石垣市のヘアサロン「U+ luve heart’s And Be」がアップサイクルブランド「TOKU」をリリース
この記事の目次
石垣島のサロンがプラスチック問題に挑むアップサイクルブランド「TOKU」
「TOKU」は、カラーリング剤のプラスチックキャップをアップサイクルすることで、サロンの廃プラスチック問題に取り組む新ブランドです。沖縄県石垣島で美容師の経験を基に設立され、環境問題に配慮しながらユニークな製品を提供します。回収したキャップは細かく分別され、再加工されて唯一無二のヘアコームなどのプロダクトに生まれ変わります。また、NPO法人「縄文企画」との協業で海洋プラスチックを活用した商品も展開します。
<以下リリース>
ー カラーリング剤の“プラスチックキャップ”でこどもたちの未来を「Re•think」する ー 石垣島発のアップサイクルブランド『TOKU(トク)』誕生。
石垣島で生まれた「未来をRe•thinkする」アップサイクルブランド
ファッションと同期するように、ヘアアレンジ/カラーリングが多種多様な技術で楽しめるようになった現代(いま)。一方で、サロンで増え続けるカラーリング剤まわりの廃プラスチック問題は、依然その最善策を探しつづけています。そんななか、サロンの現場で働く美容師たちの目線でこの問題を見つめ直し、一人ひとりの行動を次のステップへと発展させていくことを目的に、石垣島のヘアサロンから新たなアップサイクルブランド「TOKU(トク)」が誕生しました。
2024年4月、沖縄県石垣市のヘアサロン「U+ luve heart’s And Be」(代表:浦﨑智哉 / https://u-rainbow.net/ )によって立ち上げられた「TOKU」。美しい海や豊かな自然に囲まれた沖縄県八重山諸島の環境のもと、代表・浦﨑はヘアサロンの現場で避けることができないプラスチック問題に危機感を感じるなかで、アップサイクルを通じてポジティブなメッセージを発信することの大切さを実感。
世代を問わず誰もが身近にサスティナブルな明日に向けて行動する=未来を「Re•think(あらためて考える / 無意識を意識化する)」ことをコンセプトに掲げ、その思いを具現化するブランドとして「TOKU」を立ち上げました。
一つひとつのプロセスをハンドメイドで
「TOKU」の素材となるのは、プロジェクトに賛同する全国のヘアサロンから回収されたカラーリング剤のプラスチックキャップ。通常であればヘアサロンで使用後に廃棄され続けるカラーリング剤のキャップを、「エンドレスキャップ※」にすることで、賛同サロンから未使用な状態のキャップを回収。
回収されたキャップはそれぞれの色味毎に細かく分別し、細かいチップ状に截断、加熱・溶融したチップをTOKUのオリジナル金型に圧入し、新たなフォルムを宿したアップサイクルプロダクトとして再生されます。
※エンドレスキャップとは:カラーリング剤チューブのホルダーキャップを恒常的に使い続けるマスターキャップとすることで、2つ目以降のキャップを未使用な状態で回収。回収したプラスティックキャップはリサイクルやアップサイクル可能になります。
’24年6月に発売開始された[hair comb(ヘアコーム)]は、浦﨑自身の約25年にわたる美容師のキャリアをもとに、〈 1.手馴染みの良さ 2. 使いやすいフォルムとデザイン 3. インテリアにも馴染むビジュアル 〉 を様々な角度から検証・考案したオリジナル金型で成型。回収、分別、截断から金型への流し込み、ニッパートリムと仕上げの練磨に至るまで、一つひとつ手作業で生み出されるのは、世界でたったひとつ、唯一無二のマーブル柄を描くアップサイクルヘアコームです。
「TOKU」×「アップサイクルラボ縄文」で立体的なメッセージを発信
「TOKU」のプロジェクトはさらに、石垣島で海洋プラスチック問題をテーマにアースクリーンツアーやアップサイクルワークショップなどを手がけるNPO法人「縄文企画」(https://jomonkikaku.com/ )との出会いから、ユニークかつポジティブな協業を実現しました。
