祝10周年 日本最大級のごみゼロ活動 リユース食器を導入「祇園祭ごみゼロ大作戦2023」

VOIX編集部 小川望海VOIX編集部 小川望海 公開 PICK UPニュース
祝10周年 日本最大級のごみゼロ活動 リユース食器を導入「祇園祭ごみゼロ大作戦2023」

祇園祭で実施される「祇園祭ごみゼロ大作戦」が、今年で活動10周年を迎えます。この取り組みは、リユース食器の導入などによりごみの減量と散乱ごみの防止を図る日本最大級の取り組みとして2014年にスタートしました。

今年の宵山には多くの観光客が訪れることが予想されるため、「一般社団法人祇園祭ごみゼロ大作戦」は体制の強化とともに新たな取り組みをスタートさせることを発表しました。利用者へのリユース食器の使用とごみの分別・リユース食器の返却にご協力を呼びかけています。

  • この記事のポイント
  • 祇園祭ごみゼロ大作戦が活動10周年を迎え、再生可能エネルギーで山鉾の駒形長身を点灯。
  • 7月9日には自転車発電イベントが開催され、再エネ利用と脱炭素型のライフスタイルを発信。
  • リユース食器によるごみ減量に加え、持続可能な未来の実現に向けて積極的な活動を展開。

祇園祭ごみゼロ大作戦

「祇園祭ごみゼロ大作戦」は、祇園祭の山鉾巡行前の宵山期間に立ち並ぶ多くの夜店や屋台で使われる使い捨て食器をリユース食器に切り替える取り組みです。

2014年に日本初かつ世界初の試みとして始まり、京都市長を含む関係者の呼びかけにより実現しました。ボランティアスタッフ約2000名とともに、エコステーションの設置やごみの分別作業が行われます。この取り組みにより、祇園祭で発生する廃棄物は大幅に減量され、昨年2022年には33トンに抑えられました。

詳細は「祇園祭ごみゼロ大作戦」の公式ウェブサイトでご確認ください。
WEB:https://www.gion-gomizero.jp/

祇園祭ごみゼロ大作戦 実施概要

目的 祇園祭宵山行事におけるリユース食器を活用したごみゼロ活動
主催 一般社団法人 祇園祭ごみゼロ大作戦(共催:京都市)
期間 2023年7月15日~7月16日(前祭)
活動 祇園祭のリユース食器
オペレーションの実施
祇園祭飲食出展者へのリユース食器貸し出し
資源の分別活動
散乱ごみの清掃活動
人員 のべ2200名のボランティアスタッフが参加
来場 55万人(2022年前祭)
場所 京都市内 鉾町一帯
実績 2022年のごみの総量は33トンに抑制
公式URL https://www.gion-gomizero.jp/

祇園祭の駒形提灯を再エネ100%で点灯

また、活動10周年を記念して、山鉾の駒形提灯を再生可能エネルギー100%の電力で点灯させる試みも行っており、7月9日には自転車発電で電力を創出するイベントが開催されました。参加者が自転車をこいで発電し、その電力が点灯に使用されました。このイベントを通じて、再エネ利用による持続可能なエネルギーの重要性が広く啓発されました。

祇園祭ごみゼロ大作戦は、ごみ減量だけでなく、再エネ利用や脱炭素型のライフスタイルへの転換を推進する取り組みとして、ますます注目を浴びています。これからも環境への貢献を目指し、持続可能な未来の実現に向けて積極的に活動を展開していく方針とのことです。

点灯日時:祇園祭宵山

(前祭)7月14日(金)〜16日(日)
(後祭) 7月20日(木)〜23日(日)
※各日午後7時〜午後10時頃(予定)

実施方法:
1.再エネ由来の電気を充電した蓄電池からの給電
実施する山鉾:(前祭)油天神山 (後祭)鷹山

2.駒形提灯の点灯に伴い排出される温室効果ガスをカーボン・オフセット
実施する山鉾:上記1以外の山鉾で調整中

※文中の製品やサービスなどの名称およびロゴは、各社の商標または登録商標です。

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VOIX編集部 小川望海

VOIX編集部 小川望海

VOIX編集部のライフ/SDGs担当ディレクターとして活動中。大手広告代理店に在籍していたこたともあり、情報感度には自信あり。
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