GRAPE REPUBLICがSDGsなスパークリングワイン「ピケット 2023」を発売開始

VOIX編集部 小川望海VOIX編集部 小川望海 公開 SDGs
GRAPE REPUBLICがSDGsなスパークリングワイン「ピケット 2023」を発売開始

搾汁後のブドウの果皮や種子を再利用して造ったSDGsなスパークリングワイン「ピケット 2023」を12月11日(月)に発売。グイグイ飲める低アルコールワインは年末年始のパーティに最適

750㎖ボトルにリニューアルして3年連続リリース

山形県南陽市に醸造所をもつGRAPE REPUBLIC(株式会社グレープリパブリック、所在地:山形県南陽市)は、ワイン醸造で出る搾汁後のブドウの果皮や種子を再利用してつくったスパークリングワイン「ピケット 2023」を12月11日(月)に発売します。本来破棄されてしまうブドウをできる限り使いきろうという思いから製造を開始したもので、3年連続のリリースになります。アルコール度6.5%で気軽に飲める一方で、原料由来のアロマの豊かさと、フレッシュなブドウの酸にGRAPE REPUBLICらしさがしっかりと現われた辛口のスパークリングワインです。入門編的ワインとして低アルコールを好む層にも楽しんでもらえます。

目次

  • 制作背景|SDGsで低アルコールなスパークリングワイン
  • 「ピケット 2023」の特徴
  • 商品概要
  • ソムリエのコメント|サローネグループ エグゼクティブ ソムリエ 野田俊輔
  • 醸造責任者のコメント|GPARE REPUBLIC 醸造責任者・矢野陽之
  • 製造スケジュール
  • 会社紹介|GRAPE REPUBLICとは

制作背景|SDGsで低アルコールなスパークリングワイン

ピケット(Piquette)とは、ワイン醸造で出た搾汁後のブドウの果皮や種子に水を加えて再発酵してつくったワインです。フランス語の「piquer(刺す)」が語源にあり、諸説ありますが、ピリっとした味がすることからその名がついたともいわれています。

もともとはワインを醸造する生産者が、搾り終わったブドウを再利用し、自分たちで飲むためにつくっていたそうです。しかし、ワインに比べると質は落ちるため「質の悪いワイン」の代名詞として揶揄されることもありました。なおフランスでは、1907年に粗悪品が横行したことなどを受けてピケットの製造が禁止され、今でもその法律は引き継がれています。

しかし、アメリカなどワインの法律が異なる国では製造可能で、近年はSDGsの観点や低アルコール飲料のニーズと相まって醸造を始める生産者が増えてきています。

GRAPE REPUBLCでは、ニュージーランドの醸造家で弊社アドバイザーでもあるアレックス・クレイグヘッド(Alex Craighead)氏がピケットをつくっていたことがきっかけで、2021年から製造をはじめました。もともと搾汁後のブドウの果皮や種子の再利用を模索していたこともあり、できる限り素材を使いきりたいという考えのもと2021年に醸造を開始しました。

SDGsな低アルコールワインでありながらも主力品種でもあるデラウェアなどの生食用品種に由来するアロマの豊かさに、フレッシュなブドウの酸も感じられるGRAPE REPUBLICらしさがしっかりと現われた辛口のスパークリングワインです。無清澄、無濾過、酸化防止剤等その他の添加物は不使用です。

「ピケット 2023」の商品画像。「ピケット 2023」の商品画像。

「ピケット 2023」の特徴

①フレッシュな酸が味わいの特徴

搾汁後のブドウの果皮や種子に水を加えただけのワインであるピケットは、酸化に弱く酸っぱい味になりやすいものです。古く「質の悪いワイン」といわれてきたのもそのためです。しかしGRAPE REPUBLCの「ピケット 2023」は、発酵中にパンチダウン(ピジャージュ、櫂入れ とも)を頻繁に行い、発酵終了後も瓶詰をすぐに行うことでできる限り酸化を抑え、フレッシュなブドウの酸をもったピケットに仕上がりました。

②750㎖瓶入りでワインスタイルで楽しむ

過去2年のピケットは330㎖のスタイニーボトルで販売してきましたが、今回から750㎖のボトルに詰めて販売ています。よりブドウ本来の香りやワインであることを感じながらグラスで飲んでもらいたいという思いから、他のワインと同じボトルを採用しています。

完成したばかりの「ピケット 2023」。完成したばかりの「ピケット 2023」。

「ピケット 2023」の商品画像。「ピケット 2023」の商品画像。

商品概要

「ピケット 2023」(Piquette 2023)

