CyberOwl/「仕事を休んだ」「場所がない」約6割の保護者が子どものオンライン授業に悩み

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CyberOwl/「仕事を休んだ」「場所がない」約6割の保護者が子どものオンライン授業に悩み

株式会社CyberOwl(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:田中啓太、読み:サイバーアウル)が運営する塾や習い事に関する総合情報サイト「テラコヤプラス by Ameba」(https://terakoya.ameba.jp/)は、小学1年生~小学6年生の子どもの保護者500人を対象に、子どものオンライン授業に関するインターネット調査を行いました。

新型コロナウイルスの影響によって小学校で導入された“オンライン授業”。

感染拡大防止に伴う休校期間中なども継続して学習機会が提供されるため、保護者や子どもの心配が軽減されたという声がある一方で、さまざまな現状や意見も耳にするようになりました。

そこで、今回は小学生の保護者500人を対象に「オンライン授業について」のアンケート調査を実施。見えてきたのは、子どもの勉強環境を整えるために四苦八苦している保護者の姿でした。

▼調査記事
https://terakoya.ameba.jp/a000002355/

■約7割の保護者がオンライン授業に満足!
始めに子どものオンライン授業を見たことがある保護者へ、どの程度オンライン授業に満足しているのか聞いてみました。

全体では約7割の保護者が「満足」(15.8%)「ある程度満足している」(56.8%)と回答。

低学年(小学1、2年生)から中学年(小学3、4年生)、高学年(小学5、6年生)にかけて「少し不満」「不満」の割合が少しずつ高くなっていきました。

では、オンライン授業のどのような点に小学生の保護者は満足し、また不満を感じているのでしょうか。アンケートからその現状を探ります。

■低学年の保護者、約3人に1人がオンライン授業を頻繁に見る
まずは、保護者が子どものオンライン授業を見る頻度とその理由について調査しました。

 

全体として最も多かったのは、31%で「ときどき見ている」でした。

学年ごとに見てみると、低学年は「毎回見ている」が19.5%、「ほぼ見ている」が14.6%の計34.1%で、約3人に1人の保護者が子どものオンライン授業を頻繁に見ていることが分かりました。学年が上がるごとに頻繁に見ている保護者は少なくなります。

では、保護者はどのような理由で子どものオンライン授業を見ているのでしょうか。

 

子どものオンライン授業に不安を抱いていたり、気になるところがある保護者にどのような点でそれらを感じるのか尋ねたところ、全体で最も多かったのは「授業に集中しているかどうか」(31.3%)、次いで「パソコンやタブレットが使えているか」(20.1%)でした。

特に低学年は、パソコンやタブレット端末の使い方が分からず「使い方について何度も呼ばれた」(小学1年生の保護者)という体験談や、「授業でもう少しパソコンの使い方やインターネットとの繋ぎ方を教えてから持ち帰ってきてほしい」(小学2年生保護者)と望む声もあり、授業を受けている子どもから目が離せない保護者が多いようです。

また、低学年に比べて中学年、高学年の保護者は「授業内容」や、「教員の指導力」など、子どもではなく授業を気にかけて見ていることが分かりました。

中学年から勉強が少しずつ難しくなってくるほか、中学進学や中学受験を前にする保護者にとっては、気になるポイントなのでしょう。

■「積極的だった」「話しをよく聞いていた」意外な一面を発見!
では、実際にオンライン授業を受ける子どもの様子を見て、保護者はどのような印象を受けたのでしょうか。子どもはオンライン授業に集中しているかどうか尋ねてみました。

計7割以上の保護者が、子どもはオンライン授業に「とてもよく集中している」(16.4%)、「集中している」(61.0%)と感じていました。

また、オンライン授業を見て子どもの“意外な一面”に気づいた保護者も多かったようです。

  • 「いつもは返事も曖昧なのんびりした子なのですが、思っていたより積極的で授業についていこうと必死にノートをとって、てきぱき動く姿にびっくりしました」(小学3年生の保護者)
  • 「自他共に認める恥ずかしがり屋さんで、なかなか自分の殻を破ることができないと、本人も悩んでいるのを知っていましたが、算数の時間は、難しい問題に挑戦して正解して先生に褒められて耳まで真っ赤になっていたのが、かわいかったです」(小学3年生の保護者)
  • 「友達と遊んでいるときはうるさく元気だが、授業ではリモートの話し合いの際など大人しくて驚いた」(小学3年生の保護者)

一方で子どもがオンライン授業に「あまり集中していない」(21.0%)「集中していない」(1.6%)と答えた保護者に、子どもは集中せずに何に気を取られていたのか尋ねると、「ぼーっとしていた」や「オンライン上で、子ども同士で変な顔をしたりして遊んでいた」という声が多く寄せられました。

中には、「画面に映らないところで漫画を読んでいた」(小学3年生の保護者)や「zoomのバーチャル背景を変えたり、顔をデコったりして遊んでいた」(小学4年生の保護者)といった子どもの姿を目撃した人も。

■「仕事を休んで子どもの授業を手伝った」オンライン授業で困ったことは?
子どもの学習状況などを心配してオンライン授業を見る保護者がいる一方で、“集中して取り組んでいる”子どもの姿を見て胸を撫で下ろした方も多いことが分かりましたが、その“集中できる環境”を作るのには保護者の力も欠かせません。

