アメックスビジネスゴールドとグリーンの違いを比較。スペックや特典の大きな差とは

アメックスビジネスゴールドとグリーンの違いを比較。スペックや特典の大きな差とは
アメックスビジネスゴールドはメタル製が人気で一流経営者が持つビジネスカードの定番カードとなっています。一方で年会費が安いグリーンカード(アメックスビジネスグリーンカード)というカードもあります。アメックスビジネスゴールドとグリーンカードの違いを表にまとめて比較してみました。

アメックスビジネスゴールドとグリーンの違い

アメックスビジネスカードは、ビジネスゴールドの他にグリーンカラーに”アメックスビジネスカード”があります。 気になる違いがわかりやすいように、比較表を作ってみました。

【アメックス法人カード】

業務用 アメックスビジネスゴールド アメックスビジネスグリーン
デザイン アメックスビジネスゴールド アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード 券面 画像
材質 メタルカード(金属製) プラスチックカード
申込書類 運転免許所など申込者本人の確認書の提出は必要。
決算書や確定申告書、銀行口座残高証明など 業績に関する書類はない。
対象者 ✔ 法人代表者、個人事業主(フリーランス、副業を含む)
申込条件 ✔ 設立1年未満でも、申し込みできる。
✔ 設立・起業したばかりで、まだ売り上げがない・少なくても申し込みができる。
本会員年会費 36,300円 13,200円
追加カード年会費 13,200円
※1枚までメタル製
6,600 円
詳しくは メタル製 アメックスビジネスゴールドの特典やグリーンとの違いとは?
入会特典 ✔ 最大19万ポイント獲得可能 ✔ 最大8万ポイント獲得可能
ビジネス特典 ビジネス・ダイニング・コレクション
✔ 国内線法人専用運賃(JAL)
✔ freee会計データ連携
✔ 福利厚生「クラブオフ」
✔ 「ジー・サーチ」月会費無料
「Lancers」優待
✔ 補助金・助成金検索サービス
DELL Technologies 優待
✔ 国内線法人専用運賃(JAL)
✔ freee会計データ連携
✔ 福利厚生「クラブオフ」
✔ 「ジー・サーチ」月会費無料
✔ 補助金・助成金検索サービス
その他特典 ✔ 旅行傷害保険
✔ オンライン・プロテクション
✔ 航空便遅延補償
✔ 国内外の空港ラウンジ
✔ 手荷物無料宅配
手荷物ホテル当日宅配サービス
✔ 旅行傷害保険
✔ オンライン・プロテクション
✔ 国内外の空港ラウンジ
✔ 手荷物無料宅配
公式 アメックスビジネス
ゴールドカード
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アメックスグリーン
ビジネスカード
詳しくはこちら

 

特典の違いを見ると圧倒的にゴールドが良い

表にまとめた通り、(年会費を除く)スペックで有利なアメックスビジネスゴールドですが、大きな特徴は「特典」が挙げられます。例えば下記の「ビジネス・ダイニング・コレクション」では年間で数万円分のコース料理が無料になるケースもありえます。

「ビジネス・ダイニング・コレクション by グルメクーポン」アメックスビジネスゴールドカードでは、全国約200店舗のレストランで所定のコース料理を2名以上で利用すると、1名分のコース料理が無料になるサービス「ビジネス・ダイニング・コレクション」があります。

半年に1回利用できる特典ですが、1名分のコース料理が無料になるという大きな特典で、高級レストランの1万円〜数万円のコースが無料になる例もあります。

その他にもビジネスサービスの優待や「ゴールド・ワインクラブ」劇場での優待など幅広い優待特典を受けることができます。

グリーンカードでも、福利厚生サービス「リロクラブ」のVIP会員が無料になるサービスなどが付帯していますが、グリーンカードにあってゴールドカードにはない、という特典はありません。

ステータス性の高いメタル製カードもゴールドの特徴

アメックスビジネスゴールドカードの大きな特徴は材質が”金属製”である点です。 世の中のほぼすべてのクレジットカードが”プラスチック製”なので、”金属製”のクレジットカードはとても大きなインパクトがあります。

