ウィズダイバーシティ有限責任事業組合に障害福祉団体KEIPE株式会社が参加、山梨県で障害者雇用拡大に寄与

VOIX編集部記者VOIX編集部記者 公開 SDGs
ウィズダイバーシティ有限責任事業組合に障害福祉団体KEIPE株式会社が参加、山梨県で障害者雇用拡大に寄与

障害者雇用の新たな選択肢創出へ

KEIPE株式会社は2024年7月1日、ウィズダイバーシティ有限責任事業組合(LLP)に参加しました。これにより、山梨県産フルーツやIT関連業務など、KEIPEが提供する多様な業務がウィズダイバーシティのラインナップに加わりました。同組合は障害者雇用を促進するため、中小企業と障害福祉事業者が協力する仕組みです。KEIPEの参加により、山梨県内の障害者雇用の拡大と、新たな雇用の創出が期待されています。

このニュースのポイント
  • KEIPEがウィズダイバーシティに参加し、業務ラインナップ拡大。
  • 山梨県産フルーツやIT関連業務など60以上の業務が提供可能に。
  • 障害者雇用の促進と新たな雇用の創出に寄与。

<以下リリース>

山梨の障害福祉団体KEIPE株式会社、ウィズダイバーシティ有限責任事業組合(LLP)参加のお知らせ

山梨県産フルーツ・IT関連業務・ 物流・製造業務などを受託。山梨県でLLPの仕組みを広げ、障害者が働く選択肢を増やし「全ての障害者がプロフェッショナルである社会」をともに実現したい。

ウィズダイバーシティ有限責任事業組合(LLP)(東京都渋谷区、以下「ウィズダイバーシティ」)に、2024年7月1日付けでKEIPE株式会社(本社:山梨県甲府市・代表取締役 赤池 侑馬、以下「KEIPE」)が参加したことをお知らせいたします。

ウィズダイバーシティとは〜中小企業と障害福祉事業者がスクラムを組み、障害者を共同雇用する「新しい仕組み」

ウィズダイバーシティは、障害者雇用を増やしていきたい中小企業と、障害者雇用のノウハウを持った障害福祉団体が、企業の垣根をこえて参加する有限責任事業組合(LLP)です。

ウィズダイバーシティは国家戦略特区の枠組みを活用し、有限責任事業組合(LLP)として2019年に設立しました。複数の事業主で障害者の実雇用率を通算できる制度(算定特例制度)の認定を受けた日本で最初のLLPです。

ウィズダイバーシティは2019年当初東京都の戦略特区制度として始まりましたが、本LLPの実績が認められ、2023年には特例が全国にも適用されました。

2024年7月現在、ウィズダイバーシティの参加企業は14企業となり、日本で最も多くの企業がグループ算定されています。東京都以外には大阪府・岡山県・山梨県(今回加盟のKEIPE)の企業が参加しています。

ウィズダイバーシティに参加している企業は、障害福祉事業者に一定額以上の業務を提供する。参加企業は発注額に応じた成果物(サービス・商品)を受けとることができるほか、共同で障害者雇用を創出し、法定雇用率を満たすことができる。(※図内の組合参加企業は2024年7月1日現在)

約60以上の多様な仕事が集まることで、強みや希望に即した仕事を提供〜新たに山梨県産フルーツ、IT関連業務、物流・製造業務などが加わる

ウィズダイバーシティは、組合に参加している企業が一定額以上の業務を発注することで、障害者の雇用が生まれます。企業は発注額に応じた成果物(商品・サービス)を受け取ることができるほか、共同で障害者雇用を創出していることで法定雇用率を満たすことができます。

中小企業1社だけでは障害者に依頼する仕事の幅に限界があり、本人の希望する仕事とマッチしない場合も多くあります。そこでウィズダイバーシティでは、雇用や支援ノウハウを持った障害福祉事業者と企業がスクラムを組み、障害者雇用に必要なことを役割分担して取り組める状態にすることにより、働きたい願いを持つ障害者の雇用拡大を実現しています。

障害と向き合うスタッフが従事し提供できる業務は、花束/祝花の製作・植栽管理・グリーン装飾・事務業務・お弁当のケータリング・アート制作・ギフト制作などのラインナップがあります。今回KEIPEが加盟したことにより、発注できる業務に「山梨県産フルーツ、 スープ、物流・製造業務、IT関連業務、レストラン利用、古道具の販売」が加わり、提供できる業務ラインナップは60以上になりました。