  • 定価 1,485円(税込)
  • 発売日時 12月11日(月)正午
  • タイプ 果実酒(発泡性)①
  • 生産者 GRAPE REPUBLIC
  • 生産地 山形県南陽市
  • ブドウ生産地 山形県産
  • ブドウ品種 デラウェア88%、ナイアガラ12%
  • アルコール分  6.5%
  • 内容量 750ml
公式オンラインショップでの販売URL

ソムリエのコメント|サローネグループ エグゼクティブ ソムリエ 野田俊輔

昨今の報道と共に体感でも低アルコールの需要を感じています。このピケットは通常の半分程のアルコール度数で、フルーツカクテルのような飲みやすさを感じていただけると思います。また、近年叫ばれるSDGsの観点からも、同じブドウから2回造るという点で、生産量当たりの廃棄量を抑えられるということも時代にフィットしています。

味わいに柑橘のような香りや炭酸の爽やかさがあり口をスッキリさせるので、食中酒としてカジュアルなシーンで幅広くお楽しみいただけます。販売価格も抑えられ低アルコールな分、幅広い方の手に取って頂きたい新ジャンルの飲み物です。

☑味わいの考察

香りには食用品種らしいキャンディ香があり、砂糖漬けのオレンジピールが連想されます。

味わいは、製法からも大変ライトなボリューム。果皮と種周りのキュッとした酸味をしっかり取り込んでいるので、サッパリしていて、喉ごしが良いのも特長です。炭酸もしっかりあり、爽やかに楽しめる仕上がりになっています。

☑温度や提供法の考察

炭酸の爽やかさが活きるように、極力低い温度からの提供がオススメです。 グラスは、温度が上がりにくい小さめなものを選んでください。アルコールもやわらかく飲みやすいので、口が広めのコップで軽快に楽しんで頂くスタイルも良いでしょう。

☑料理の組み合わせ

ジューシーな油脂のある揚げ物にワインの炭酸や飲み心地に合わせていきます。熱々の料理と冷たいワインのギャップを楽しみながら、ワインの甘酸っぱさや柑橘の香りを活かした料理と合せてみてください。

「ピケット 2023」にあわせたい鶏モモ肉の塩唐揚げ。「ピケット 2023」にあわせたい鶏モモ肉の塩唐揚げ。

「ピケット 2023」にあわせたい鱈チリ鍋。「ピケット 2023」にあわせたい鱈チリ鍋。

【料理との提案】

  • 鶏モモ肉の塩唐揚げ
  • 鱈チリ鍋(細切りにした針生姜をトッピング)
  • シンプルなペペロンチーノ(イタリアンパセリを散らす)

☑注意点

炭酸が抜けないように抜栓後はすぐに飲みきるようにしてください。また、低アルコールで酸化防止剤も不使用のため、熟成させずにすぐに飲んでください。

野田俊輔 プロフィール

新潟市出身。大阪の調理師専門学校在学中に研修兼アルバイトで働いたフレンチレストランでサービスに目覚め、卒業後は東京のフレンチレストランへ。2015年に、サローネグループに入社。2023年にサローネグループ エグゼクティブ ソムリエに就任した。

醸造責任者のコメント|GPARE REPUBLIC 醸造責任者・矢野陽之

日本ではあまり知られていないピケットですが、本来なら捨ててしまう搾汁後のブドウの果皮や種子を再利用しているほか、アルコール度も低いことからも、日本のマーケットにあったワインだと思います。

ピケットは、ワインメーカーが身内で飲むために造ったのが起源です。農作業後に、働いている人に配っていたような、親しい人とともに気軽に飲むワインでした。

また2023年に造ったばかりの新酒でもありますので、新年のお祝いで集まるときに飲むのにピッタリのお酒でもあると思います。軽やかな発泡酒ですから、一杯目の乾杯のお酒として飲んでもらいたいです。

個人的には、原料由来のアロマがしっかりあるので、オリエンタルでスパイシーな料理に合わせたいですね。ベトナム料理のスイートチリソースで食べる生春巻や、スパイスカレーなどがおすすめです。

GPARE REPUBLIC 醸造責任者・矢野陽之GPARE REPUBLIC 醸造責任者・矢野陽之

矢野陽之 プロフィール

1989年、神戸市出身。調理師学校卒業後に神戸市のイタリアンレストランに勤務。ソムリエの資格取得後、イタリア、オーストラリア、ニュージーランドに渡り、ブドウ栽培、ワイン醸造を学んだ。ニュージーランドでは、GRAPE REPUBLICのアドバイザーでもあるAlex Craighead(アレックス・クレイグヘッド)氏に師事。2018年、「GRAPE REPUBLIC」に参画するため帰国し、山形県南陽市に移住。2019年から醸造責任者に。

製造スケジュール

「ピケット 2023」(2023年収穫)

