株式会社Geoloniaが「クイック住所変換」を提供開始

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株式会社Geoloniaが「クイック住所変換」を提供開始

Geolonia、クイック住所正規化+緯度経度追加サービス「クイック住所変換」の提供開始

住所リストをクイックに整理し、表記ゆれを正しく使えるGISデータに自動変換

株式会社Geolonia(東京都渋谷区、代表取締役社長:宮内 隆行、以下Geolonia)はこのたび、住所正規化+緯度経度追加サービス「クイック住所変換」の提供を開始いたしました。

 ▼クイック住所変換

「クイック住所変換」は、住所データを取り扱う際の大きな課題である「表記ゆれ」と「座標化」をクイックに解決するサービスです。表記ゆれをしている住所を含むExcel(.xlsx)ファイル、CSVファイル(.csv)をアップロードすると、正規化(使いやすい統一されたフォーマットの表記に変換)済みの住所と、座標が付与されたデータをダウンロードできます。

物流、不動産、マーケティング、アナリティクスの分野では、多くの住所データが扱われます。その際、住所の書き方(漢字、ひらがなカタカナ、英語表記)、分割の仕方が人やシステムによって違うことが原因で起こる表記ゆれ、また、緯度経度の座標への変換コストの高さが問題になります。

正規化やジオコーディングのプロセスを組み込むことで、会員名簿、CRMやSAの顧客リスト、配送先リスト、店舗リスト、施設管理シート、マーケティングデータなど、住所を含むすべてのデータの精度を向上させることができます。

クレジットカード決済だけで簡単に、即座に利用できる仕組みで、問い合わせや会員登録などは必要ありません。

Geoloniaクイック住所変換画面2Geoloniaクイック住所変換画面2

Geoloniaクイック住所変換画面1Geoloniaクイック住所変換画面1

開発背景:住所の表記ゆれ問題

「表記ゆれ」とは、漢字やひらがな、カタカナ、アルファベットといった表記方法が複数あること、省略した書き方、入力ミスなどが原因で起こる、同じ住所が複数の文字列となることです。デジタルに扱う際、別のデータとして扱われてしまう問題があります。

たとえば、以下のような住所表記は人にとっては同じ場所を指しますが、コンピューターが読む場合には7つの違うデータとして認識されます。

複数パターンの住所表記例:

  •  東京都千代田区永田町1丁目7−1
  •  東京都千代田区永田町1-7−1
  •  千代田区永田町1-7−1
  •  東京都千代田区永田町一丁目7番1号
  •  東京都千代田区永田町1の7の1
  •  東京都千代田区永田町一-七−一
  •  東京都千代田区永田町1-7−1

住所正規化イメージ住所正規化イメージ

これらに正規化を施すことで、同じ住所なのに別のデータとして扱われてしまう問題を解決します。

主な正規化の概要

  • 受けとった住所を、都道府県、市区町村、住所1(丁目レベル)、住所2(号レベル + 建物名他)に分割し、正規化します。
  • 市区町村名に含まれる「ケ」「の」「ツ」のバリエーションを理解し、住所マスタに登録された文字へと変換を行います。
  • 「河原町通四条上る」などの京都の通り名は削除します。
  • 北海道の「条」表記にも対応します。
  • 都道府県や郡が抜けていても、都道府県や郡を補完した上で正規化します。
  • 「大字」などの表示を削除して標準的な表記に合わせます。
  • XXX郡 などの郡の名前が省略されている住所に対しては、それを補完します。
  • 都道府県の補完(要調査)を行います。
  • 住所に含まれるアルファベットと数字を半角に統一します。
  • 新字体と旧字体のゆらぎを吸収して、国交省の位置参照情報に記載されている地名にあわせます。
  • ケが、カか力、之ノの、ッツっつ などのゆらぎを吸収して、国交省の位置参照情報に記載されている地名にあわせます。
  • 釜と竈、埠頭とふ頭などの漢字のゆらぎを吸収します。
  • 町丁目レベルに記載されている数字は、国交省の位置参照情報にあわせて、すべて漢数字に変換します。
  • 番地や号レベルに記載されている数字はアラビア数字に変換し、番地 などの文字列は「-」に変換します。(1丁目1番地1号)を(1-1-1)に変換。

※正規化できなかった住所は、マッチングレベルやエラーの内容を付与してお戻しいたします。

サービスの強み/特徴

Geoloniaが提供する、住所正規化サービスは、以下のような他にはない優位性を持っています。

「町丁目」までのピンポイントレベルでの正規化が可能

全国の住所を網羅し、更新していくデータとして公開した「Geolonia 住所データ」を利用して、住所を、番地・号レベルまで正規化します。

約98%と高精度な正規化

テストデータなどにおける実績として、約98%の精度で正規化を行うことができます。

参照データ

対象とする元データは、デジタル庁が整備を進めるアドレスベースレジストリ、及び、法務省が公開する登記所備付地図データ、国土交通省の位置参照情報です。ベースレジストリから 22,501,162件、登記所データから 245,168,664件、さらに位置参照情報から 277,656件と合計 267,947,482件のデータ量をベースに正規化変換とジオコーディングを行なっています。今後も、国によるデータの追加や更新に歩調を合わせ、精度の向上や機能追加を続けていきます。

利用方法/料金設定

 ▼クイック住所変換 サービスURL 

ユーザー登録や事前申請などは一切不要。クレジット決済(Stripe)に対応し、必要なタイミングに個人でも法人でも手軽にご利用いただけます。

1,000件までは5,000円で利用可能と、手軽に活用できる金額設定です。

データの再利用・再配布ができ、クレジット表記不要で商用利用も可能です。

未決済のデータファイルは、ご利用から24時間で自動削除されるので安心です。

料金:

  • スタンダード1,000件まで :5,000円
  • ミドル 5,000件まで :10,000円
  • ラージ 15,000件まで :30,000円

※以降 ボリューム追加料金  1件あたり 1円 / 0.5円

※料金の基本表示はジオコーディング込。オプションを外すことで半額料金で正規化のみも可能です。

株式会社Geoloniaについて

  • [会社名]株式会社Geolonia
  • [代表者]代表取締役CEO 宮内 隆行(空間ID 検討委員会メンバー)
  • [設 立]2019年9月
  • [本社] 東京都渋谷区道玄坂1丁目10番8号 渋谷道玄坂東急ビル2F−C
  • [事業概要]位置情報に関連するクラウド事業(ウェブ地図提供事業)/位置情報に関連するシステム開発・開発支援/各種データ販売・ロケーションプラットフォーム提供。国土地理院パートナー、オープンGISイニシアティブメンバー。

<以上>


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