環境エネルギーイノベーションコミュニティがスタートアップ募集開始

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環境エネルギーイノベーションコミュニティがスタートアップ募集開始

Nature x Technology 自然資源を活用して脱炭素に貢献するスタートアップ募集開始、CIC JapanとU3イノベーショズのSDGsへの取り組み

CIC Tokyo及びU3イノベーショズが運営する環境エネルギーイノベーションコミュニティ

CIC Tokyo及びU3イノベーショズが運営する環境エネルギーイノベーションコミュニティでは、多様な自然資源を活用しカーボニュートラルに貢献する可能性を秘めたスタートアップ・研究者・事業会社の新規事業部門等を募集します。

環境エネルギー分野のイノベーション創出を加速するため、CIC Tokyo及びU3イノベーションズが2021年8月に立ち上げた環境エネルギーイノベーションコミュニティ(以下「本コミュニティ」という。)では、実践型イノベーションプログラムの第二期の参加者(スタートアップや研究者等)の募集を開始しました。また、1月24日(月)には参画を期待するスタートアップやテクノロジー、自社の取り組み等を事業会社が説明するセミナーを開催いたします。

この実践型イノベーションプログラムは、特定の社会課題に取り組むスタートアップや研究者等と事業会社の協業機会を生み出し、さらには自治体、中央省庁、投資家、研究機関、他のスタートアップなどのステークホルダーとの連携を加速するプログラムです。具体的には、本コミュニティの運営に中心的な役割を果たす事業会社である”Core Member”が取り組みたい課題やその解決のために求める技術領域などを提示し、課題解決への貢献が期待されるスタートアップや企業、研究者を募集します。選ばれた参加者はCore Memberとの協業可能性を探索し、Core Memberが提供する事業フィールドやアセットを活用、さらに自治体・中央省庁などとも連携しながら、社会実装に向けた実践の場を得ることができます。

(1) 2021年度2つ目の社会課題(Issue 2)

Nature x Technology
〜自然資源によるカーボンニュートラルソリューション~
Nature Based Carbon Neutral Solution

(2) 背景

2050年のカーボンニュートラル実現に向けては、海、山、川、陸、池をはじめとした多様な自然資源を活用し二酸化炭素の除去が期待されています。この炭素除去(固定化)については、近年は植林などによる陸上自然環境の活用(グリーンカーボン)、マングローブ林・海藻藻場などの海洋生態系の活用(ブルーカーボン)に関する技術開発は進んでおり、こうした自然と共生しつつ、なおかつその自然環境の力を最大限活用する未来が強く求められているのです。そのために、陸上・海洋を問わない自然環境に関わるイノベーション、そしてその自然環境を活かした炭素の高付加価値化・利活用する新しい周辺産業の創出が期待されています。

(3)求めるスタートアップ・テクノロジー・製品・サービス・研究開発成果の例

  • 〔陸上資源による固定化〕植林や林業などの陸上資源の支援・促進に資するもの
  • 〔海洋資源による固定化〕マングローブ林・海藻藻場などの海洋資源の拡大に資するもの
  • 〔陸上資源の利活用〕木材など陸上で炭素を貯留する資源を素材・燃料などの高付加価値資源として再利用するもの
  • 〔海洋資源の利活用〕海藻・微細藻類など海洋で炭素を貯留する資源を食品・燃料などの高付加価値資源として再利用するもの
  • 〔炭素吸収の促進〕衛星その他センサーを利用した炭素の吸収量をモニタリングするものや、クレジット等の形で取引を促すもの
  • 〔炭素固定・利活用に資する基礎技術〕人工光合成等の炭素の固定に関わる技術や、固定した物質の変換や活用に関わる要素技術
  • 上記に留まらす、自然資源を活用した技術で、カーボンニュートラルに資するもの
  • スタートアップに限らず、上記に関連する分野の事業や研究開発を行っている事業会社や研究者も対象とする

(4) テーマオーナー
「Issue 2: Nature x Technology ~自然資源によるカーボンニュートラルソリューション~」では、以下のCore Memberがスタートアップとの協業に取り組みます。

  • 株式会社INPEX
  • ENEOSホールディングス株式会社
  • 清水建設株式会社

なお、本実践型イノベーションプログラムでは、上記のテーマオーナーとの連携に留まらず、他の事業会社等との連携やVCパートナーとの対話など、思いもよらない展開につながる可能性があります。(3)に示すような領域に留まらず今回のテーマに何しらの可能性を感じる方は、是非ご応募ください。思わぬ協業を生む可能性がある、それがコミュニティ型の実践プログラムの特徴です。