山梨県産フルーツ(シャインマスカット・桃、季節限定)

山梨県は日本有数の果樹栽培地です。甲府盆地の寒暖差を受けて育った「シャインマスカット」は糖度・甘さ・酸味が絶妙なバランスです。

山梨県内の生産者からシャインマスカットを受領し、KEIPEのスタッフが一つひとつ丁寧に梱包して出荷しています。KEIPEで取り扱っているシャインマスカットは、山梨県笛吹市のふるさと納税の返礼品にもなっています。シャインマスカット以外では、小ぶりなものの美味しい山梨県産の桃も取り扱っています。

これら山梨県産フルーツは、お中元・お歳暮といったギフトに活用いただけます。

スープ

KEIPEではスープレストラン「MARLU SOUP」を運営しているほか、自社で商品開発した「プロテイン&GABAスープ」など豊富なスープ商品のラインナップがあります。「MARLU SOUP」のスープは冷凍して発送する予定です。

スープレストラン「MARLU SOUP」は、地域みんなで子育てしよう!という気持ちで運営しています。赤ちゃんやお子さま連れでも安心して過ごしていただけるように、小上がりや、離乳食、キッズメニューもご用意しています。

「MARLU SOUP」の運営に障害と向き合うスタッフがかかわっています
「MARLU SOUP」は地域の子育て世代が集まる場です

物流・製造業務請負

KEIPEは山梨県内の物流拠点と連携しており、ウィズダイバーシティの取り組みが広がることで、さらに多くの企業の物流・製造を担っていく予定です。将来は組合企業から物流・製造業務を受託できるよう調整していきます(※山梨県限定)。

物流業務で働くKEIPEスタッフの様子

IT関連業務

KEIPEで働くスタッフの高い集中力を生かし、ホームページのデザイン崩れ、記事変更、スマホのアプリ確認などのバグ・動作確認ができるようになりました。

IT関連業務で働くKEIPEスタッフの様子

レストランのイベント利用

KEIPEが多くの障害者とともに運営する山梨県立美術館のレストラン「COLERE」を、組合加盟企業の歓迎会・パーティー・イベントなどに利用できます。

「COLERE」店内の様子
「COLERE」店内の様子、レジ横で山梨県産フルーツも販売

古材・古道具の販売

KEIPEでは、空き家再生などで生じた古道具や古家具を再生し、販売する店舗「Cycle」を運営しています。ウィズダイバーシティへの参加にともない、「Cycle」で取り扱っている古道具・古家具を組合参加企業へ販売できるようになりました。オフィスのレイアウト変更へ再利用されることを期待しています。

店名の「Cycle」には「木材や家具の循環リサイクルをつくる」という意味を込めています。

「Cycle」の古道具・古家具をオフィス用品に利用されることを期待しています
「Cycle」店内の様子

KEIPE株式会社について〜障害を特別なものにせず、誰もがそこに居ていい社会をつくる

KEIPEは、2017年10月に山梨県で障害者の就労支援事業としてスタートしました。2024年現在、就労支援事業をはじめ、児童通所支援事業「CLUM甲府中央ラボ」や飲食事業「MARLU SOUP」、就労移行支援サービス「KEIPEキャリア」、回収した古道具を販売する店舗「Cycle」など、様々な事業を展開しています。

スタートアップ企業で新規事業づくりに取り組んでいた代表の赤池氏が、地元に戻り障害者の就労支援を始めたきっかけは、親族がバイク事故により働けなくなったものの、サポートを受けながら16年ぶりに社会復帰したことから。「様々な理由で働くことが難しい人が、地元で働く場をつくりたい」という思いから株式会社KEIPEを立ち上げ、就労継続支援A型事業所(現在のKEIPE甲府オフィス)を開設しました。

KEIPE甲府オフィス

山梨県の障害者実雇用率は2.25%(全国平均全国2.33%)ですが、従業員数43.5人〜100人未満の企業でみると、実雇用率は2.06%で、法定雇用率2.3%を下回っています(※)。小規模な企業ほど障害者が働くための環境整備がハードルとなっており、障害者雇用が進んでいないことが課題です。

KEIPEとウィズダイバーシティは、山梨県内の企業を中心に、ウィズダイバーシティ参加企業を広げ、山梨県全体の障害者雇用を増やしていくことを目指しています

(※厚生労働省山梨労働局「山梨県における令和5年障害者雇用状況集計結果」より)

