サグリ株式会社、兵庫県・神戸市主催のSDGs CHALLENGE SDGs dayにてビジネスマッチング・海外実証成果発表
この記事の目次
〜インド国内農地を活用したカーボン・オフセット事例の商談を2022年3月18日に・成果発表を2022年3月19日に実施〜
サグリ株式会社は、2018年6月に兵庫県で創業をしたスタートアップ企業です。当社では、2019年9月より、インド・ベンガルールに子会社を設立しており、途上国農家への植生や土壌などの営農情報の展開・マイクロファイナンス事業の展開・AIポリゴン技術の実証を行っています。この度、SDGsチャレンジプログラムを通じて、農地を活用したカーボン・オフセット事業に挑戦することを報告します。
以下、2分間ピッチ動画の内容です。
“衛星×AIで世界の農業のデジタル化に挑む”サグリ株式会社です。サグリは低所得農家の所得向上につながる仕組みを実現したい。それを実現するため、衛星データの広域性・周期性に着眼しました。所得向上には様々な要因が考えられ、これまで営農指導者への営農指導、農業者へのマイクロファイナンスといった事業を展開弊社はすでにインドへ進出し、パートナーと共に、穀物に対して事業展開をしてきました。今回は、SDGs CHALLENGEプログラムを通じて、新たな3本目の軸、脱炭素社会における農地を活用したカーボン・オフセット業界へ挑戦します。日本では政府主導のJクレジット制度を通じて、バイオ炭の貯蓄により、CO2の吸収量評価が行われています。私達は民間主導のボランタリークレジット制度を構築、バイオ炭含め、堆肥の継続散布・水田の中干し期間延長・カバークロップ・可変施肥による脱窒防止など、温室効果ガスの削減を目指します。グローバルの農地は日本と比べ、農地面積が非常に大きい特徴があります。インドで農地約1haあたり年間2,000円程度排出削減を可能とすると、インド国内でも3,400億円の排出量削減が実現できます。そのための技術として、衛星データより土壌の化学性評価を実現すること。世界中の農地区画をAIを用いて自動で区画化することを実現しました。このAIポリゴンに対して、衛星データから取得可能な様々なデータを絡めることで、3本目の軸、農地を活用したカーボン・オフセットを実現します。
サグリ株式会社について
サグリ株式会社は、2018年6月に兵庫県で創業を行うスタートアップ企業であり、2021年6月にはリアルテックファンドなどから総額1.55億円の資金調達を発表しました。また、ひょうご神戸スタートアップファンドの第一号案件の出資となりました。令和3年度農林水産省 農林水産技術等大学発ベンチャーに認定され、近畿経済産業局より、J-Startup-KANSAIに選出。環境省スタートアップ大賞事業構想賞受賞や東洋経済2021すごいベンチャー選出されました。
SDGs Day for business Matchingについて
世界のSDGs課題解決に挑戦するスタートアップイベント”SDGs Day”を国連機関UNOPSと兵庫県・神戸市共催で開催!1日目となる3月18日は、世界のSDGsの課題解決に挑戦するスタートアップと投資家・事業会社とのビジネスマッチングを行うイベントを開催されます。SDGs Challengeプログラムに参加した19社が参加し、地元企業、投資家・起業支援機関とのビジネスマッチングを実施いたします。当日はビジネスマッチングに集中するため、ピッチビデオを事前にご覧いただき、ご参加をいただきます。
【プログラム】
13:30 – 14:00:Keynote「SDGs × インパクト投資」
加藤 有也 氏:(一財)社会変革推進財団 事業本部 インパクト・オフィサー
14:00 – 15:00:パネルトーク
加藤 有也 氏:(一財)社会変革推進財団 事業本部 インパクト・オフィサー
山下 哲也 氏:SDGsCHALLENGE 統括コーディネーター
15:30 – 17:00:Bussiness Matching
SDGsCHALLENGEs参加企業19社とのビジネスマッチング&ネットワーキング
【諸注意】
※ ハイブリット配信にて実施しますが、オンライン配信は、13時30分から15時00分の Keynote のみです。
※Bussiness Matchingに集中するため当日はピッチは行いません。マッチング&ネットワーキングのみとなります。そのため、以下に、各社のピッチビデオを公開しておりますので、事前にご覧いただきますようお願いします。
SDGs CHALLENGEについて
兵庫県・神戸市は、世界規模のSDGs課題解決に挑むスタートアップ等の事業開発を支援し、兵庫県・神戸市からグローバルな社会変革を生み出すシステム・プロダクトを創造することを目指し、グローバルなSDGs課題解決を目指す共創プログラム「SDGs CHALLENGE」を開始。「SDGs CHALLENGE」は、スタートアップ等育成プログラム"BizGlobeExpedition"およびSDGsビジネスに関する知見共有や産学官連携を促進することを目的としたセミナー"SDGs CHALLENGE Open Talk"をシリーズ開催してきました。
事業内容
・スタートアップ等育成プログラム"BizGlobeExpedition"
・連続セミナー"SDGs CHALLENGE Open Talk"
- 主催:兵庫県、神戸市
- 共催:UNOPS S3i Innovation Centre Japan(Kobe)
