「Xard(エクサード)」をSansan株式会社が採用し法人カードの新サービスを提供開始
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Xard(エクサード) とは
「Xard(エクサード)」とは簡単にいうと、企業が自社ブランドのオリジナルサービスとしてJCBまたはVisaブランドのバーチャル・リアルカードをスピーディーに低コストで発行を可能にする、株式会社インフキュリオンのカード発行プラットフォームです。
「Xard」が提供するカード発行、利用可否判定、利用履歴照会など様々な機能をAPIを通じて自社のサービスに組み込むことで、例えばFintech企業、金融機関、小売事業者、WEBサービス事業者などが法人カードなどのクレジットカードを独自に発行して自社サービスとして提供できるようになります。
Sansan株式会社が「Xard(エクサード)」を活用し法人カード事業に進出
Sansan株式会社は株式会社インフキュリオンが提供するカード発行プラットフォームを活用し、インボイス管理サービス「Bill One」のオプションサービスとして新たに年会費永年無料法人カード「Bill Oneビジネスカード」の発行を2023年6月1日から開始します。
「Xard」の活用により低コスト&短期間で新サービスをローンチ
Sansan株式会社が新たに提供を開始する「Bill One ビジネスカード」は「Xard」を活用することで、クレジットカードの発行に関わるライセンス取得やプロセシングシステムの開発等の工数を負担せずに、必要な機能をオープンAPIで連携、活用することにより、低コストおよび短期間でサービスインを実現しています。
「Bill One ビジネスカード」は、インボイス管理サービス「Bill One」のオプションサービスとして、クレジットカード決済に関わる業務の生産性を大幅に向上するとともに、インボイス制度と電子帳簿保存法への対応も比較的容易に対応ができる法人カードサービスとして2023年6月1日から新たに提供され、リリース前にもかかわらず既に200社の導入が決定しています。
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Sansan株式会社 代表取締役社長 CEO 寺田 親弘氏のコメント
当社は「出会いからイノベーションを生み出す」をミッションに掲げ、働き方を変えるDXサービスを提供しています。これまで「Bill One」を通じて、企業と企業との出会いの末生まれる、請求書業務のDXに取り組んでいましたが、企業間の決済手段として広がっている法人カードにもアナログな業務課題が存在していることに着目し、
今回「Bill One ビジネスカード」を開発しました。当社が培ってきたデータ化技術を生かして法人カードにおける業務課題を解決するにあたり、インフキュリオン様の法人カード領域における実績と知見に加え、当社のニーズに合わせ柔軟に対応いただけたことが「Xard」を導入した大きな理由です。「Bill One」のサービス成長に向けて、
今後も伴走いただけるパートナーであると考えております。
「Xard(エクサード)」が「2023年度グッドデザイン賞」を受賞
自社オリジナルの”JCB”、”Visa”ブランドのカードを簡単に低コストで発行できる次世代カード発行プラットフォーム「Xard」が「2023年度グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。
従来のカード発行をするためのシステムは各機能が垂直統合されたパッケージとしてデザインされています。 新たに自社オリジナルブランドのカードを発行したい企業にとってはUI/UXの設計やデザインの自由度が低く、またユーザーへのリアルタイム通知などが行えないなど、ユーザーの利便性に課題がありました。
「Xard」は、各機能をAPI化して提供しており、導入企業はUI/UXやデザイン、リアルタイム通知などの各種機能を自由にカスタマイズすることによって、スピーディで柔軟なカード機能搭載したオリジナルカードを自社サービスに自由に組み込むことができるようになっています。
Xard(エクサード)導入企業
- クラウドキャスト:Staple(ステイプル)
- マネーフォワード:マネーフォワードビジネスカード
- LayerX:バクラクカード
- GMOイプシロン
- sansan:Bill One ビジネスカード
グッドデザイン賞審査員による評価コメント
自社オリジナルのVisa / JCBカードを簡単に低コストで発行できるだけでなく、オープンAPIにより導入企業ごとのビジネスにフィットする多様なカード発行を可能とする柔軟性と拡張性のあるサービスデザインが評価された。
グッドデザイン賞ウェブサイト▶紹介ページ