(5) テーマ説明会”リバースピッチ”の開催

1月24日(月)18:00~19:30には上記のテーマオーナーが求める技術や事業をスタートアップなど応募対象者に向けてピッチする”リバースピッチ”が行われます。ご関心がある方は以下のURLよりご登録の上、ご来場をお願いいたします。こちらのリバースピッチはスタートアップや研究者以外のどなたでもご参加いただけます。

スタートアップ向けオープンイノベーションセミナー ”NATURE x TECHNOLOGY” ~自然資源を活用したカーボンニュートラルソリューション~
https://energy-environment-reverse-pitch-2.peatix.com/

(6) 応募資格

  • スタートアップ的な成長を目指す企業であること、企業の中で新規事業を検討してる部門であること、起業を検討している者であること、又は技術シーズを持つ研究者であること。(国内外問わずで、海外スタートアップも歓迎します。)
  • 「Issue 2: Nature x Technology ~自然資源によるを活用したカーボンニュートラルソリューション~」に関心を持ち、環境エネルギーイノベーションコミュニティのCore Memberをはじめとしたメンバーとの協業を希望していること。
  • 2022年2月14日 18:00-20:00に開催される予定のピッチに登壇できること。現地登壇が難しい場合は、オンラインでの登壇も可能。
  • 実践型イノベーションプログラムへの参加にあたり、事務局(CIC Toranomon合同会社及びU3イノベーションズ合同会社)の指示に従う意思があること。
  • 連絡先及び提出資料について、本コミュニティのCore Member、事業会社メンバー、VCパートナーに共有され、連絡を受けることに同意すること。

(7) スケジュール

公募期間:2022年1月31日 23:59まで
Core Memberによる課題説明:2022年1月24日18:00-19:30
テーマオーナーによるリバースピッチイベント:
https://energy-environment-reverse-pitch-2.peatix.com/view
採択通知:2022年2月上旬(予定)
採択者によるピッチ:2022年2月14日
プログラム実施期間:2022年2月から2022年4月30日まで

(8) 応募方法

以下の応募フォーム(Google form)よりご記入ください。(5分程度で簡単にご記入いただけます)
https://forms.gle/Vc2wUhRQX9szaaeq7

(9) 過去の実績 (Issue1:住宅の脱炭素化 2021年8月〜12 月)

テーマーオーナーによるリバースピッチ: 9月17日

事業会社からの課題提示イベントである”スタートアップ向けオープンイノベーションセミナー 住宅の脱炭素化に向けた事業会社の視点”では、150人を超える登録があり、多くの来場者/視聴者に向けてIssue 1のテーマオーナーである積水化学工業株式会社と本田技研工業株式会社の2社が住宅の脱炭素化に関わる自社の取り組みや期待する技術領域について発表を行いました。

スタートアップピッチ:10月13日

多数の応募の中から選出された12社のスタートアップが事業会社にむけて自社の技術の紹介や協業を提案するピッチを行いました。登壇したスタートアップの事業領域はパワードスーツ、不動産テック、新材料、無線給電、モビリティなど多岐に渡りました。

協業検討期間:10月から12月

スタートアップピッチに続く協業検討期間では、参加するスタートアップと事業会社の間で2ヶ月あまりの期間で50回以上の協業検討が行われました。スタートアップと事業会社がそれぞれ複数の相手と連絡をとり、同時多発的なコミュケーションが多くうまれていました。

中間報告(LEEP Summit 2021):  12月21日

2021年末に行われ700人超が参加登録を行った、環境エネルギーイノベーションコミュニティのシンポジウムであるLEEP Summitにおいて中間報告を行いました。このセッションでは、Issue 1のテーマオーナーである積水化学工業株式会社及び 本田技研工業株式会社に加え、参画したスタートアップである株式会社GOYOH、株式会社Looop、PoC TECH株式会社から、実践型イノベーションプログラムに参加した効果や意義、そして今後の取り組みについてディスカッションを行いました。