社名 :KEIPE株式会社
所在地:山梨県甲府市丸の内1丁目15-2

第5丸銀ビル2階
代表 :赤池 侑馬
設立 :2017年10月23日
URL  :​​https://keipe.co.jp/
事業内容:障害者就労継続支援A型サービス、就労移行支援サービス、児童発達支援・放課後等デイサービス、飲食事業、ものつくり事業

グループ会社:CLUM株式会社、株式会社ソーシャルグッドカンパニー

KEIPE株式会社 代表取締役 赤池 侑馬 コメント

KEIPE株式会社 代表取締役 赤池 侑馬

KEIPEは山梨を拠点とし、これまで障害者就労継続支援A型サービスをはじめとして、地域が抱える課題を障害者雇用を通じて解決する、価値ある事業を生み出してきました。

ウィズダイバーシティの仕組みは設立当初から興味がありましたが、当初は東京都の戦略特区制度であったことから、山梨県に本社がある当社は参加することができませんでした。2023年に特例が全国にも適用されたことで東京都以外の企業もウィズダイバーシティに参加できるようになり、2024年7月1日に参加することができました。

山梨県内には小規模な企業が多く、中小企業の障害者雇用は道半ばで、一歩踏み込めない状況もあります。また、私たちKEIPEだけでは生み出せる地域の雇用に限界があることも事実です。

今回ウィズダイバーシティに加盟することで、新しいかたちの雇用を創出し、山梨県の企業をこの仕組みに巻き込み、山梨県全体の中小企業の障害者雇用を増やしていくとともに、「全ての障害者がプロフェッショナルである社会」を実現していきたいと考えています。

ウィズダイバーシティ発起人 福寿 満希 コメント

ウィズダイバーシティ発起人 福寿 満希(株式会社ローランズ 代表取締役)

ウィズダイバーシティでは「2033年までに400人の障害者雇用を共同創出するために、組合の参加企業120社・障害者と接点を持つ参加企業の従業員合計数24,000人」を目指しています。

今回、KEIPEがウィズダイバーシティに参加したことで、フルーツ、IT関連業務、物流・製造業務のサービスが提供できるようになり、組合の業務ラインナップは60以上に増加しました。

KEIPEは豊富な新規事業づくりの経験がある代表の赤池氏のリーダーシップのもと、高い品質の商品・サービスを提供しています。商品・サービスが経済活動に必要なものであり、働く当事者のスタッフの高い能力が評価され購入につながることが、障害者雇用を拡大することに必要不可欠であるという、お互いの目指す方向性が一致したことも、KEIPEがウィズダイバーシティにお迎えした理由の一つです。

現在ウィズダイバーシティのラインナップにない仕事についても、組合参加企業と一緒に作っていくことが可能です。新たな仕事をつくることで、障害者が働くチャンスが広がり、結果、多様なキャリア形成の実現と活躍の機会が増えます。この取り組みについて広く中小企業の皆様に知って頂ける機会を頂戴できれば幸いです。

ウィズダイバーシティ有限責任事業組合について

ウィズダイバーシティ有限責任事業組合(LLP) は、障害者雇用を増やしていきたい気持ちを持った中小企業と障害福祉団体が、企業の垣根をこえて参加する有限責任事業組合(LLP)です。

ビジョン「全ての障害者がプロフェッショナルである社会を目指す」、ミッション「集まる力で小さな『できる』を大きな『役割』に変える」を掲げ、障害者の多くの雇用作りに挑戦していきます。

名称  :ウィズダイバーシティ有限責任事業組合(LLP)

所在地 :東京都渋谷区千駄ヶ谷3-54-15 ベルズ原宿ビル3F

設立  :2019年4月

出資者 :株式会社ローランズ

一般社団法人ローランズプラス(特定事業主)

社会保険労務士法人大槻経営労務管理事務所(特定事業主)

株式会社きくや美粧堂(特定事業主)

株式会社東京ディエスジャパン(特定事業主)

寺田倉庫株式会社(特定事業主)

株式会社エーシークリエイト(特定事業主)

株式会社SABON Japan(特定事業主)

株式会社ありがとうファーム(特定事業主)

株式会社ディエスジャパン(特定事業主)

株式会社人形町今半(特定事業主)

株式会社人形町今半フーズプラント(特定事業主)

株式会社ホットスケープ(特定事業主)

蜂谷工業株式会社(特定事業主)

KEIPE株式会社(特定事業主)

