株式会社堀口珈琲の堀口珈琲狛江店が「日本空間デザイン賞」サステナブル空間賞を受賞
この記事の目次
堀口珈琲狛江店、持続可能なデザインの革新で受賞
堀口珈琲狛江店が、2024年の「日本空間デザイン賞」において「サステナブル空間賞」を受賞しました。コーヒー豆の廃材を内装素材として活用する実験的な試みが評価されています。特に抽出かすを塗材として再利用したカウンターや、新素材のコーヒータイルが特徴的です。これにより、廃棄物を減らし持続可能な空間デザインを実現しました。
<以下リリース>
堀口珈琲狛江店 日本空間デザイン賞「サステナブル空間賞」受賞
アアト株式会社一級建築士事務所(アトリエ:東京都渋谷区、代表:高塚章夫)が内装設計し、スペシャルティコーヒー専門店の株式会社堀口珈琲(本社:東京都世田谷区、社長:若林恭史)が運営する「堀口珈琲 狛江店」が、 日本空間デザイン賞2024の「サステナブル空間賞」をこのほど受賞しました。
廃棄されるコーヒー豆を内装素材として使った、二つの実験的な試みが評価され受賞に至りました。
日本空間デザイン賞(主催:一般社団法人 日本商環境デザイン協会、一般社団法人 日本空間デザイン協会)は、空間デザインの価値を未来へ繋ぐために設立された日本最大級のデザインアワードです。「サステナブル空間賞」は、 空間デザインを通じて、持続可能な開発目標(SDGs)を支える要素のいずれかにつながる行動を、啓発、促進しているプロジェクトに与えられ、今年は28作品が選ばれました。そのうち、レストラン、カフェ、バー、和食店、フードコートなど「食空間」のカテゴリーからは「堀口珈琲 狛江店」のみが選ばれました。
評価されたポイント
抽出かすを塗材へ再利用
喫茶では抽出後のコーヒー豆が日々廃棄されます。それらをそのまま廃棄するのではなく、約20kg分を乾燥させ、カウンター全周の塗材に混ぜ込み、仕上げとして施しています。
規格外のコーヒー豆を新素材へ加工
東大発ベンチャーfabula株式会社と共同で開発したコーヒータイル。熱圧縮成型という技術で、規格外となったコーヒー豆の色や香りが残ったまま強固な新素材を生み出しました。廃棄食材の新たな利用法を模索する中で生まれたこのタイルは、ほんのりコーヒーの香りがするトイレのサインボードとして使用されています。
建築家 高塚 章夫からのコメント
カウンター全周の塗材は経年変化によって塗膜が剥がれ、徐々にコーヒー豆が露出していきます。その肌触りや色合いの変化は、スタッフとお客様とのコミュニケーションの痕跡として刻まれていきます。 コーヒータイルをはじめ、土壁やリノリウム・真鍮など、狛江店で使った特徴的な素材に共通するのは、自然由来であり、そのもの自体の色彩が豊かで、時間と共に表情を変える物性を持つこと。こうして色や形・質感・香りが移ろいながら空間体験ができることを目指しました。
アアト株式会社一級建築士事務所(Aaat Inc.) / 高塚 章夫
京都大学工学部建築学科、パリ建築大学ラ・ヴィレット校(フランス)で学んだのち、伊東豊雄建築設計事務所を経て、2010年高塚章夫建築設計事務所として独立。主な仕事に堀口珈琲「横浜ロースタリー」「Otemachi One店」、 凸版印刷ショールーム「Aurora」、中里太郎右衛門陶房「御茶盌窯記念館」、住宅作品「架構と庭」「二心柱の家」など。グッドデザイン賞など多数受賞。
堀口珈琲 狛江店について
1999年に堀口珈琲の2号店として開店。2023年2月から全面改装を行い、《コーヒーで、つどう・まなぶ・むすぶ》をコンセプトに、スペシャルティコーヒーを中心とした楽しみを文化として醸成していく場 “Coffee Civic Center (コーヒーの公民館)” として同年5月1日にリニューアルオープンしました。ショーケースにはコーヒー豆が常時20種類ほど並び、喫茶では一杯ずつペーパードリップで抽出し提供。店内にはベーカリー「aosan comaé」がインショップとして出店しており、大人気の角食を使用した「aosan角食トースト」も店内でお楽しみいただけます(10時~16時 数量限定)。また、aosan comaé のパンは店内全席でコーヒーと一緒にお召し上がりいただけます。
住所:〒201-0003 東京都狛江市和泉本町1-1-30
TEL:03-5438-2143
営業時間:10:00~19:00(喫茶は18:00まで)
定休日:月曜日(祝日の月曜日は営業し、翌火曜日をお休みします)
アクセス:小田急線「狛江」駅 徒歩3分