環境エネルギーイノベーションコミュニティについて

日本から環境エネルギー分野のイノベーションを創出するべく、スタートアップ、事業会社、投資家、金融機関、行政機関、地方自治体、研究機関などのイノベーション・エコシステムのステークホルダーが集い、年間のプログラム(定常的なイベントと交流の機会)を通じ、メンバー間のネットワークの構築や協業の機会の提供、行政や地方自治体との連携、スタートアップの成長の機会、そして国外のプレイヤーへのアクセスを可能にすることを目指すコミュニティです。
コミュニティ活動内容の詳細はこちら:https://jp.cic.com/news/announce/ee_community/
コミュニティへの参加申込はこちら:https://forms.gle/MkdMRPYzJrwf7rmu5

環境エネルギーイノベーションコミュニティ運営事務局

CIC Tokyoについて

CIC Tokyoは、2020年10月1日に虎ノ門ヒルズビジネスタワーの15階と16階(合計約6,000平米)にオープンした、国内最大級のイノベーションセンターであり、スタートアップ(起業間もない、急成長を目指す企業)を中心に250社以上の企業や団体が入居できる広大なワークスペースと、ビジネスの成長とグローバル展開を加速するためのコミュニティやサービスを提供します。
CIC Tokyoに入居するスタートアップ企業は、自由な雰囲気の中、オフィススペースや多彩な共用スペースが利用可能です。加えて、イノベーションコミュニティへの様々な形での参画が可能となり、エコシステム内のキープレイヤーと新たな関係性を構築することができます。また、CIC Tokyoをゲートウェイとして、グローバル拠点へのアクセスが容易になります。CIC Tokyoでは2020年10月のオープン以降2021年12月末までにスタートアップやオープンイノベーションに関係のある220件を超える様々なイベントを開催しており、多くの方が集う場所になっています。
webサイト: https://jp.cic.com/

U3イノベーションズについて

U3イノベーションズは、エネルギーを中心とする社会システム領域に特化して、スタートアップと共に新たな事業創出と成長を目指す実践者集団です。私たちが実現したい新しい社会システム(Utility3.0)の担い手になると期待されるスタートアップに対して、投資やCxOの派遣などあらゆる方法を通じて、文字通り二人三脚で成長を目指します。
対象はエネルギー産業に限らず、モビリティや水、農業、住宅などと産業横断での事業創出を目指しています。 既に複数のスタートアップの経営に当社メンバーが参画しており、並行してスタートアップ投資や協業に向けたジョイントベンチャー設立などの協議も進めています。
多様な価値観を包含する持続可能な未来を実現するため、エネルギー供給を超えた新しい社会システムであるUtility3.0というコンセプトを初めて世に示した、2017年出版の「2050年のエネルギー産業 Utility3.0へのゲームチェンジ」。この書籍の共著者である竹内純子、伊藤剛の2人により、U3イノベーションズは2018年に創設されました。
webサイト: https://u3i.jp

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【SDGs について】   SDGs について
SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略で、「地球上の誰一人取り残さない」ことを基本理念として、2015年9月に国連に加盟する全ての国が全会一致で採択した、17のゴールと169のターゲットから構成された国際目標です。
2030年までの達成を目指して、国・自治体・企業や団体などがSDGsの目標およびターゲットとしてゴールを設定した「SDGs宣言」を策定および公表し、様々な取組みを行っています。 中小企業においても、社会的なSDGsへの取り組みに対する関心の高まりから、企業イメージの向上や新たな事業機会の創出につながりを見据え、多くの企業がSDGsへの取り組みを推進しています。
SDGsへの取り組みについて厳密な取り決めはないので、どこから始めどのように進めてよいかわからないと思います。 SDGsに取り組む方法やメリットやデメリット、中小企業での必要性など詳しくは「SDGs宣言の方法やメリット、許可や例文」で解説しています。
SDGsの目標や取り組み内容を決め、SDGs宣言を策定して公表することで対外的にアピールする方法については、「SDGs宣言の公表とアピール方法」で解説しています。
各企業ごとのSDGsへの取り組み状況の診断から進め方、SDGs宣言の策定、PR支援まで細かくサポートしてもらえる「SDGs支援サービス」を行っている金融機関も多いので、法人口座を開設している取引先銀行に相談してみるのも良い方法です。

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VOIX編集部 小川望海

VOIX編集部のライフ/SDGs担当ディレクターとして活動中。大手広告代理店に在籍していたこたともあり、情報感度には自信あり。
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