アメックスビジネスゴールドカード

グリーンカードも当然、プラスチック製。アメックスの券面デザインは非常に洗練されており、決して悪いわけではありませんが、ゴールドカードのメタル製カードはより秀でているといえます。

旅行傷害保険をゴールドとグリーンで比較すると

アメックスビジネスゴールド、アメックスビジネスグリーンともに旅行傷害保険が付帯されており、出張や旅行の多いビジネスマンにとっては心強い味方となります。

スペック的には両方ともハイスペックで海外国内ともに補償がつくなど他社の旅行傷害保険と比べるとかなり良質といえます。

参考:
アメックスビジネスゴールドカードの補償規定
アメックスビジネスグリーンカードの補償規定

海外旅行傷害保険での違い

保険種別 ビジネスゴールド ビジネスグリーン
傷害死亡/
傷害後遺障害保険金
1億円
(1,000万円)
5,000万円
(1,000万円)
傷害治療費用保険金 300万円
(200万円)
300万円
(300万円)
疾病治療費用保険金 300万円
(200万円)
300万円
(300万円)
賠償責任保険金 4,000万円
(4,000万円)
4,000万円
(4,000万円)
救援者費用保険金
(保険期間最高)
400万円
(300万円)
400万円
(300万円)
携行品損害保険金 50万円
(50万円)
50万円
(50万円)

※情報は2023年6月9日時点。カッコ内はカード会員の家族に対する補償。

表を見て分かる通り、傷害死亡/傷害後遺障害保険金においてはビジネスゴールドカードのほうが優秀ですが、全体的に見るとどちらの補償も大きく、明確な差はあまり大きくない用に思えますね。

国内旅行傷害保険での違い

保険種別 ビジネスゴールド ビジネスグリーン
傷害死亡/
傷害後遺障害保険金
5,000万円
(1,000万円)
5,000万円
(1,000万円)
入院保険金日額
手術保険金
通院保険金日額
乗継遅延/出航遅延/
欠航/搭乗不能費用
1回につき最高2万円
(ー)
受託手荷物遅延費用 1回につき最高2万円
(ー)
受託手荷物紛失費用 1回につき最高4万円
(ー)

※情報は2023年6月9日時点。カッコ内はカード会員の家族に対する補償。

国内旅行傷害保険では、旅行傷害保険には差がありませんが乗継遅延/出航遅延/
欠航/搭乗不能費用、受託手荷物遅延費用、受託手荷物紛失費用はアメックスビジネスゴールドカードのみに付帯している内容となります。

ポイント還元率は同じ

アメックスビジネスグリーンとビジネスゴールドの両方のカードでは、100円に1ポイントの「メンバーシップリワード」を貯めることができますので還元率は同じということになります。

さらに、両カードともに「メンバーシップ・リワードプラス」に加入することでポイントを劇的に有効活用することが可能です。

「メンバーシップ・リワード プラス」でポイントの使い道が業界トップレベルに

アメックスビジネスゴールドを所持している人で、それなりにポイントを意識する方なら「メンバーシップ・リワードプラス」に加入することをおすすめします。(年間3,300円(税込))年会費がプラスでかかりますが、月換算で300円程度なのであまり大きな出費ではないでしょう。

「メンバーシップ・リワード・プラス」は、アメリカンエキスプレスのオプションプログラムで、以下の特徴があります:

  1. ポイントの有効期限が無期限に
    メンバーシップ・リワード・プラスに登録すると、通常最長3年間のポイントの有効期限が無期限になります。これにより、有効期限を気にせずにポイントを貯めることができます。
  2. ポイント移行/ポイント交換レートがアップ
    アメックスビジネスゴールド メンバーシップ・リワードプラス

    提携会社へのポイント移行レートや、お支払いにポイントを利用する際のポイント交換レートもアップします。これにより、よりお得にポイントを使うことができます。
  3. 貯まるポイントが3倍に(追加登録が必要)
    メンバーシップ・リワード・プラスに登録すると、無料のオプションプログラム「対象加盟店ボーナスポイントプログラム」「海外利用ボーナスポイントプログラム」への登録が可能となります。これにより、対象の加盟店や海外での利用により、通常のポイントに加えてボーナスポイントが付与され、ポイントが3倍になります。

他にも特典がありますが、この3つのポイント還元特典が凄まじくこれらの掛け合わせによりポイントが長期間でどんどん貯まっていきます。

空港サービス グリーンにない特典とは?