HP   :https://with-d.com/

<以上>


【プレスリリースの無料投稿窓口】 VOIXプレスリリース

VOIXのリリース受付フォームです。 ご投稿いただいたリリースは審査後、記事としてニュースメディアVOIX上に掲載されます。(掲載料は完全無料です。)

詳しくはこちら
VOIXプレスリリース
無料投稿窓口
運営会社 株式会社VOIX(https://voix.co.jp/
所在地 東京都港区虎ノ門5-11-15
代表者 代表取締役 室塚 博史
代表取締役 神武 弘徳
事業内容 ニュースメディア「VOIX(ボイス)」の運営
AIリード獲得・集客支援 事業
保険事業向けAI集客「VOIX-I」事業
FinTech Innovations 事業
既存ビジネスのデジタル化支援 事業
オウンドメディア企画・開発支援 事業
プレスリリース 無料 配信 事業
AIリードジェネレーションの研究開発
採用情報 【求人】在宅 Webライター 募集
お問合せ https://voix.jp/contact/
【SDGs について】   SDGs について
SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略で、「地球上の誰一人取り残さない」ことを基本理念として、2015年9月に国連に加盟する全ての国が全会一致で採択した、17のゴールと169のターゲットから構成された国際目標です。
2030年までの達成を目指して、国・自治体・企業や団体などがSDGsの目標およびターゲットとしてゴールを設定した「SDGs宣言」を策定および公表し、様々な取組みを行っています。 中小企業においても、社会的なSDGsへの取り組みに対する関心の高まりから、企業イメージの向上や新たな事業機会の創出につながりを見据え、多くの企業がSDGsへの取り組みを推進しています。
SDGsへの取り組みについて厳密な取り決めはないので、どこから始めどのように進めてよいかわからないと思います。 SDGsに取り組む方法やメリットやデメリット、中小企業での必要性など詳しくは「SDGs宣言の方法やメリット、許可や例文」で解説しています。
SDGsの目標や取り組み内容を決め、SDGs宣言を策定して公表することで対外的にアピールする方法については、「SDGs宣言の公表とアピール方法」で解説しています。
各企業ごとのSDGsへの取り組み状況の診断から進め方、SDGs宣言の策定、PR支援まで細かくサポートしてもらえる「SDGs支援サービス」を行っている金融機関も多いので、法人口座を開設している取引先銀行に相談してみるのも良い方法です。

VOIXもSDGsの取り組みを行っています。
【VOIX 人気の記事】

「SDGs宣言」を中小企業が行う方法とは
「SDGs私募債」のメリットとデメリットとは
サステナブルなクレジットカード 特集
「エターナルペンシル」のおすすめは
「LGBT住宅ローン」のおすすめとは
日本での主な「ESG指数」を解説
ミニオンカードで映画を1000円で見るイオンシネマ特典の買い方
GMOあおぞらネット銀行と住信SBIネット銀行を比較
法人カード 年会費無料 特集
法人カード おすすめ 中小企業向けランキング
最強法人カード 2枚!
個人事業主にクレジットカードをおすすめしたいのは開業前
副業にクレジットカードをおすすめする理由とは
三井住友 ビジネスオーナーズ 2枚持の評判を口コミから分析
アメックスもOK、”請求書カード払い”のおすすめを比較
クレジットカードがおすすめの初心者の条件とは
無料クレジットカードの最強はどれ?
クレジットカードはナンバーレスがおすすめの理由
カードレス クレジットカードのおすすめ理由は”郵送なし”
クレジットカードの即日発行はデジタル アプリがおすすめ
ナンバーレスカードのデメリットは”めんどくさい”
イオンカード 入会キャンペーン 特集
三井住友カードのお得な作り方は新規入会特典
三井住友ナンバーレスの違いを評判から分析
ウエルシアカードの評判からメリットを分析
JCB W キャンペーン 入会特典でお得に作る
PayPayカードは即日発行してすぐ使える
住信SBIネット銀行の法人口座開設キャンペーンコード
「後払いアプリ」審査なしで作れるバーチャルカード 特集
プラチナプリファード キャンペーンで年会費無料にする方法
三井住友カード ゴールド キャンペーンで初年度無料にする方法
楽天モバイルのデメリット

※文中の製品やサービスなどの名称およびロゴは、各社の商標または登録商標です。

広報・PRご担当者様へ

記事選定/ライター
VOIX編集部記者

VOIX編集部記者

ページトップへ