関連リリース :https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000068009.html
日本空間デザイン賞とは
日本空間デザイン賞は、空間デザインの価値を未来へ繋ぐために設立された日本最 大級のデザインアワードです。審査は「時代性」「創造性」「社会性」「文化性」 「意匠性」「革新性」「持続可能性」という基準によって専門家に評価されます。 「サステナブル空間賞」は、以下の審査基準のもと選考されています。
・空間デザインを通じて、持続可能な開発目標(SDGs)を支える要素のいずれかにつながる行動を、啓発、促進していること。
・持続可能な開発を達成するための3つの主要素(経済成長、社会的包摂、環境保 護)を調和させながら、人間、豊かさ、地球、平和、パートナーシップという極め て重要な分野に関連した、今後15年間の行動を促すことにつながる、空間デザイン発想を盛り込んでいること。
日本空間デザイン賞について:https://kukan.design/
堀口珈琲について
「THE NEW COFFEE CLASSIC」をブランドコンセプトに、コーヒーの価値を高め、みなさまの豊かな暮らしに貢献することを目指しています。コーヒー豆の焙煎(ロースト) と販売を中核業務として、コーヒー生豆の供給や喫茶店の運営も行なっています。スペシャルティコーヒー専門店として、最高品質(ハイエンド)の生豆だけを使用。長期的な信頼関係を有する生産者からその多くを調達しています。昨今の風潮とは一線を画しシングルオリジン (ストレート)や浅煎りに偏重することなく、ブレンドや深煎りも重視。多彩なシングルオリジンとともに、定番ブレンド9種、期間限定の特別ブレンドをラインナップしています。サンドイッチやケーキなどのフード類も内製し、コーヒーとフードがさらにおいしくなるペアリングを追求したメニューを提供。コーヒーの多様な楽しみ方を提案しています。
堀口珈琲 会社概要
創業 :1990(平成2)年5 月
設立: 1996(平成8)年7 月19 日
資本金: 1,000 万円
本社所在地: 〒156-0055 東京都世田谷区船橋1-12-15
代表者名: 代表取締役社長 若林恭史
従業員数: 70人(2024 年9月末現在)
主要事業: コーヒー生豆の供給・焙煎加工、 コーヒー焙煎豆の販売、喫茶店の運営
ブランドサイト:https://www.kohikobo.co.jp/
オンラインストア:https://kohikobo.com/
店舗情報:https://www.kohikobo.co.jp/shop/
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SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略で、「地球上の誰一人取り残さない」ことを基本理念として、2015年9月に国連に加盟する全ての国が全会一致で採択した、17のゴールと169のターゲットから構成された国際目標です。
2030年までの達成を目指して、国・自治体・企業や団体などがSDGsの目標およびターゲットとしてゴールを設定した「SDGs宣言」を策定および公表し、様々な取組みを行っています。 中小企業においても、社会的なSDGsへの取り組みに対する関心の高まりから、企業イメージの向上や新たな事業機会の創出につながりを見据え、多くの企業がSDGsへの取り組みを推進しています。
SDGsへの取り組みについて厳密な取り決めはないので、どこから始めどのように進めてよいかわからないと思います。 SDGsに取り組む方法やメリットやデメリット、中小企業での必要性など詳しくは「SDGs宣言の方法やメリット、許可や例文」で解説しています。
SDGsの目標や取り組み内容を決め、SDGs宣言を策定して公表することで対外的にアピールする方法については、「SDGs宣言の公表とアピール方法」で解説しています。
各企業ごとのSDGsへの取り組み状況の診断から進め方、SDGs宣言の策定、PR支援まで細かくサポートしてもらえる「SDGs支援サービス」を行っている金融機関も多いので、法人口座を開設している取引先銀行に相談してみるのも良い方法です。
※VOIXもSDGsの取り組みを行っています。
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