UCCジャパン株式会社がCO2排出量見える化・削減クラウド「アスエネ」を導入
この記事の目次
コーヒー産業のリーディングカンパニーUCCジャパンが、CO2排出量見える化・削減クラウド「アスエネ」を導入
グローバルなサプライチェーンのScope3算定を「アスエネ」導入により工数減に
アスエネ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:西和田 浩平、以下「当社」)は、UCCジャパン株式会社(本社:兵庫県神戸市中央区、代表取締役社長:上島 昌佐郎、以下「UCCジャパン」)に、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「アスエネ」を提供しました。
「アスエネ」導入の背景と目的
UCCグループは、コーヒーに関わる全てのバリューチェーンをグローバルに展開する企業グループです。コーヒーの製造・販売だけではなく、生産国の農地調査から苗木の栽培、品質保証や原料調達、マーケティング、研究開発、コーヒー文化の創出や教育に至るまで、コーヒーに関わるあらゆる事業を展開しています。
コーヒーは生産国から消費国までを含めるとバリューチェーンが広いため、海外も含めた数値の算出に対応しきれないことが課題でした。海外も含めてScope3を見える化し、CO2排出量のデータを一元管理するために、「アスエネ」を導入しました。
導入の決め手
UCCグループにおける「アスエネ」導入の選定の決め手は、2つありました。
1.多言語対応で、海外拠点からのデータ入力や算定がスムーズ
「アスエネ」は多言語対応のため、海外法人の担当者が入力する際も使いやすく、通訳を介さず、正確な言葉で確認、排出量算定ができることが魅力でした。
2.正確なデータを活用して、グローバルにCO2排出量の見える化ができる
「アスエネ」は、出典元も含めて原単位やCO2排出量も確認ができる他、入力担当者だけでなく各部門の管理者にもわかりやすい点は、まさしく“見える化”です。温室効果ガス排出量算定の国際規格ISO14064-3も取得しているため、システムとしての信頼感があります。システムに加え、その先のフォロー体制が整っていることも安心感につながっています。
今後の展望
UCCグループは、「2040年までにカーボンニュートラルを実現」という目標を掲げています。脱炭素化の第一歩として、CO2排出量を公開する際に「アスエネ」を活用し、信頼性のある数字を示したいと考えています。今後は、サプライチェーン全体で一次データを取得して、CO2排出量の見える化に取り組んで行きます。
UCCグループのサステナブルビジョン「コーヒーの力で、世界にポジティブな変化を」の実現のため、コーヒー産業の持続可能性に配慮したサステナビリティ活動に取り組んでいきます。
UCCジャパンについて
- 会社名:UCCジャパン株式会社
- 代表取締役社長:上島 昌佐郎
- 本社:兵庫県神戸市
- WEBサイト:https://www.ucc.co.jp/index.html
「アスエネ」導入事例詳細
UCCジャパン株式会社導入事例「グローバルに点在する拠点を一元管理し、サプライチェーン全体のCO2排出量データを見える化」
「アスエネ」について
「アスエネ」は、複雑だったCO2排出量算出業務をカンタンにサポートする、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービスです。温室効果ガス・CO2排出量の算出・可視化、削減・カーボンオフセット、Scope1-3*のサプライチェーン排出量の報告・情報開示を支援します。
主な特長
- 請求書などをAI-OCRでスキャン、お客さまの業務工数を削減、カンタンにCO2見える化
- CDP認定の気候変動スコアリングパートナーとしての豊富な実績によるSX*コンサルティング
- GHGプロトコル*に基づいた、各種イニシアチブ(CDP・TCFD・SBTなど)の報告支援
- 製品別CFP*機能により、製品・サービス単位のライフサイクル全体のCO2e排出量の算定が可能
- CO2クレジットオフセット、クリーン電力調達などの脱炭素ワンストップソリューションを提供
- GHG排出量算定の国際規格ISO14064-3の第三者検証により、システムの妥当性を保証済み
- アスエネサービスサイト:https://earthene.com/asuzero
「アスエネESG」について
「アスエネESG」は、企業のサプライチェーンのESG(E:環境、S:社会、G:ガバナンス)経営の取り組みを可視化できるESG評価プラットフォームです。
主な特長
- サプライチェーン企業に対し、信頼性の高いESG評価が可能
