社会起業家やゼブラ企業等を対象としたシェアオフィス「清水荘」が入居希望者を募集開始

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社会起業家やゼブラ企業等を対象としたシェアオフィス「清水荘」が入居希望者を募集開始

シェアオフィスを「経済資本を生み出す箱」から「社会関係資本を紡ぐ場」へ。地域共創型オフィス「清水荘」が千駄木に新規開業

~ 地域と向き合い仲間と繋がる新しいワークプレイスへ。2024年4月の開業に向け、入居希望者の募集を開始 ~

事業創出を通じて理想的な地域社会を共創するソーシャルデザインパートナーズ株式会社(本社:東京都文京区千駄木、代表取締役:田中孝佳)と、ホテルや商業施設、公共施設などのデザイン・ブランディング分野のデザインファームである合同会社MINE(本社:東京都台東区下谷、代表社員:三浦圭太)は、社会課題や地域課題に向き合うような企業(社会起業家やゼブラ企業等)を対象としたシェアオフィス「清水荘」を共同で企画開発し、2024年4月のグランドオープンに向けて入居者の募集を開始しました。清水荘では、地域に向き合い仲間と繋がる新しいワークプレイスとするため、テナント同士が共同運営を行う新たな運営モデルを提唱。入居企業同士の相互扶助や共同経営を通じた、新しい共創モデルを生み出す拠点を目指します。

エンガワを通じて、地域で繋がるシェアオフィス

「清水荘」は、築50年のアパートと築100年の一軒家をリノベーションし、千駄木に根差す新たな地域拠点として蘇らせたプロジェクトです。

本プロジェクトは、「地域で繋がるシェアオフィス」をコンセプトにデザインされました。テナントは、同じ屋根の下にいる仲間としての共創関係を築き、また地域社会へと価値を還元していきます。そのために、本業に専念し加速させるためのオフィス区画「シゴトバ」に加えて、地域や隣人と繋がりを生むための商業区画「エンガワ」をもつことで、より緩やかな繋がりを普段から持ち信頼関係を構築することで、本業でのコラボレーションがより促進されることを目指しています。

「経済資本」から「社会関係資本」へ

本プロジェクトは、相続されたオーナーより、「先祖代々住み続け、お世話になった千駄木。千駄木に根差しながら、地元や地域と繋がりをもって、今の時代らしく出来ることはないものか」との想いを受けて始まりました。本プロジェクトにあたり、地域との関わり、今の時代らしい取組とは何か、不動産としての効率性を追求し「経済資本」を積みあげることが本当に正しいのか、を私たちは議論してきました。その結果、不動産収益=経済資本の最大化ではなく、社会関係資本が最大化されるような仕組みこそが次の世代に必要な場ではないかと考え、本構想に至っています。

地域の困りごとや相続の問題、コミュニティのあり方といった観点は、経済的リターンでは換算されにくいのが現状です。このような、経済的には「小さい」問題でも、個人や地域にとっては「大きい」問題を解決する仕組みとして、清水荘はデザインされました。

清水荘イメージパース

社会関係資本を紡ぐためのワークプレイス

従前のシェアオフィスは、スタートアップ企業を対象としたものが多く、シェアオフィスへの入居目的も事業支援やコスト削減といった経済的な理由によるところが大きいのが現状でした。しかし、個人のライフスタイルや価値観が変化し働き方や起業目的も多様化する中において、不動産やオフィスは単に経済資本の最大化だけを目的とした場ではなく、社会関係資本が紡がれるような場も必要とされていると考えています。

その中で、ワークプレイスとは本来的に、事業ドメインを超えて地域や仲間と繋がることが出来る社会インフラであり、地域コミュニティと密接に結びついた場であるべきと私たちは考えました。そのため私たちは、オフィスを「経済資本を生み出す空間」から「社会関係資本を紡ぐ空間」へと再定義し、空間と運営をアップデートしています。

「地域で繋がる」仕組みと環境

清水荘は、こうしたビジョンを達成するため、以下3点の特徴を備えています。

1. 「シゴトバ」と「エンガワ」

清水荘は、各テナントの入居スペースが「シゴトバ」と「エンガワ」に分かれています。シゴトバでは、各社の本業として社会や世界に目を向けながら、一方でエンガワでは地域との接点を持つような地域密着事業を展開していきます。私たちチーム清水荘は、エンガワを「地域の縁側」のように開放していきながら、横の繋がりや地域、商店街との連携を深めていくことを目指します。

2. 「円卓会議」と「フェロー制度」

清水荘では、オーナーとテナントという線引きを超えて、両者の隔てない運営任意団体「円卓会議」を立ち上げています。これは、両者一体となり清水荘のビジョン実現を目指すためであり、また金銭的枠組みを超えた意思決定を行うプロセスを重視しているためです。さらに、テナントを通じて清水荘の思想や取り組みに共感した外部の方も「フェロー」として認定し、本施設を開放していく予定です。オーナーやテナントに閉じず、外部パートナーであるフェローとともに、清水荘のビジョンや仕組みを全国へと拡げていく方針です。

