三浦工業株式会社、運転時CO2排出ゼロの水素燃料貫流蒸気ボイラ(SI-2000-H2)が三冠達成!
この記事の目次
【三浦工業株式会社】運転時CO2排出ゼロの水素燃料貫流蒸気ボイラ(SI-2000-H2)が三冠達成! ~『2021年度日本エネルギー学会 進歩賞(技術部門)』を受賞~
※過去の受賞について
- https://www.miuraz.co.jp/news/topics/2021/1030.php
- https://www.miuraz.co.jp/news/topics/2021/1015.php
日本エネルギー学会・進歩賞(技術部門)について
一般社団法人日本エネルギー学会は、産官学等の連携のもと、「エネルギーに関する科学及び技術の進歩発展を図り、もって我が国の産学の発展及び国民生活の向上に貢献する」ことを目的に、①エネルギーに関わる研究成果、事業成果、業績の発信、②エネルギーに関わる最新情報の発信、③エネルギーに関わる教育に重点を置いて活動しています。その中でも、エネルギーに関する技術分野において顕著な成果を生み出した個人あるいは団体に、日本エネルギー学会・進歩賞(技術部門)の表彰を行っています。
受賞製品 運転時CO2排出ゼロの水素燃料貫流蒸気ボイラ(SI-2000-H2) について
水素は燃焼時の生成物が水のみであることから、CO2排出ゼロのクリーンエネルギーとして注目されています。2050年の温暖化ガス排出量実質ゼロを目指す脱炭素社会の実現に向けて、水素は重要なエネルギーと位置付けられており、様々な分野での水素利活用が期待されています。弊社ではその一翼を担う機器として、広く熱源として利用されている貫流ボイラでの水素利用について開発を行い、2017年1月に日本で初めて※100%水素燃焼が可能な本製品を商品化しました。
また、SI-2000-H2は東京都の「低NOx・低CO2小規模燃焼機器」認定を受けたSI-2000AS-H2A型機のベース機種になります。水素燃料ボイラでの東京都低NOx・低CO2認定はグレードHでNOx値が50ppm以下という基準となっていますが、SI-2000AS-H2Aはミウラの高い技術力によって基準をクリアして認定第一号となっています。
※三浦工業調べ
▼詳しくはこちら▼
新規開発の低NOxバーナを搭載した水素燃料ボイラが 全国初!東京都低NOx・低CO2小規模燃焼機器に認定決定
用途
水素は様々な1次エネルギーから製造できるため、化石燃料よりも地政学リスクが低く、幅広い地域での活用が見込まれています。現在では ①化学製品の製造過程で副生する水素や ②化石燃料からの水蒸気改質による製造などが主流ですが、将来的には ③再生可能エネルギーの電気からの水電解による製造、もしくは②の水蒸気改質とCCS技術(CO2貯蔵技術)を組み合わせた製造によりCO2を排出しない水素製造も期待されており、本製品の活用によって産業熱の脱炭素化を促進できると考えています 。
効果
水素は燃焼時の生成物が水のみであることからCO2排出はゼロとなります。化石燃料から水素に切り替えた場合、それまで排出していたCO2量がそのまま削減量となるため、削減率は100%となります。蒸気量2t/hのA重油焚きボイラのCO2排出量は下記の試算条件では年間2,000トン以上になるため、水素燃料ボイラに切り替えることによるCO2削減効果は非常に大きくなります。
試算条件
(A重油の低位発熱量:36.7 MJ/L、水素の低位発熱量:10.77 MJ/Nm3、ボイラ効率:95%、年間稼動時間:6000hr、A重油のCO2排出量算定係数:2.71 t-CO2/kL)
▼水素ボイラに関するリリース情報▼
水素燃料ボイラ(SI-2000-H2)が該当する主なSDGs目標
ミウラグループは「熱・水・環境の分野で、環境に優しい社会、きれいで快適な生活の創造に貢献します」という企業理念のもと、世界を舞台に省エネルギーと環境保全でお役に立つため、今後も水素エネルギーをはじめとする新たな技術を中心としたトータルソリューションビジネスに積極的に取り組んでまいります。
以上
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SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略で、「地球上の誰一人取り残さない」ことを基本理念として、2015年9月に国連に加盟する全ての国が全会一致で採択した、17のゴールと169のターゲットから構成された国際目標です。
2030年までの達成を目指して、国・自治体・企業や団体などがSDGsの目標およびターゲットとしてゴールを設定した「SDGs宣言」を策定および公表し、様々な取組みを行っています。 中小企業においても、社会的なSDGsへの取り組みに対する関心の高まりから、企業イメージの向上や新たな事業機会の創出につながりを見据え、多くの企業がSDGsへの取り組みを推進しています。
SDGsへの取り組みについて厳密な取り決めはないので、どこから始めどのように進めてよいかわからないと思います。 SDGsに取り組む方法やメリットやデメリット、中小企業での必要性など詳しくは「SDGs宣言の方法やメリット、許可や例文」で解説しています。
SDGsの目標や取り組み内容を決め、SDGs宣言を策定して公表することで対外的にアピールする方法については、「SDGs宣言の公表とアピール方法」で解説しています。
各企業ごとのSDGsへの取り組み状況の診断から進め方、SDGs宣言の策定、PR支援まで細かくサポートしてもらえる「SDGs支援サービス」を行っている金融機関も多いので、法人口座を開設している取引先銀行に相談してみるのも良い方法です。
※VOIXもSDGsの取り組みを行っています。
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広報・PRご担当者様へ
VOIX編集部 小川望海
VOIX編集部のライフ/SDGs担当ディレクターとして活動中。大手広告代理店に在籍していたこたともあり、情報感度には自信あり。