国連「Race to Zero」に参画表明、マリオット・インターナショナル のSDGsへの取り組み

VOIX編集部 小川望海VOIX編集部 小川望海 更新 公開 SDGs
国連「Race to Zero」に参画表明、マリオット・インターナショナル のSDGsへの取り組み

2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロを目指し、国連が定める「Race to Zero」に参画表明

国連気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局が推進する「Race to Zero」へ参画

 世界最大のホテルチェーン、米マリオット・インターナショナル(本社:米国 メリーランド州、最高経営責任者:アンソニー・カプアーノ、社長:ステファニー・リナーツ、以下「マリオット」)は、このたび、温暖化による世界の気温上昇を1.5℃に抑える目標を呼び掛ける「Business Ambition for 1.5℃」への賛同を通して、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局が推進する「Race to Zero」へ参画いたしました。
参画にあたり、発表した目標は下記の通りです。
·       「Business Ambition for 1.5℃」が定める「1.5℃目標」の方法に沿って、科学的根拠に基づく排出削減目標を設定する。·       Science Based Targets(科学的根拠に基づく目標)の基準と提言に基づき、遅くとも2050年までに温室効果ガス排出量を正味ゼロにするための長期目標を設定する。「Race to Zero」は、世界中の企業や自治体、投資家、大学などの非政府アクターに、2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロを目指すことを約束し、その達成に向けた行動をすぐに起こすことを呼びかける国際キャンペーンです。参加者は、パリ協定に沿って、透明性のある行動計画をもって、迅速かつ公正に、すべての範囲で排出量を削減するという、同じ大きな目標に向かって取り組んでいます。現在、マリオットは、2025年までのサステナビリティ目標の一環として、二酸化炭素排出量の削減に取り組んでおり、今回の気候変動対策への新たな参画は、サステナビリティ実現への次へのステップとなります。この新しい目標を、マリオットの様々な分野の社員と、ホテルオーナー、フランチャイズホテルの皆さまと協力しながら達成を目指します。長期的な取り組みとしては、再生可能エネルギーの利用拡大、再生可能電力を最大限に活用するための建物の電化、建物の効率を高めるための設計基準の継続的な変更、自動化システムの導入やエネルギー効率の向上(スマートサーモスタットなど)などの取り組みを検討します。さらに、ゲストや顧客に対しては、マリオットでの旅行によるカーボンフットプリントや環境への影響をより可視化するという目標に加え、固形廃棄物や食品廃棄物の削減、自然資本の回復など、既存のサステナビリティへの取り組みによりフォーカスできるよう、森林再生やサンゴ、マングローブの植林などの活動に参加する機会の提供の強化を目指します。

マリオットの社会貢献プロジェクト「サーブ360」について

マリオットは、業界を牽引する世界最大のホテルチェーンとして、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)に賛同し、サステナビリティと社会的影響力を考慮し、2025年末までの様々な具体的目標を定めた方針「サーブ360: あらゆる角度からの慈善活動(SERVE360:DOING GOOD IN EVERY DIRECTION)」(https://serve360.marriott.com )を制定・実行し、全世界で当社スタッフ、ゲスト、ホテルオーナーの皆さま、地域環境とコミュニティへの貢献活動を進めています。これらの活動は、事業戦略、オペレーション、バリューチェーン全体にサステナビリティへの貢献を組み込んできた、マリオットの長年の企業活動の方針が基盤となり実現しています。

当社は、「Serve Our World(私たちの世界に貢献する)」という当社のコアバリューに始まり、環境負荷削減目標、廃棄物削減の取り組み、事業を展開する地域社会の持続可能な発展と事業の回復力と持続性を推進しています。

サーブ360に基づく、直近の環境保護活動例

マリオットのサステナビリティ戦略は、持続可能なホテルの建設と運営、責任ある調達を通じて環境への影響を軽減するとともに、生態系を保護・回復するための幅広い取り組みを含んでいます。

·       使い捨てプラスチックの削減:客室の使い捨てバスアメニティボトルを、より大容量のポンプ式のディスペンサーボトルに切り替えています。2022年までの全世界での導入で、年間約5億本の使い捨てボトルの埋め立て削減を見込んでいます。

·       食品廃棄物の削減:2025年までに食品廃棄物を50%削減という目標達成のために、食品廃棄物の防止と削減に関する社内教育キャンペーンを展開しています。

·       責任ある調達:マリオットのサプライヤー・コミュニティに対し、最優先10カテゴリーの製品の95%を責任を持って調達することを支援するために、ソーシング・ガイドを公開しています。
*10カテゴリーの製品:動物性タンパク質(牛肉、卵、羊肉、豚肉、鶏肉を含む)、ボトルウォーター、清掃用品、ココア、コーヒー、客室用品、紙製品、水産物、砂糖、繊維製品