3. 共同経営の実現

清水荘は、テナント同士で繋がるシェアオフィスといっただけではなく、事業を積極的に共創していくパートナーとして、アライアンス関係を築いていきます。普段は独立した事業者として各々の事業やミッションに勤しんでいますが、チーム清水荘として取り組みたいプロジェクトについては共に協業し案件遂行や事業創出を目指すことで、ビジョン達成や事業機会の最大化を目指します。


本日、2024年1月18日より、入居者の募集及び各種問い合わせを受け付け開始します。お申込みや問い合わせ、取材や見学をご希望の方は下記をご確認ください(竣工予定日は2024年1月末を予定しているため、それ以前の見学は竣工前のものとなります点につき予めご了承ください)。

  • 対象:清水荘のビジョンに共感する法人または個人(社会起業家やゼブラ企業をはじめとする、意志や理念を持った中小ベンチャー企業等を想定。起業や独立前の方も対象としています)
  • 契約プラン:定期借家契約
  • 募集賃料:99,000円~(応相談。個室面積により異なります)
  • 専有面積:22.4㎡~51.3㎡(シゴトバおよびエンガワを含む)
  • 初期費用:応相談
  • 専有個室数:6区画(うち3区画は入居内定済)

(※1)エンガワにおける地域密着事業の開業を前提とし、また社会課題等に取り組む意思のある企業や個人のご入居とさせて頂いており、入居時は円卓会議による審査があります。

(※2)入居者の業種や規模は指定しませんが、事業共創パートナーとしての関係を築く想定の下、親和性の有無や競合性の回避の観点から判断させて頂くことがあります。

 (※3)現在、マーケター、クリエイティブディレクター、ライター、フードコーディネーター等、地域事業と親和性の高い業種の方のご入居を歓迎しています。詳細はお問合せください。

  • 名称:清水荘
  • 住所:東京都文京区千駄木2-10-17(千代田線「千駄木」駅 徒歩7分)
  • 営業時間:24時間365日
  • 施設:個室6区画、共用ラウンジ、中庭
  • 企画:ソーシャルデザインパートナーズ株式会社、合同会社MINE
  • 運営主体:ソーシャルデザインパートナーズ株式会社
  • 設計デザイン:合同会社MINE
  • 事業デザイン:ソーシャルデザインパートナーズ株式会社

各社コメント

田中孝佳(ソーシャルデザインパートナーズ株式会社 代表取締役)

オーナーの掲げる地域課題に共鳴し、清水荘の企画から事業デザインまでをサポートさせて頂きました。ビジョンを達成しうる事業形態の議論を重ねながら、こうしてお披露目できましたこと、大変嬉しく思っています。
弊社は、「次世代に向けた地域経済圏の構築」をミッションに掲げており、清水荘プロジェクトはまさにその実現に向けた取組だと考えています。ビジネスデザインでのサポートを通じて、社会に必要な場を事業としても成り立つモデルとして構想しました。こうした場が、千駄木から生まれたことを誇りに感じています。
また、弊社は本地域で古民家バル「muku*roji」を経営していますが、本プロジェクトにおいても清水荘へテナントとして入居予定で、エンガワではブルワリーを開業予定です。また一つ、地域に根差す拠点が増えることで、千駄木での新しい地域経済圏の在り方を模索していきたいと思います。

今回の清水荘のリリースにあたり、本プロジェクトに込めた想いをnoteにまとめましたので、こちらも併せてお読みいただければ幸いです。

三浦圭太(合同会社MINE 代表社員)

これまでMINEとしては、上場企業や大手デベロッパーのオフィス、新築ビルを核とした都市開発・デザイン分野が主なフィールドでした。それもチャレンジングで素晴らしいことですが、清水荘プロジェクトでは、全く新しい取り組みを始めます。地域の困りごとや承継の問題、小さなコミュニティの問題など、経済的な合理性からなかなか省みられてこなかった、ただ、とても大切な問題について、社会資本と経済資本をデザインの力でバランスさせていくことにチャレンジします。
理念の共感があったとしても実際に企業同士のコラボレーションは難しいことですが、同じ清水荘に入居するソーシャルデザインパートナーズ様とは深い共創関係にあり、実業でもコラボレーションが多く生まれていることもポイントだと思います。
当社は清水荘プロジェクトでは、地域経済圏の構築のパートナーさん、地域住民の方などさまざまな方々に働く場所を提供し、オフィスの一階をエンガワとして開放します。
地方と都市の問題に取り組むプレイヤー、地域住民、アーティストなどが混ざりあうゆるやかな場所を作りますので、みなさん遊びに来てみてください。

<以上>


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