの目標およびターゲットとしてゴールを設定した「SDGs宣言」を策定および公表し、様々な取組みを行っています。 中小企業においても、社会的なSDGsへの取り組みに対する関心の高まりから、企業イメージの向上や新たな事業機会の創出につながりを見据え、多くの企業がSDGsへの取り組みを推進しています。
SDGsへの取り組みについて厳密な取り決めはないので、どこから始めどのように進めてよいかわからないと思います。 SDGsに取り組む方法やメリットやデメリット、中小企業での必要性など詳しくは「SDGs宣言の方法やメリット、許可や例文」で解説しています。
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各企業ごとのSDGsへの取り組み状況の診断から進め方、SDGs宣言の策定、PR支援まで細かくサポートしてもらえる「SDGs支援サービス」を行っている金融機関も多いので、法人口座を開設している取引先銀行に相談してみるのも良い方法です。
※VOIXもSDGsの取り組みを行っています。
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