·       サステナビリティ認証の取得推進:各ホテルの責任あるホテル運営を後押しするために認証データベースを開発し、展開するホテルの100%の第三者によるサステナビリティ認証取得に向けて取り組んでいます。

·       植樹活動:「エバーグリーンアライアンス」の設立メンバーとして、過去数年間で415,000本以上の植樹をしています。

·       海洋の生態系回復と炭素隔離プロジェクト:世界中の海洋環境の破壊に歯止めをかけるために活動している組織「The Ocean Foundation」と協力し、環境に壊滅的な影響を与える海藻「アカモク」を除去して再利用するなど、革新的な生態系の回復と炭素隔離プロジェクトを実施しています。

マリオット・インターナショナルの環境・社会・ガバナンス(ESG)への取り組みとサーブ360の詳細については、 https://serve360.marriott.com/ (英文)をご覧ください。

マリオット・インターナショナル、最高経営責任者(CEO)、アンソニー・カプアーノのコメント

「私たちは、ビジネスを行うあらゆる場所で、ポジティブで持続可能な影響を与えることを目指しています。2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロへという大きな目標を達成するという厳しい気候変動へのコミットメントは、私たちが生活し、働き、訪れる地域社会や環境が、回復力のある活気に満ちたものであり続けるために必要なステップです。今もなお、困難な時期が続きますが、さらに本計画の目標達成は決して簡単ではないことを理解しています。私たちは、日々、様々な環境課題に対し積極的な取り組みを推進し、より持続可能な世界を構築するために努力している世界中の企業や機関の一員であることを誇りに思います。」

将来の見通しに関する注意事項

上記には、当社の気候関連の計画、コミットメント、期待、目標に関する記述を含む、米国連邦証券法における「将来の見通しに関する記述」に あたります。従いまして、当社が米国証券取引委員会に提出した最新の年間報告書(Form 10-K)四半期報告書(Form 10Q)に記載したリスク要因をはじめとする様々なリスクや不確実性を伴い、将来の業績を保証するものではありません。いずれ かの要因により、上記記述とは実質的に異なる結果となる可能性があります。リスク要因としては、新型コロナウィルスによる影響、パンデミックによる政府の施策などが挙げられます。上記の将来見通しに関する記述は本発表の日付当日のものであり、新しい情報や将来的な状況変化により、当社がその更新または改定を行う義務は一切負わないものとします。

マリオット・インターナショナルについて

マリオット・インターナショナル(NASDAQ: MAR、本社: 米国メリーランド州ベセスダ)は、139の国と地域に30ブランド、 合わせて約8,000軒の宿泊施設を擁するホスピタリティ企業です。世界中でホテルの運営およびフランチャイズや、リゾートのオーナーシップ・プログラムを展開しています。当社は、受賞歴を誇る旅行プログラム、Marriott Bonvoy(マリオット ボンヴォイ)を提供しています。詳しい情報は、https://www.marriott.co.jp/default.mi をご覧ください。また最新の企業ニュースは、https://news.marriott.com/ をご覧ください。Facebookやアカウント名 @MarriottIntlにてTwitterとInstagramでも情報発信しています。



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【SDGs について】   SDGs について
SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略で、「地球上の誰一人取り残さない」ことを基本理念として、2015年9月に国連に加盟する全ての国が全会一致で採択した、17のゴールと169のターゲットから構成された国際目標です。
2030年までの達成を目指して、国・自治体・企業や団体などがSDGsの目標およびターゲットとしてゴールを設定した「SDGs宣言」を策定および公表し、様々な取組みを行っています。 中小企業においても、社会的なSDGsへの取り組みに対する関心の高まりから、企業イメージの向上や新たな事業機会の創出につながりを見据え、多くの企業がSDGsへの取り組みを推進しています。
SDGsへの取り組みについて厳密な取り決めはないので、どこから始めどのように進めてよいかわからないと思います。 SDGsに取り組む方法やメリットやデメリット、中小企業での必要性など詳しくは「SDGs宣言の方法やメリット、許可や例文」で解説しています。
SDGsの目標や取り組み内容を決め、SDGs宣言を策定して公表することで対外的にアピールする方法については、「SDGs宣言の公表とアピール方法」で解説しています。
各企業ごとのSDGsへの取り組み状況の診断から進め方、SDGs宣言の策定、PR支援まで細かくサポートしてもらえる「SDGs支援サービス」を行っている金融機関も多いので、法人口座を開設している取引先銀行に相談してみるのも良い方法です。

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VOIX編集部 小川望海

VOIX編集部 小川望海

VOIX編集部のライフ/SDGs担当ディレクターとして活動中。大手広告代理店に在籍していたこたともあり、情報感度には自信あり。
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