ピケットの原料になるデラウェア。

ピケットの原料になるデラウェア。

A

8月27日 デラウェア100%を除梗、プレスし終わった搾りかすを樹脂タンクに入れて、水を加えて発酵

9月1日 再プレスし、ステンレスタンクで熟成

9月14日 1500ℓのステンレスタンクに滓引き

B

9月2日 デラウェア100%を除梗、プレスし終わった搾りかすを樹脂タンクに入れて、水を加えて発酵

9月7日 再プレスし、ステンレスタンクに移し熟成

9月14日 1500ℓのステンレスタンクに滓引き

C

9月8日 デラウェア64%、ナイアガラ36%を除梗、プレスし終わった搾りかすを樹脂タンクに入れて、水を加えて発酵

9月13日 再プレスし、ステンレスタンクに移し熟成

9月22日 1500ℓのステンレスタンクに滓引き

 

10月6日 再度、1500ℓのステンレスタンクに滓引き。ブドウジュースを戻し入れ瓶詰

樹脂タンクに入れた搾りかすを脚で押し潰して発酵を促す。樹脂タンクに入れた搾りかすを脚で押し潰して発酵を促す。

瓶詰されたばかりの「ピケット 2023」。今回から軽量化されたボトルを採用している。瓶詰されたばかりの「ピケット 2023」。今回から軽量化されたボトルを採用している。

会社紹介|GRAPE REPUBLICとは

GRAPE REPUBLICは、土地ごとの気候、地勢、土壌のみならず、そこに暮らす人や、人々が育んできた文化を含めた「テロワール」という概念を第一に考えたワイナリーです。山形県南陽市に、2017年に醸造所を設立して以来、一貫して“Made of 100% Grapes”という言葉を掲げてワインを造り続けています。ブドウ以外のものを使わず、ワインを造るという意味で、醸造の過程で、酸化防止剤は使用せず、補糖や補酸も行わず、酵母は天然のものだけにこだわっています。

この姿勢は、ワインの原料になるブドウの栽培においても一貫しており、南陽市や置賜地域の風土を生かして作られたワイン用ブドウを第一に、自社畑では除草剤や殺虫剤をはじめとする農薬等は使用せず、有機栽培を行っています。

搾汁後のブドウの果皮や種子は、本来産業廃棄物として処理されますが、GRAPE REPUBLICでは、山形県内のバイオマス発電所に渡して再利用をしてもらっています。バイオマス発電とは、動植物などを原料とし、燃焼・ガス化することで発電する方法です。

また「ピケット 2023」で一部のブドウで再利用したほか、都内のチーズ工房と連携して搾汁後のブドウの果皮や種子に漬け込んだチーズを試作するなど、出来る限り再利用をできる方法を模索しています。

今回の発泡性ワインのボトルの軽量化も輸送負荷を低減させるものでもあります。1瓶当たり300g以上軽いボトルを使うことでケース注文の場合4㎏ほど軽くなる計算です。燃料が高騰している現在、こうした取り組みにも価値があると考えています。

とくにGRAPE REPUBLICでは、なるべく低介入でワイン造りをすると温度管理のためエアコンで多くの電力を使います。そのためいくらSDGsに配慮した取り組みをしても、矛盾したものに見えるかもしれません。しかし次の世代に繋げていく取り組みを少しでもしていくことは、ワイン産業全体を未来に繋ぐことになると、GRAPE REPUBLICは信じています。これからも持続可能なワイン造りに対して出来る限り取り組みをしていきます。

GRAPE REPUBLICの醸造所の外観。

GRAPE REPUBLICの醸造所の外観。

置賜エリアの風景。

置賜エリアの風景。

会社概要

  • 会社名:株式会社グレープリパブリック
  • 所在地:〒999-2205 山形県南陽市新田3945-94
  • 代表者:平 高行
  • 法人設立:2015年8月
  • URL:https://shop.grape-republic.com
  • 事業内容:ワインの製造
【お問合せ先】

株式会社グレープリパブリック

  • 広報担当:三ヶ山(みかやま)
  • 電話:0238-40-4130
  • メールアドレス:info@grape-republic.com

<以上>


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SDGsへの取り組みについて厳密な取り決めはないので、どこから始めどのように進めてよいかわからないと思います。 SDGsに取り組む方法やメリットやデメリット、中小企業での必要性など詳しくは「SDGs宣言の方法やメリット、許可や例文」で解説しています。
SDGsの目標や取り組み内容を決め、SDGs宣言を策定して公表することで対外的にアピールする方法については、「SDGs宣言の公表とアピール方法」で解説しています。
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VOIX編集部 小川望海

VOIX編集部のライフ/SDGs担当ディレクターとして活動中。大手広告代理店に在籍していたこたともあり、情報感度には自信あり。
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