- サプライチェーン調達におけるESG評価の工数削減
- 有価証券報告書の開示に対応したコンサルティング
- 表彰・PRで認知と集客の最大化
- アスエネESGサービスサイト:https://earthene.com/rating
アスエネ 会社概要
- 会社名:アスエネ株式会社
- 事業:CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「アスエネ」
ESG評価クラウドサービス「アスエネESG」
カーボンクレジット・排出権取引所 「Carbon EX」の運営 - 資本金:25億2,681万円(資本剰余金含む)
- 代表者:代表取締役CEO 西和田 浩平
- 株主:経営陣、インキュベイトファンド、環境エネルギー投資、STRIVE、
パビリオンキャピタル(シンガポール政府/テマセク傘下ファンド)、
Salesforce Ventures、SBIインベストメント、GMO VenturePartners、
Sony Innovation Fund、GLIN Impact Capital、Axiom Asia Private Capital等 - 創業:2019年10月
- 住所:東京都港区虎ノ門1-10-5 KDX虎ノ門一丁目ビル WeWork 4階
- URL:https://earthene.com/corporate
【採用について】
ミッションである「次世代によりよい世界を」を実現するため、全方位で採用を強化しています。
【アライアンスについて】
当社サービスの展開を共にお取り組みいただけるパートナーを募集しています。
協業例:金融機関・地域金融機関、総合・専門商社、コンサル、製造業、投資ファンドなど
<注釈補足>
* Scope1-3:以下のとおり、事業者によるCO2排出量の算定・報告対象範囲を区分
Scope1:自社の事業活動において直接排出したCO2排出量
Scope2:他社から供給された電気、熱・蒸気の使用により発生する間接的なCO2排出量
Scope3:上記以外の事業活動に関わる上流・下流のサプライチェーンのCO2排出量
* SX:サステナビリティ・トランスフォーメーション。企業が持続可能性を重視した経営方針へと切り替える
* GHGプロトコル:Greenhouse Gas(温室効果ガス)の排出量算定と報告の国際・世界基準
* CFP:Carbon Footprint of Products(カーボンフットプリント)の略称。商品やサービスがつくられてから捨てられるまでのライフサイクルの各過程における温室効果ガス排出量の合計をCO2排出量に換算して表示する仕組み
<以上>
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SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略で、「地球上の誰一人取り残さない」ことを基本理念として、2015年9月に国連に加盟する全ての国が全会一致で採択した、17のゴールと169のターゲットから構成された国際目標です。
2030年までの達成を目指して、国・自治体・企業や団体などがSDGsの目標およびターゲットとしてゴールを設定した「SDGs宣言」を策定および公表し、様々な取組みを行っています。 中小企業においても、社会的なSDGsへの取り組みに対する関心の高まりから、企業イメージの向上や新たな事業機会の創出につながりを見据え、多くの企業がSDGsへの取り組みを推進しています。
SDGsへの取り組みについて厳密な取り決めはないので、どこから始めどのように進めてよいかわからないと思います。 SDGsに取り組む方法やメリットやデメリット、中小企業での必要性など詳しくは「SDGs宣言の方法やメリット、許可や例文」で解説しています。
SDGsの目標や取り組み内容を決め、SDGs宣言を策定して公表することで対外的にアピールする方法については、「SDGs宣言の公表とアピール方法」で解説しています。
各企業ごとのSDGsへの取り組み状況の診断から進め方、SDGs宣言の策定、PR支援まで細かくサポートしてもらえる「SDGs支援サービス」を行っている金融機関も多いので、法人口座を開設している取引先銀行に相談してみるのも良い方法です。
※VOIXもSDGsの取り組みを行っています。
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VOIX編集部 小川望海
VOIX編集部のライフ/SDGs担当ディレクターとして活動中。大手広告代理店に在籍していたこたともあり、情報感度には自信あり。