続いては、保護者自身がオンライン授業で困っていることについて調査しました。
 

6割以上の保護者が子どものオンライン授業で困っていることがありました。アンケートに寄せられた具体的な悩みをご紹介します。

  • 「下の子が産まれたばかりだったので、泣き声が大きくならないよう、気をつかっていた」(小学4年生の保護者)
  • 「仕事を休んでオンライン授業が出来るか確認する必要があった」(小学5年生の保護者)
  • 「急に学校閉鎖になったが、子ども一人だけ家にいさせる訳はにいかず、妻と交互に休みをとりました」(小学3年生の保護者)
  • 「主人もリモートワーク、下の子もオンライン授業になったときに音がかぶらないように場所を確保するのが難しかったです」(小学4年生の保護者)
  • 「子ども2人が同じ部屋でオンラインをすると音が反響するらしく、『兄弟のいる子は離れて勉強してください』と先生に注意されるが誰が部屋を出ていくかで揉めて困る」(小学4年生の保護者)

また、それ以外にもオンライン授業の悩みの種となるような、さまざまなハプニングが起きていましたので、ご紹介いたします。

  • 「兄弟で近くでオンラインを受けていますが、片方のマイクがオンになっている事に気づかず、『ちゃんと聞いてるの!?』と怒った声が入ってしまったことがありました」(小学6年生の保護者)
  • 「オンライン授業初期の頃に、一人のお母さんが下着姿で出てきちゃった」(小学3年生の保護者)
  • 「背景を変更してオンライン授業を受けていたので、油断してキャミソールで子どもの後ろを通過したら、カメラに写ってしまった…。先生は女性だったので良かったのですが、他の保護者の方に見られていたら、恥ずかしい…」(小学5年生の保護者)
  • 「おやつを食べながら授業を受けている子がいた」(小学3年生の保護者)
  • 「子どもが毛布をかぶってベッドから授業を受けていた」(小学2年生の保護者)

特にカメラのオンオフを確認せずに子どもを怒ってしまった話しや、子どもが何かを食べながら授業を受けていたなんて話は定番のようで多く寄せられました。

■高学年は意見が真っ二つ…今後もオンライン授業を望む?
オンライン授業のさまざまな面が見えてきたところで、保護者に今後もオンライン授業を望むかどうか聞いてみました。

全体としては「望む」(11.6%)「どちらかと言えば望む」(47.6%)の計59.2%の保護者が、今後もオンライン授業を望んでいることが分かりました。

学年別で比べてみると学年が上がるにつれて望む割合が低くなり、高学年にいたっては望む保護者と望まない保護者の差はわずか5.4%でほぼ半々という結果に。その理由として、残り少ない小学校生活での思い出作りを心配するほか、勉強が複雑化する高学年の保護者からは「勉強が分からなくても質問ができない」などといった声も多く寄せられていました。

また、保護者にオンライン授業の良い点と改善点について聞いたところ、上位5つは以下のようになりました。
 

オンライン授業の良い点 オンライン授業の改善点
自宅で時間を持て余すことがない 22.5% 授業以外のことに目が行きやすい 22.2%
勉強の遅れがない 19.9% 授業を理解しているかどうか分からない 19.5%
デジタル機器に強くなる 12.3% 体を動かす機会が少ない 18.0%
子どもの普段の学校生活がわかる 11.9% 保護者のサポートが必要 11.2%
登下校時の危険がない 10.8% 時間のメリハリが付きにくい 10.7%

「自宅で時間を持て余すことがない」(22.5%)と「勉強の遅れがない」(19.9%)が、保護者が考えるオンライン授業の主な良い点でした。

コロナ禍で休校となり保護者が懸念していた子どもの自宅での過ごし方や勉強の遅れは、オンライン授業によってある一定程度解消されたと考えられます。

しかし、オンライン授業の改善点で「授業以外のことに目が行きやすい」(22.2%)「授業を理解しているかどうか分からない」(19.5%)が上位にくることを考えると、「一時的なもの」としては歓迎されているものの、これが「ICT教育」として継続的に活用され、定着していくには時間がかかりそうです。

■まとめ
約7割の小学生の保護者が、子どものオンライン授業に満足しており、子どももオンライン授業に順応して集中して取り組んでいるようです。

しかし、その“集中して勉強に取り組める環境”を作るために、生活音の配慮や仕事との両立など、保護者がさまざまな悩みを抱えている現状も浮き彫りに。

そして今後もオンライン授業の継続を望むか望まないかを尋ねたところ、約半々という結果になったことなどから、保護者が満足しているのはあくまで「コロナ禍の対応としてのオンライン授業」であり、オンライン授業そのものの良さではないことが分かりました。

【調査概要】
調査時期:2022年2月18日(金)~2022年3月15日(火)
調査方法:インターネット
調査人数:子どものオンライン授業を見たことがある小学生の保護者500人
調査内容:小学校のオンライン授業に関するアンケート

■「テラコヤプラス by Ameba」概要
テラコヤプラス by Amebaは、塾・予備校・家庭教師・オンライン塾などの習い事に関する総合情報サイトです。習い事選びの決め手となる料金や講師情報、実際に通った方々の口コミなどを詳しく掲載することで、保護者の方やお子様にとって目的にあった最適な習い事に出会えるサービスを目指しています。
名称:テラコヤプラス by Ameba
URL:https://terakoya.ameba.jp/
利用料金:無料

■株式会社CyberOwlについて
株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:藤田晋、東証一部上場:証券コード4751)の連結子会社である株式会社CyberOwl(サイバーアウル)は、“わくわくする会社を創る”を企業のVisionに、“「調べる」を豊かに”を社会に果たすMissionとして掲げ、皆様の生活に寄り添ったライフスタイルメディアを展開しております。お金にまつわる情報から、エンタメ・美容・日用品まで、皆様の生活に役立つ情報をお届けしています。
URL:https://www.cyberowl.co.jp/
本社:東京都渋谷区
代表取締役社長:田中 啓太

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