- 協力:JETRO、JICA関西、神戸大学、神戸情報大学院大学、ひょうご神戸スタートアップファンド、ひょうご神戸スタートアップ・エコシステムコンソーシアム
- 後援:三井住友銀行、みなと銀行、関西経済同友会、関西経済連合会、神戸経済同友会、神戸商工会議所、関西SDGsプラットフォーム大阪スタートアップ・エコシステムコンソーシアム、京都スタートアップ・エコシステム推進協議会
- 企画・運営:NPO法人コミュニティリンク、山下計画(株)
スタートアップ等育成プログラム"BizGlobeExpeditionについて
グローバルな社会課題解決を志向するスタートアップ等の事業開発を支援し、SDGs課題解決ビジネスのロールモデル創出を目的とし、全員参加のレビュー・ミーティング(週1回程度)、メンター陣による個別面談(メンタリング) 、メンター及び他の外部支援者による研修・ワークショップ、投資や事業提携の実施等を訴求するデモデイ、海外実証、調査事業(5社程度・1社200万円程度。)を実施。
衛星データを活用した土壌化学性評価技術に関して
弊社は、衛星データから農地土壌の化学性評価を行う技術を確立しました。この技術は、簡易的な土壌分析として活用することができ、センシングデータをもとに、可変施肥等の施肥設計技術としても活用可能です。また、本件で発表の農地に対するGHG吸収量の評価を行うことができ、その評価を元に、カーボン・オフセットとして利活用可能な政府主導のクレジット制度や、民間主導のボランタリークレジットへ展開致します。Jクレジット制度に認定をされているバイオ炭だけでなく、ボランタリークレジットを通じたカバークロップや施肥の最適化による脱窒防止、水田の中干し延長によるメタンガスの排出削減、堆肥継続散布による炭素貯蓄等を評価し、あらゆる手段でGHG吸収量を評価し、民間主導で各農家から買取可能です。
衛星データを活用したAIによる農地区画化技術に関して
弊社は、AIで農地の自動区画化する区画技術(グリッド)も合わせて確立し、「AIポリゴン」としてグローバルに展開している。AIポリゴンでは有償の衛星データを使用し、50センチメートル級の高精細な衛星画像とAIの画像認識技術で、農地を検出し、あぜなどを見つけて区画を形成していく。この技術を用いることで、国内のみならず、グローバルの農地を瞬時に自動で区画化でき、1筆ごとに、農地面積も評価することが可能です。
途上国の場合、そもそも手引きされている農地の区画情報が存在していないケースが多く、営農情報を27億人の農家に届ける際にデジタル化された区画情報は必須であり、手引きによる区画ではなく、衛星データとAIで区画を自動形成を行いました。
これらの技術は、グローバルな展開が可能な状況であり、既にタイやインドに進出し、活用事例や実証事例があります。「衛星データで、広範囲に土壌化学性評価を実施したい」あるいは「広範囲で農地を自動区画化し、ポリゴンを活用したい」など協業の御相談お待ちしております。
エンジニア採用について
サグリ株式会社では、積極的にエンジニアの採用を募集しています。弊社が開発するアプリケーションをリードするバックエンドエンジニアや衛星データから得られる情報を解析するデータサイエンティスト、機械学習エンジニアを募集しております。以下のリンクよりお申し込みいただくか、弊社HPコンタクトより、採用について御相談下さい。
本件についてのお問い合わせについて
- メールアドレス:contact@sagri.tokyo
- 電話番号: 0795-81-4010
- https://sagri.tokyo/contact/
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SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略で、「地球上の誰一人取り残さない」ことを基本理念として、2015年9月に国連に加盟する全ての国が全会一致で採択した、17のゴールと169のターゲットから構成された国際目標です。
2030年までの達成を目指して、国・自治体・企業や団体などがSDGsの目標およびターゲットとしてゴールを設定した「SDGs宣言」を策定および公表し、様々な取組みを行っています。 中小企業においても、社会的なSDGsへの取り組みに対する関心の高まりから、企業イメージの向上や新たな事業機会の創出につながりを見据え、多くの企業がSDGsへの取り組みを推進しています。
SDGsへの取り組みについて厳密な取り決めはないので、どこから始めどのように進めてよいかわからないと思います。 SDGsに取り組む方法やメリットやデメリット、中小企業での必要性など詳しくは「SDGs宣言の方法やメリット、許可や例文」で解説しています。
SDGsの目標や取り組み内容を決め、SDGs宣言を策定して公表することで対外的にアピールする方法については、「SDGs宣言の公表とアピール方法」で解説しています。
各企業ごとのSDGsへの取り組み状況の診断から進め方、SDGs宣言の策定、PR支援まで細かくサポートしてもらえる「SDGs支援サービス」を行っている金融機関も多いので、法人口座を開設している取引先銀行に相談してみるのも良い方法です。
※VOIXもSDGsの取り組みを行っています。
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広報・PRご担当者様へ
VOIX編集部 小川望海
VOIX編集部のライフ/SDGs担当ディレクターとして活動中。大手広告代理店に在籍していたこたともあり、情報感度には自信あり。