カラーリング剤のプラスチックキャップに、「縄文企画」によって回収されたオーシャンプラスチックを融合することで、また異なるテクスチャーとカラーバリエーションのマーブルヘアコームが実現。今後は「縄文企画」が運営する〈アップサイクルラボ縄文〉とのコラボレーションで「アップサイクル体験を通じて今の消費社会を考える」アースクリーンツアーとヘアコーム製作を融合したワークショップも積極的に展開していく予定です。
「TOKU 」では、[hair comb]につづき、ハンドミラー、ヘアクリップなど、サロンならではの経験とアイデア(発想)を融合した新たなアップサイクルプロダクトの製作も企画中です。
「TOKU」は今後もエシカルな活動を通じて、恒常的に海と自然と地球の資源について「Re•think(未来についてあらためて考える / 無意識を意識化)する」というメッセージを発信し続けていきます。
■「TOKU 」について:
「TOKU」の名称には…
髪を「梳く」/ 問題を「解く」/ 思い・考えを「説く」/「徳」を積む
…さまざまな“TOKU”が重なっています。
美容業界で増えつづけるプラスチックゴミをアップサイクルでポジティブなメッセージに変換する。海・自然においてサスティナブルでありながら、“唯一無二な、世界でたったひとつ”のプロダクトをアップサイクルで実現する。約2年間にわたり温められた「TOKU」のアイデアは、ブランド設立者・浦﨑智哉が美容師として培ってきた経験値を生かしながら、世代を超えて誰でも使いやすく、見た目の美しさも兼ね備えたフォルムやグリップ感を実現するため、3Dプリンターを用い、様々な角度から検証・デザインしたオリジナル金型を使って実現されました。限りある資源(資源の枯渇)と、海の生態系を脅かす“海洋プラスチックゴミ問題”、双方からプラスチック問題をRe•thinkし、アプローチする「TOKU」の想いと活動にご注目ください。
■「TOKU」の販路について:
主な販路は、全国の「TOKU」プロジェクト提携ヘアサロン。今後は、環境問題に積極的に取り組む県内リゾートホテルを中心にワークショップなども企画し、販路も随時拡大予定です。尚、環境問題に意識を向ける=「アースコンシャスアクト」として、企業各社のノベルティにもご好評いただいています。
販路・受注に関するお問い合わせは下記までお願いいたします。
■問い合わせ先:
「U+ luve heart’s And Be」 / e-mail : u-info@luveheartsandbe.net 担当 浦﨑
<以上>
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SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略で、「地球上の誰一人取り残さない」ことを基本理念として、2015年9月に国連に加盟する全ての国が全会一致で採択した、17のゴールと169のターゲットから構成された国際目標です。
2030年までの達成を目指して、国・自治体・企業や団体などがSDGsの目標およびターゲットとしてゴールを設定した「SDGs宣言」を策定および公表し、様々な取組みを行っています。 中小企業においても、社会的なSDGsへの取り組みに対する関心の高まりから、企業イメージの向上や新たな事業機会の創出につながりを見据え、多くの企業がSDGsへの取り組みを推進しています。
SDGsへの取り組みについて厳密な取り決めはないので、どこから始めどのように進めてよいかわからないと思います。 SDGsに取り組む方法やメリットやデメリット、中小企業での必要性など詳しくは「SDGs宣言の方法やメリット、許可や例文」で解説しています。
SDGsの目標や取り組み内容を決め、SDGs宣言を策定して公表することで対外的にアピールする方法については、「SDGs宣言の公表とアピール方法」で解説しています。
各企業ごとのSDGsへの取り組み状況の診断から進め方、SDGs宣言の策定、PR支援まで細かくサポートしてもらえる「SDGs支援サービス」を行っている金融機関も多いので、法人口座を開設している取引先銀行に相談してみるのも良い方法です。
※VOIXもSDGsの取り組みを行っています。
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