みずほ銀行、カタール国 最大の太陽光発電案件へのプロジェクトファイナンスの組成と融資
株式会社みずほ銀行、カタール国における最大の太陽光発電案件へのプロジェクトファイナンスの組成と融資を実施
株式会社みずほ銀行(頭取:藤原 弘治)が、2022年4月の操業開始を予定している、カタール国における再生可能エネルギー事業として最大の 800MWp の太陽光発電の建設・保守・運転を行う「アル・カルサ太陽光発電プロジェクト」を対象とし、リードアレンジャーとしてプロジェクトファイナンスを組成し、みずほ銀行と株式会社国際協力銀行にて協調融資を行う。
<以下、リリース>
2020年7月27日
株式会社みずほ銀行
カタール国における最大の太陽光発電案件へのプロジェクトファイナンス組成について
株式会社みずほ銀行(頭取:藤原 弘治、以下「みずほ銀行」)は、このたびカタール国(以下「カタール」)において最大の太陽光発電事業の建設・保守・運転を行う「アル・カルサ太陽光発電プロジェクト」を対象とし、リードアレンジャーとしてプロジェクトファイナンス(以下「本案件」)を組成し、みずほ銀行と株式会社国際協力銀行(以下「JBIC」)にて協調融資を行います。
本事業は、Siraj Energy(※1)、丸紅株式会社、Total Solar International が
出資する特別目的会社である Siraj(1)が、発電された電力を 25 年間にわたり、カタール電力水公社(Qatar General Electricity and Water Corporation、KAHRAMAA)向けに売電するものです。発電所の規模は、カタール国の再生可能エネルギー事業として最大の 800MWp の太陽光発電案件であり、また限られた資源を有効活用する両面発電モジュールを採用した案件として世界最大級となります。
カタールは、現在、ガスを中心とする火力発電にその電力需要の大部分を依存しており、再生可能エネルギーによる電力供給の多様化は、カタールが「Qatar National Vision 2030」で掲げる持続的な経済成長にとって重要な役割を果たすものと位置付けられています。
みずほ銀行は、これまでに培った豊富な電力事業への知見とプロジェクトファイナンスの実績を活かし、今後も国内外における再生可能エネルギーの発展と技術革新を支援し、気候変動への対応促進と脱炭素社会への移行支援に貢献していきます。
(※1) Qatar Electricity & Water Company Q.P.S.C(カタール発電造水会社)、Qatar Petroleum(カタール石油公社)が株主となる本案件の出資会社。
<本案件概要>
- 事業名: アル・カルサ太陽光発電プロジェクト
- 事業者: Siraj(1)(Siraj Energy、丸紅株式会社、Total Solar International が出資する特別目的会社)
- 事業内容: カタール西部アル・カルサ地域における太陽光発電の建設・保守・運転
- 事業期間: 操業開始(2022 年 4 月予定)より 25 年間
- 融資総額: 約 330 百万米ドル
- 貸付人: みずほ銀行、JBIC
- 契約締結日: 2020 年 7 月 10 日
<スキーム図>