アメックスビジネスカードはグリーンとゴールドともに飛行機や新幹線など国内外の出張に関する付帯サービスが非常に充実しています。出張が多い方は使いこなせばかなりお得に、便利に旅を楽しむことができるでしょう。

旅行優待特典 一休.comやExpediaでの特別クーポンや割引など
オンライン旅行予約サイト HISやJALのアメックス専用サイトやアメックス独自のオンライン予約システム
空港サービス ラウンジや空港までの送迎割引、手荷物宅配サービス、パーキングや空港でのポーターサービスやクロークなど
出張先サービス 手荷物のホテル宅配サービスや海外旅行先での24時間日本語サポート、レンタカーや海外Wi-Fiサービスなど

基本的な内容は同じですが、ビジネスゴールドカードにしかない特典があります。

アメックスビジネスゴールドの空港サービスには、「エアポート送迎サービス」があります。このサービスは、成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港を利用する海外出張の出国・帰国時に、提携タクシー会社でのチャーター便を、お得な定額料金で利用できるサービスです。指定場所から空港までの送迎を行ってくれるので、出張の際に便利に活用することができます。

年会費はグリーンのほうが安い

最後に、最も重要とも言える年会費ですが、こちらはアメックスビジネスグリーンのほうが安いです。本会員で倍以上の差があり、追加カードでも差がありますね。

業務用 アメックスビジネスゴールド アメックスビジネスグリーン
デザイン アメックスビジネスゴールド アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード 券面 画像
本会員年会費 36,300円 13,200円
追加カード年会費 13,200円
※1枚までメタル製
6,600 円

この年会費の違いについてはこれまでの説明をご覧いただければ納得いただけるかと思います。アメックスビジネスゴールドはメタル製のカードで特典が〜数万円規模に及びますので、アメックスビジネスグリーンに比べて、その分年会費が高くなっているというわけです。

結論:アメックスビジネスゴールドとグリーンの違いと選び方

ステータスと特典でゴールドが秀でている

アメックスビジネスゴールドは、グリーンにはない多くの特典があります。特に大きな点は、数万円にも及ぶ特典が付帯していることと、メタル製のステータスの高いカードであることです。年会費に差があるため、どちらが良いかは「いくらお金をかけるか」によって異なります。

アメックスビジネスゴールドはビジネスシーンでの接待や取引に使用するのにふさわしい高級感のあるカードです。年会費は高めですが、しっかりとした特典が付帯しているため、コストパフォーマンスは十分に高いと言えます。

グリーンはコスパ重視の人にはむしろ最強

アメックスビジネスグリーンも、他の法人カードと比較すると相当秀逸なカードで、アメックスの旅行傷害保険や特典、ポイントプログラムが使えるコスパの良いカードです。

私自身はアメックスビジネスゴールドを使っており、ステータスが高くかっこいいことが決め手でした。ビジネスシーンでの使用はもちろん、プライベートでも持っているだけで気分が上がるというメリットがあります。

※文中の製品やサービスなどの名称およびロゴは、各社の商標または登録商標です。
法人カード専門家 山本

監修者:山本克彦金融アナリスト 1976年東京都出身。某大手金融会社を独立後、15年以上に渡り金融アナリストとして活動。ライターとしては大手ニュースサイトに連載経験あり。 自身も複数会社を経営し、通算で法人カードを15枚以上作成経験あり。 座右の銘は「死ぬまでに1円でも多く得したい。」

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