クレジットカード決済に対応、指紋センサー付き金属製メタルカードが2024年後半にリリース予定

VOIX編集長 虎さんVOIX編集長 虎さん 公開 ニュース
クレジットカード決済に対応、指紋センサー付き金属製メタルカードが2024年後半にリリース予定

KONA IとIDEX Biometricsの協業による指紋認証付きメタルカードの日本導入

KONA I社とIDEX Biometrics社は、指紋センサー搭載のメタルカードを日本市場に導入するために提携しました。 この新たな金属製メタルカードは2024年後半にリリースされる予定で、EMV決済に対応し、社員証やFIDO対応のIDカードとしても展開されます。日本では、クレジットカードの不正使用が増加しており、この新技術はセキュリティを強化し、顧客体験を向上させることを目指しています。

EMVやFIDO2などの標準プロトコルに対応

両社の技術は、デジタルセキュリティに特化したエンドツーエンドの認証プラットフォームを提供し、EMVやFIDO2などの標準プロトコルに対応しています。日本市場のクレジットカードの年間成長率は8%で、2028年には8,700億ドルに達すると予測されています。この提携は、サイバーセキュリティの脅威に対する需要に応え、非接触型決済の普及が進む中で、安全かつスムーズな決済ソリューションを提供します。

EMV対応とは

EMVはEuropay、Mastercard、VISAの頭文字3文字の略で、クレジットカードやデビットカードの取引において、高いセキュリティを確保するための国際標準です。 EMVはチップとPIN技術を使用してカード情報の不正利用を防ぎます。従来の磁気ストライプカードと比較して、EMVチップカードは取引ごとに一度きりの暗号化コードを生成し、これにより情報の盗難や偽造を大幅に難しくします。EMV対応は、世界中でカードのセキュリティを強化し、カード所有者と事業者の両方を不正利用から守るために広く採用されています。

FIDO2とは

FIDO2とは、オンラインサービスでの安全なログインを実現するための最新の認証標準です。FIDO Allianceによって開発されたこの技術は、パスワードレス認証や二要素認証(2FA)を可能にし、利用者がより簡単かつ安全にアクセスできるように設計されています。FIDO2は、物理的なセキュリティキー、生体認証(指紋や顔認証など)、PINなど、多様な認証方法をサポートしており、これらを使用してユーザーの身元を確認します。この標準は、従来のパスワードベースの認証の代わりに、より高度なセキュリティと利便性を提供することで、オンラインのセキュリティを強化します。FIDO2がサポートされることで、フィッシング攻撃やパスワードの盗難リスクを大幅に減少させることができます。

このニュースのポイント
  • 日本市場向けに指紋認証付きメタルカードを2024年後半にリリース
  • セキュリティ強化と顧客体験向上を目指す技術提携
  • クレジットカード不正使用増加に対応する生体認証ソリューション

 

関連▶メタルカード&かっこいい法人カード 特集

<以下リリース>

KONA I社 IDEX Biometrics社 指紋認証機能付きメタルカードを日本国内導入に向けて協業

国際ブランド決済(EMV)対応の指紋センサー搭載メタルカードを2024年後半期にリリース。社員証やFIDO対応などのIDカードもパートナー企業との協業を通じて拡販を見込む。

KONAI製 指紋センサー内蔵メタルカード (上)表面 (下)裏面

KONA I とIDEX Biometricsは、日本における、EMV決済向けの指紋センサーを内蔵したカードおよび社員証や学生証などのIDカードの市場導入を目指して提携します。日本市場では、クレジットカードの不正使用は前年比30%増の2億9400万米ドルとされ、複数の印刷会社、フィンテック企業、カード会社、銀行、システム会社などが生体認証を使ったソリューション、特に指紋センサーを内蔵した金属製カードに強い関心を示しています。KONA Iは、2024年後半の市場導入を目指します。

政府、官公庁、金融業界、および民間企業の間で高まるサイバーセキュリティの脅威に対するソリューションの需要に応えるため、KONAI社とIDEX Biometrics社は、最先端の安全な生体認証決済及びIDカードソリューションを市場に導入します。両社のスマートカードプラットフォームは、デジタルセキュリティに特化したエンドツーエンド認証プラットフォームを市場に提供します。また、EMV, FIDO2などの標準プロトコルに対応し、生体認証決済カードとの互換性を担保します。その結果、優れたな顧客体験とセキュリティの提供を実現します。

特に日本を含むアジアは、非接触型決済の普及率が高く、決済業界における指紋生体認証のイノベーションをリードしています。 日本ではクレジットカードがキャッシュレス決済の代表的な手段であり、年間成長率8%で成長し、2028年には8,700億ドルに達すると予測されています。KONA Iは、韓国に本社を置き、年間6,000万枚以上の生産能力を持つスマートカード製品を製造するグローバルなスマートカードおよびテクノロジープラットフォームのリーダーです。 急成長している日本市場は、2025年までにKONA Iの事業の30%に達する見込みです。

KONA Iの子会社であるKONジャパン合同会社の代表・カントリーマネージャーである笹井幸一郎は、「IDEX Biometricsとの提携により、日本で急増する生体認証技術を内蔵したスマートカードの需要に対応できるようになりました。特にフィンテック企業、カード会社で需要が高まっているメタル(金属)カードに指紋センサーを内蔵したソリューションについては、国際ブランド決済における非接触化が進展する中で、高額取引を行う際の4桁の暗証番号(PIN)の代わりとして、強固なセキュリティと比類のない価値とユーザーエクスペリエンスを求める富裕層のお客様からの要望が非常に強いです。」と述べています。

IDEX Biometricsの最高商業責任者であるCatharina Eklofは、「KONA Iとともに、サイバーセキュリティ強化のニーズに対応した技術革新で日本に進出できることをうれしく思います」と述べ、「KONA Iとの提携により、スムーズな決済やスマートカードソリューションの需要の高まりに関連するソリューションを提供することで、日本のカード会社、銀行が顧客とのロイヤリティと信頼を差別化し、サポートできるようになります」と述べています。

詳しくは下記までお問い合わせください:

KONAジャパン合同会社

IDEX Biometrics ASA

KONAジャパン合同会社

KONAジャパン合同会社

KONAジャパンはKONAI Co Ltdの子会社です。KONA I Co Ltd(KRX:052400)は、韓国に本社を置く、金融、銀行、公共部門向けのスマートカード、決済ソリューション、サービスの提供に注力するグローバルなスマートカードおよびテクノロジープラットフォームプロバイダーです。IOT、スマートカード、認証など、セキュリティが最も重要視される分野において、技術とイノベーションで社会に貢献することを目指しています。詳細は、www.konai.comをご参照ください。

IDEX Biometrics ASA

IDEX Biometrics ASA

IDEX Biometrics ASA (OSE: IDEX) は、指紋生体認証の世界的な技術リーダーであり、決済、アクセス制御、デジタルアイデンティティに渡る認証ソリューションを提供しています。 当社のソリューションは、利便性、セキュリティ、安心感、シームレスなユーザーエクスペリエンスを世界にもたらします。 当社の生体認証ソリューションは、特許取得済みの独自のセンサー技術、集積回路設計、ソフトウェアに基づいて構築されており、決済やデジタル認証のためのカードベースのアプリケーションを対象としています。業界イネーブラーとして、大手カードメーカーやテクノロジー企業と提携し、当社のソリューションを市場に投入しています。
詳細は、www.idexbiometrics.comをご参照ください。

TRADEMARK STATEMENT

IDEX、IDEX BiometricsおよびIDEXロゴはIDEX Biometrics ASAが所有する商標です。 その他のブランド名または製品名は、それぞれの所有者に帰属します。

<以上>

【プレスリリースの無料投稿窓口】 VOIXプレスリリース

VOIXのリリース受付フォームです。 ご投稿いただいたリリースは審査後、記事としてニュースメディアVOIX上に掲載されます。(掲載料は完全無料です。)

詳しくはこちら
VOIXプレスリリース
無料投稿窓口

※文中の製品やサービスなどの名称およびロゴは、各社の商標または登録商標です。
タグ:

広報・PRご担当者様へ

記事選定/ライター
VOIX編集長 虎さん

VOIX編集長 虎さん

ビジネスニュースにフォーカスし、"次の時代を作るサービス"を特集します。重点領域は「金融」「テレワーク」「スタートアップ」。
リリースをご希望の方
取材をご希望の方
ページトップへ